眼科医のひとり言

眼科医のひとり言

眼瞼裂傷(涙小管断裂)



(原因)
・眼瞼(まぶた)の外傷で最も重要なのはまぶたの内側(目頭)のところにある涙小管の断裂です。

(症状)
・涙小管は目にたまった涙を鼻の奥へ流す管です、ここが障害されると涙が行き場を失い、常に涙っぽい状態になってしまいます。

(診断)
・涙小管に細い管を通して水を流すと、通常では喉の奥に水が出てくるのですが、涙小管が断裂していると断端部から水が、漏れだしてくるのがわかります。

(治療・予後)
・診断がつき次第手術を行い、涙小管を再建することが必要です。
通常は局所麻酔で行います、切れてしまった涙小管を縫い合わせて、中にシリコンのチューブーを通しておきます。
チューブは2週間から1ヶ月後に抜き取ります。




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