キャスト
フランク・ホプキンス ヴィゴ・モーテンセン
ヒダルゴ(マスタング馬) J.J
シーク・リヤド(アラブ族長) オマー・シャリク
ジャジーラ(シークの娘) ズレイカ・ロビンソン
ストーリー
勝ち残った者には巨額の富と最高の名誉を。敗者には死あるのみ。
千年の歴史を誇るレース<オーシャン・オブ・ファイヤー>
参加資格があるのは王の血族と高貴な血筋のアラビア馬のみ。
そこに、史上初の例外、フランクとヒダルゴが。その行く手に
待ち受けるのは、死の砂漠〔ルプアルハリ〕、砂悪魔〔ジニス〕、
毒の母の意味の流砂地獄〔ウルアルサミム〕、そして、大自然より
恐ろしい、人間の邪悪な野望だった。
つきうさの感想
ロード・オブ・ザ・リングのアラゴルン役で、一躍有名になった
ヴィゴ・モーテンセン。彼の乗馬とアクションが見られるのを期待
して行きました。予告編も見たい気持ちをそそられるものでありまし
たからね。
驚きだったのは実在する人物&お話だった事です。てっきり、作り話
かと思ってた。無知(~_~;)
見るまでは、馬のレースを重点に置いた映画かと思ってたのですが、
結構、その過程の人間ドラマが多かったですね。それぞれの馬を
勝たせたいが為に人を陥れるとか、権力を手に入れる為に略奪する
とか、砂漠の自然も怖かったですが、人の心の中の悪魔の方がより
恐ろしい。
ヴィゴはさすが馬好きとあって、乗馬姿は最高です。見ていて気持ち
がイイ!愛馬ヒダルゴを鞭打って駆け抜ける姿は圧巻。
今回、剣は持たないけれど拳銃捌きもお見事!メッチャ、サマになっ
てました。
それにも益して感動したのはヒダルゴの演技です。お馬さんがあそこ
まで、演技出来るものなのでしょうか?馬は頭がイイって言います
ものね。罠にかかって、槍が体に刺さった時は可哀想で見ていられ
なかった。
活劇あり、ロマンスあり、ちょっと笑えるシーンもありで見応えあり
ましたね。
映像も綺麗でしたし。砂漠ばかり駆けていた二人がレースに勝って、
海の浅瀬を走っていた時は見ていても気持ち良かったです。
みんなが喜んで駆けてきてくれたし。フランクが雇い入れた奴隷の
二人の嬉しそうな顔がいつまでも、目に焼きついています。
最後、ヒダルゴが仲間の元に帰っていく時のシーンは泣けました。
フランクを振り返り、「いいの?」っていう、あの表情!う~~ん
たまりません。マスタングの野生馬として生きたんですね。もう、
自分がいなくてもフランクは大丈夫と思ったに違いない。そういう、
馬なんですよ。
日本向けのタイトルは「オーシャン・オブ・ファイヤー」だけど
原作は「HIDALGO」ヒダルゴ・・・馬の名前なんですよ。
私は見終わった後、「ヒダルゴ」のほうが正解だな、と思った。
見て損しない映画でした。本当はもう1回くらい見たかったのですよ。
何故って、アラブ人がみんな同じ顔に見えて、誰が誰だか今ひとつ
理解出来なかったから。
でも、行く機会がなかったので、レンタルが出たらそれを借ります。
そして、DVD購入となりますかな?
---終わり---