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[今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
★江戸期に角倉了以による開削の歴史をしのんで、高瀬川の二条-御池間で「第二十八回高瀬川舟まつり」が二十三日に催される。
地元住民による銅駝(どうだ)高瀬川保勝会が幅広い団体の協力を得て、毎年秋分の日に合わせて催している。
水運の主役だった平底形状の高瀬舟に乗船できるほか、芸舞妓との船上撮影会、茶の接待(有料)を催す。ステージイベントとして音楽や落語、バルーンアートなどが披露され、チャンバラ教室などを開く。
角倉了以と子の素庵によって慶長年間に開削された高瀬川は、京の市中と伏見を結び、各藩が屋敷を構えた。舟荷の積み下ろしなどに利用された「舟入」は、現在でも「一之舟入」が二条橋付近で国史跡に指定されている。舟まつり会場の南にはかつて角倉邸があった。
舟まつりは、江戸時代に豪商角倉了以が開削し京都~伏見間の重要な物資輸送路となった高瀬川を、より多くの人に知ってもらおうと、高瀬舟の復元を機に、一九九一年から毎年行っています。
見物客は先斗町の舞妓が乗り込んだ高瀬舟に移ってお茶の接待や川面の風情を楽しんだり、舟を舞台に落語やささ舟に願い事を書いて流す催しが披露され、昔の水運の様子を描いて満喫。
なお、「高瀬舟」で知られる「一之船入」とは、高瀬川の水運の起点辺りを言います。
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