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テヘランの南側、決して豊かとはいえない下町にアリは住んでいた。
妹の靴を修理してもらい、買物をして帰ろうとした時に気付いた。
「靴の入ったポリ袋がない。」
自分も妹も持っている靴は一足だけ。アリはどうすればいい?

イラン映画をノベライズしたものです。
もう何年か前に、岩波ホールだかで『青空はぼくの家』(スラメット・ラハルジョ・ジャロット監督)という映画を観て、「イランの子供を主人公にした映画はあなどれん!」と思っていました(が、ググってみると、インドネシア映画だったことが判明、笑)
そんなこんなで、実はイラン映画を観たことはないのですが、編訳の青林さんの解説をみると「子供を主人公にすると、イスラムの細かい検閲がゆるやかになる」という側面もあるようで、子供をモチーフにした映画には長い歴史がある、とのことです。

私はもともとオリジナル重視なところがあって、小説化、映画化された(後発の)ものには触手は伸びないほうなのですが、この本の薄さ(200ページない)と題名にひかれてこの本をとりました。

ちょっと内容も薄いのかなと思いましたが、そんなこともなく楽しめました。【金魚】の存在感がイマイチですが、きっと映像だともっと訴えかけてくるのでしょう。
貧富の差、健気な兄妹、といったようなことは一つの主題だと思いますが、ただ表面的に書かれているのではなく、また、なかなか一筋縄ではいかないところもあり、考えさせられます。
靴が一足ずつしかなくても、毎日の生活が苦しくても、この家族はとても幸せそうです。

妹への思いやり、父母への感謝の念。
健気さ、素直さ、純粋さなんてものは
自分に一番かけているものだから余計に愛しく感じてしまいます。

観たい映画やら、ビデオやらがいい加減たくさんたまっているのですが・・・
本を探すのはいくらでもやるけど、こっちは苦手です。
映画館まで行っちゃえば逆に観るしかないのでいいいのですが(笑)
ビデオとかドラマって、どうも観るぞ!と踏ん切りがつかない(苦笑)なんでだろう?

この本を読んで数日後、テレビで貴理子(字OK?)がこの映画を大絶賛してました。
聞いたことのない題名だったのですが(私の映画の知識はかなりあやしい)
結構メジャーなのでしょうか?






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最終更新日  2003年08月01日 22時43分04秒
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