キャスト
アキレス(英雄) ブラット・ピット
パリス(トロイ王子) オーランド・ブルーム
ヘクトル(トロイ王子) エリック・バナ
ヘレン(スパルタ王妃) ダイアン・クルーガ
プイアモス(トロイ王) ピーター・オトゥール
オデゥセウス(ギリシャ知将) ショーン・ビーン
アガメムノン(ギリシャ総指揮者) ブライアン・コックス
メネラウス(スパルタ王) ブレンダン・グリーソン
他
ストーリー
トロイの王子パリスがスパルタ国の王妃へレンを略奪。 ギリシャとトロイの同盟は崩れ、文明を焼き尽くす壮大な戦争へと
発展した。
つきうさの感想
まずは壮大なお話し&映像でした。戦いの場面は迫力大有り。
ブラピの肉体美と演技力を見せ付けられましたね。
オーリーは「パリス」というキャラが、女好きの放蕩者で
根性ナシなんて人物だから「しっかりしろよ!」って印象
でした。
LOTRのレゴラスやPotCのウィルと比べると、ちょっと弱い
かな?
ラストのシーンでは少しは強くなってたけれど。
王妃を獲られたメネラウスとの戦いで兄のヘクトルの足に
しがみ付いた時は、ガッカリしちゃった。メネラウスが
「こんな男がいいのか!」と言った時は“同感”と思いました。
オーリーFANにはちょっと過酷な役どころかもね。
でも、矢を放つ場面が最後の方にあって、これはさすがに
サマなっておりました。レゴラスを彷彿とさせます。
オーリーより目立ってたのは、ヘクトル王子のエリック・
バナでしょう!
彼は勇敢なトロイの王子でした。いつも人の為に戦って来た人。
今度も弟パリスが招いた戦いを、一身に受けて立っています。
アキレスに一目置いて、重要人物だと常に意識してる。
アキレスとの戦いでは「勝ってくれー!」って思ってしま
たほど。なんで死んじゃうの~~。(T_T)
トロイの王様役のピーター・オトゥール。さすがの存在感。
そこに立っているだけで王の威厳があるのです。細い体を
されてるのにね。
日記にも書きましたが、アキレスにもって行かれたヘクト
の遺体を引き取りに行く時の演技が素晴らしい。
父の悲しみ、王としての悲しみ。それに人としての礼節を
敵に跪き、決して怒りを面に出さず、それでも絶望の顔で
語る場面は泣けますよ~。
愛がテーマの映画ですね。やっぱり。パリスやアキレスの
愛の他にも(アキレスもトロイの巫女に心奪われる)
ヘクトルの妻や子どもにかける愛情。人々が愛するものの為
に愛する国の為に戦う姿。
国王が民にかける愛情(アガメムノンは違うけど)。
そこここに愛が見え隠れします。
ひとつ面白いなと思ったのは、古代から死人には三途の川を
渡るために渡り賃を持たした、という事です。
映画では死んだ人を火葬にしたのですが、目に一個ずつ、
コインを置くのです。冥土の川を渡る為に。
私は最近、近しい人のお葬式に行った事はないのですが、
確か、祖母や祖父が亡くなった時、棺に小銭を入れていた
記憶があります。両親に聞けば「三途の川を渡る時にいるの
よ」と答えが返って来た記憶がある。
神話も国によって、出て来る神の名前は違うけれど、役割は
ソックリだったりしますよね。アポロン=太陽神=天照大御
神 とかね。
知れば知るほど奥が深いんですけど、今は時間がないので
深いところは後回し。
まぁ、見ておいて良かったと思える映画でした。
LOTRの「ボロミア」役だった、ショーン・ビーンが出て
たのも嬉しいところです。って、私は映画が終わってから
友達に教えて貰って「えぇー!そうなん?」と気付いた
マヌケ者でした。オデゥセウスという重要な役であったのに
も関わらず・・・ ガガーン。(T_T)
やっぱり、もう1回観ようかな。 ---終わり---