お座敷猫くらぶ

お座敷猫くらぶ

★その名はピコ


その命に触れた想い出を大切にしたいなと思いました。
   <2004年5月5日の日記より・・・・>

私が高校生の時の事です。
ウチはペットのお世話が出来ないからという事で
ペット禁止だったんです。
なのにさ、母ったらセキセイインコのヒナを
貰ってきてたんだよー。

私が捨て猫を拾ってきて
絶対面倒をみるから飼わせてくれって
小学生の時泣いて頼んだのに、ダメだった。

知人に押しつけられた形であったとしても
持って帰ってくるなんて、らしくない・・。

卵から孵ったばかりで、エサも自分から食べられない
時だったから、餌をふやかして何時間かおきに
母が食べさせてた。そして手乗りインコとなりました。

よくいるグリーンと白と黒の混ざったセキセイインコでした。
んで、名前をピコちゃんとつけました。
生まれつきちょっと片足が不自由でいつも斜めに
「休め」の態勢してた。ぷぷ それが可愛かったんだけどね。

このピコちゃんなんだけど、実に賢かったのよね。
大人しいし、鳥かごから出しても何処へもいかず
さすがに育ててくれてる母の事わかってて、
いつでも母の後を追っていた。
餌をくれる人が一番エライ人と思ってたんでしょーか。
けっ。
適当に私達にも愛想をふりまいてくれたけど、
肝心な時はちゃんと母の方へ行っちゃうんだよ。
母の得意げな顔に、ふーーんだ!・・してました。

ピコの定位置は母の肩の上。
まー静かなヤツで、肩の上に乗ってるのを忘れるぐらいでした。
気付いたらよく熟睡してましたよ。
机の真中では寝ない。隅っこで小さく丸まって
謙虚なやっちゃ。

よく言葉も覚えたし、家族の何気ない言葉も覚えた。

ピコちゃん!ピコぴーーーーー!!
ティッシュ、ティッシュ!←フンした時に必ず言っていた。

他にもいっぱいいっぱい言葉を覚えて
よく独り言?!をブツブツ言ってました。

夜でも  「ピコちゃん、おはよーっ!」 ^_^;

物語も少々・・

ある日おじーーーさんと、おばーーーさんがいました・・
ゴニョゴニョ・・おじーーーさんは山へしばかりに
おばーーーーさんは川に洗濯を・・・ゴニョゴニョ・・
 ↑
時々おじいさんとおばあさんの仕事が入れ替わってたり・・
勝手につなげたお話だったり^_^;意味不明

みかんが大好きで、みかんの皮を剥いてたら
目をむいて突進してきてました。皮の中の白いふわふわの
筋のところが好きでよくしがんでましたっけ。
なんで果肉の方じゃなかったのだろ
けったいなヤツですヽ(・_・;)ノ

ある日、玄関から外へ出て引き戸を締めた母の足元で
「ビギビビーーーー!」と・・・
母は気付かなかったんです。後追いしたピコが足元にまで
来てたなんて。
そこには、小さく震えて力をなくしたピコがいました。
鳴き声もかすかに弱くなって、体全体で息をしていました。

母のショックは大きかったです。二日間一生懸命
看病したけれど、とうとう冷たくなってしまいました。

私も妹もすごく泣きました。ひょっとしたら
生きかえらないかと温めたりしたけれど、やっぱりダメだった。
家の横の花壇にそっと埋めてやりました。
天国行けたかなー?

うちにはピコ以外にもセキセイインコが増えてて
第二のピコを育てようと何羽かヒナを手乗りにしたんだけど
あきませんでした。あとのヤツらはアホばかりで
話になりませんでした。雲泥の差なの。
せめて名前覚えんかいっ!って
努力してもしらーんぷりなのさ。(# ̄ ▽. ̄#)ぼけぼけ

ああ初代のピコは賢かったよなーーー・・と
家族み~んな言う事は同じでした。
思い入れもいっぱいあったからだと思うけれど、
普通のセキセイインコからすれば
迷惑だったかもしれない。
こんなもんよ・・・とつぶやいてたかも。┐( ̄_ ̄;)┌ ?


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