オルフェの日記

オルフェの日記

2017年06月02日
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カテゴリ: HiGH&LOW
『HiGH&LOW THE RED RAIN』のDVDレンタルが開始した
それを記念してなのか、TAKAHIROと登坂くんの特別インタビューが掲載された
おもしろかったので紹介しちゃいます



総合エンタテインメント・プロジェクト「HiGH&LOW」の劇場版第2弾「HiGH&LOW THE RED RAIN」で兄弟役を演じたEXILE TAKAHIRO(32)、三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEの登坂広臣(30)が、モデルプレスのインタビューに応じた。

映画「HiGH&LOW THE MOVIE」に続く「HiGH&LOW」シリーズ劇場版第2弾である今作は、次男・雅貴(TAKAHIRO)、三男・広斗(登坂)、長兄・尊龍(斎藤工)の「雨宮兄弟」がメイン。突如姿を消した長兄・尊龍の「もうひとつの顔」に迫りながら、いつも無邪気に弟を笑わせる次男・雅貴(TAKAHIRO)、そして兄2人とは血が繋がっておらず、感情を表に出すことのないクールな三男・広斗(登坂)の3兄弟の絆を描いた物語。

このたび、6月2日より今作のレンタルリリースが開始。今回は、これまで明かしていなかった撮影時のエピソードや、主題歌との“運命的”な出合い、そして最近の“雨宮兄弟”の交流について語ってもらった。


◆雅貴と広斗“雨宮兄弟”の絆の強さはどこから?
― お2人が演じた雅貴と広斗は対象的な性格ですが、映画を拝見すると「やっぱりこの2人は兄弟なんだな」と感じる場面が多くありました。お2人からご覧になって、あの2人の“兄弟っぽさ”というか、似ている部分はどういうところでしょうか?

TAKAHIRO:やっぱり雅貴と広斗は血が繋がっていない分、本当の兄弟よりももっともっと気持ちの面で繋がりあっている。幼少期からのいろんな境遇や、兄貴(尊龍)がいてこその感じだったり。「HiGH&LOW」から「HiGH&LOW THE MOVIE」「HiGH&LOW THE RED RAIN」、ドラマから映画へシリーズを通して演じてきたからこそ、どんどん絆も深くなり、“兄弟感”を強く見せることができたのかなと思います。
男兄弟ならではの、血が繋がっていないからこその絆というのが雨宮兄弟の強さでもあるのかなっていうのは僕らも感じていましたし、演じていく中でもどんどん腑に落ちていった点がたくさんありました。

― 雅貴が自分で自分を“お兄ちゃん”というところがいいですよね。

TAKAHIRO:そうですね。それは多分、血が繋がった本当のお兄ちゃん(尊龍)がいて、広斗が自分よりそっちのお兄ちゃんの方を慕っていることを気にしているからだと思う。兄弟の真ん中として、すごく憧れている部分はきっとあったと思います。「いつお兄ちゃんって呼んでくれるのかな」って(笑)。

― 広斗に“お兄ちゃん”と呼んでほしい気持ちの表れだったと。

TAKAHIRO:はい。雅貴はそういう性格なのかな、という気がします。僕が雅貴の立場だったら、ああなるなと思うので。

― そういうところは、雅貴のすごく可愛いところですよね。

TAKAHIRO:そうですね。広斗が冷たいんで。

― (笑)。広斗のキャラクターとのバランスを取ったということでしょうか?

TAKAHIRO:そうするつもりはなく、気づいたらそうなっていましたね。ああなるのかなとは思っていたんですけど、広斗の冷たさに引っ張られました(笑)。

― と、お兄さんがおっしゃっていますが登坂さん、いかがですか?

登坂:そうですね。そもそも「HiGH&LOW」シリーズが始まった頃は、長兄の尊龍がいる3兄弟というより、まず2人だけの“兄弟感”を作っていたんです。そこから「HiGH&LOW THE RED RAIN」に入って、やっと長兄が出てきた。そこで工さんが演じてくれた尊龍というキャラクターを見て、TAKAHIROさんと2人で作った“兄弟感”は正解だったと自分自身でもすごく感じることができたんですよね。「尊龍がああいう性格だったから広斗はこうなったんだな。逆に血が繋がっているから雅貴はこうなんだな」と納得できる部分がありました。でも、血が繋がっていない広斗が一番長兄に憧れていて、彼のような性格になっているっていうのは…。

TAKAHIRO:偶然だよね。

登坂:偶然ですね。スタートしたときはそこまで考えていなかったんですけど、実際に工さんが撮影に入ってきて、雨宮兄弟が3人になったときに“全部の点と点が線として繋がった”じゃないですけど、演じていて「なるほど」とリンクする感じはありました。

― 3兄弟のキャラクターや関係性というのは、最初から意図していたものではなかったんですね。

TAKAHIRO:狙ってやったわけでもなく、本当に偶然の産物。登坂とは日頃からプライベートでも飲みに行ったりしていて、それを活かしつつ、この役をお互い全うできればいいなという思いがあったので、そうしたら工さんが入ってきてくれて、おのずと答え合わせができた。「これでよかったんだ」って。今までやってきたことは間違ってなかったんだと確信しました。

― 現実のお2人の性格も対照的だったりするんですか?

登坂:そうですね…。

TAKAHIRO:でも、女性は好きですね(笑)。

― そこは役と一致しているんですね(笑)。

登坂:TAKAHIROさんは雅貴のままというか、普段からあの感じ(笑)。あんまり演じていて違和感がないですし、僕自身もそう。ただ、僕はあんなに冷酷ではないですけど(笑)。そもそもプロデューサーでもあるHIROさんが、普段僕達がプライベートでも一緒に過ごしているのを知っていて兄弟役にキャスティングしてくださったというのもあって、すごくやりやすかったです。


◆挿入歌『THE RED RAIN』との“運命的”な出合い
― 今回は主題歌『TIME FLIES』と挿入歌である『THE RED RAIN』をご一緒に歌唱されています。役としてだけではなく、一緒に歌ったことで改めて再発見できたお互いの魅力はありましたか?

TAKAHIRO:『TIME FLIES』は、僕がEXILEとはまた違った畑で活動しているACE OF SPADESというロックバンドとPKCZ®がコラボレーションして、登坂がフィーチャリングで参加してくれた楽曲。「HiGH&LOW THE MOVIE」のときにも『SIN』という曲で一緒にやったんですけど、『TIME FLIES』は、ACE OF SPADESがこれまで発信してきた土臭くゴリッとした力強い王道ロックに、PKCZ®の世界観と登坂の歌声が混ざり合うことでいい化学反応を起こし、ロックサウンドとダンスビートの融合を体現した、斬新でスタイリッシュなデジタルロックになっています。どちらかの色に合わせないといけないとかそういうこともなく、お互いの良さを上手く融合できたかなと思います。
カップリング曲の『THE RED RAIN』は、登坂が「この曲どうですか?」と提案してくれた曲なんです。聴いた瞬間から、ひと聴き惚れしてしまったというか。それで2人でHIROさんに提案させてもらいました。

― レコーディングはいかがでしたか?

TAKAHIRO:レコーディング中はお互いいろんな発見がありつつ、アーティスト半分のキャラクター半分という、なんだか不思議な気持ちでした。アーティストとしても役者としても、いろんな吸収ができた活動でしたね。『THE RED RAIN』は、まだ一度もファンの皆さんの前で披露したことがないので、機会があればいつか披露したいなと思っています。

― ぜひ!登坂さんはどうでしたか?

登坂:僕もこの「HiGH&LOW」シリーズを通して、改めてTAKAHIROさんと一緒に歌わせていただくことができてとても光栄でした。毎回飲みの席なんかでは「一緒にやりたいですね」みたいなお話はさせていただいていて、よくカラオケでも一緒に歌ったりしていて。

― 一緒にですか!どんな曲を?

TAKAHIRO:いろいろ歌うよね?

登坂:いろいろ歌います。それこそEXILEの…。

TAKAHIRO:一章のときの曲!

登坂:逆に三代目の曲も。

TAKAHIRO:『花火』を歌ったりしました。

登坂:声質がすごく似ているというのもあって、「一緒にハモったりしたら綺麗ですよね」という話もしていたんですけど、今回それがこうやってひとつの形になった。特に『THE RED RAIN』というバラードを一緒に歌えたことは、自分自身めちゃくちゃ嬉しかったです。

― その『THE RED RAIN』は、登坂さんからTAKAHIROさんに提案されたということですが、この楽曲のどんなところにピンときたんでしょうか?

登坂:さっきTAKAHIROさんのお話にもあったように、撮影中に「曲はどういう感じがいいんですかね?」という話はよくしていたんです。テーマ曲も2人で作るものになるだろうと思っていたので、昔もらったデモ曲を聴き返したりして今回のストーリーに合う曲を探していました。それで、そのデモ曲の中にあった『THE RED RAIN』をたまたま移動中に聴いて。映画の世界観にものすごくハマるなと思ったので、TAKAHIROさんに相談したんです。

TAKAHIRO:前からお互いイメージは話していたんですけど、まさにハマる曲だなと。ピンときましたね。

― デモ曲をそのときに持っていた、というのも運命的ですね。

登坂:そうですね。この曲は、三代目で出すのか、ソロで出すのかわからないけれど、いつか絶対に世に出したいとずっと思って大事にしていた曲。そうやってあたためてきた結果、TAKAHIROさんと歌う曲として形になったのは、ある意味運命的だと思っています。

TAKAHIRO:これで三代目のライブに出るきっかけができた(笑)。

登坂:出てくれるんですか(笑)?でも本当に運命的でした。レコーディングした直後に、工さんにも「劇中歌、この曲になりました」と知らせたら、すごく感動してくださって。

TAKAHIRO:すごく文学的な感想が返ってきたよね。

登坂:送ったタイミングがちょうど、工さんがこの作品のアフレコ録りに向かう最中だったらしいんです。僕は知らなかったんですけど、「ちょうど今からアフレコを録るのに気持ちを作るところだったから、このタイミングで聴けるなんて最高です」と。そういう細かいタイミングが1個1個繋がったというのはなんだか不思議に思いますし、縁がある曲だなと思いました。


◆“雨宮兄弟”の近況 3人でカラオケへ
― 最後に描かれているアイスのシーンなど、2人のアドリブシーンはファンの間でも大きな反響を呼んでいます。最近の雨宮兄弟でのプライベートな交流があれば教えてください。

TAKAHIRO:最近、意外とスケジュール合わずあんまり一緒にいる時間がなくて…。でも、登坂はツンデレというか結構つれない感じですね。

登坂:そんなことないです(笑)。

TAKAHIRO:そういったところは広斗と彼の共通点なのかなぁとは思いつつ、たまにスケジュールがあって、食事に行くとドキドキしちゃって。

― ドキドキしちゃうんですか(笑)?

TAKAHIRO:でも彼は、クールで落ち着いてるので。俺ばっかり話し続けて、途中で「話しすぎた!恥ずかしい!」とハッとするというか(笑)。

登坂:絶対そんなことない(笑)。

TAKAHIRO:それで恥ずかしさを埋めるようにお酒を飲むという悪循環。今年頭に、雨宮3兄弟で飲みに行ったんですよ。工さんも口数が少ないタイプですし、登坂はこの落ち着きっぷり。また俺ばかりが話し続けて。

登坂:(笑)。雨宮兄弟そのままですよね。お寿司屋さんに行ったんですけど、工さんもすごく面白い方なんですけど、口数はそんなに多くなく本当に尊龍っぽい。僕もまぁこの感じなんで、(TAKAHIROさんが)場をすごい盛り上げてくださって。

TAKAHIRO:それも静かにね。寿司屋だから静かなんで、トーンがこう…緊張するトーン(笑)。そこからまた恥ずかしくなってガンガン飲んでいたら酔っ払ってしまって(笑)。

登坂:でもすっごい楽しかったです。

TAKAHIRO:工さん、日頃お酒飲まないんですけど、あの日は少し飲んでくれていたよね?

登坂:本当に体質的にも飲めない感じみたいなんですけど、そのときは「ちょっと自分も…」って感じで飲んでくださって。その後はそのまま3人でバーに移動してカラオケもしました。工さんも歌ってくれました。

― 斎藤さんは何を歌われたんですか?

TAKAHIRO:何歌ったっけ!?

登坂:「アナ雪(アナと雪の女王)」の主題歌の『Let It Go』。

TAKAHIRO:(笑)。

― 『Let It Go』ですか?意外ですね!

登坂:また上手いんですよ、歌が。セリフのところもちゃんとやってくれました。

― そこも本気で。

TAKAHIRO:もうさすが役者さん。

登坂:楽しかったです。

TAKAHIRO:ゲラゲラ笑ったよね(笑)。

◆TAKAHIRO、斎藤工化計画 登坂の反応は?

― 尊龍を演じた斎藤さんは、お2人にとってどんな存在でしたか?

TAKAHIRO:僕らは先に撮影していたんですが、その後に工さんが入ってきたことで現場に尊龍の魂がすっと入って。本当に男でもみとれるほどかっこいい方で。尊龍という役ももちろんそうなんですけど、工さん自身の男らしさや隠しきれない色気が溢れているというか。それがこうまたアダルトな雰囲気で、単純に自分にないものをすごく感じて、憧れますよね。それで、登坂に1回相談したんですよ。「俺、ああなりたい。俺、ちょっと1回ああなってみる」って。「話すトーンを抑えて、口数も減らして、話す内容もちょっと考えるわ。工さんみたいにやってみる」みたいなことを言ったら、本当にもう…笑い飛ばされて。

登坂:(笑)。一番笑ったな、あれ。

TAKAHIRO:傷つくレベル。笑い飛ばすってこういうことだなと。

― でも、TAKAHIROさんも色気は十分おありじゃないですか。

TAKAHIRO:いやいや(笑)。

― (笑)。登坂さんはどうでしたか?

登坂:「HiGH&LOW THE RED RAIN」まで、TAKAHIROさんと2人で雨宮兄弟をやってきて、工さんの尊龍は本当にその2人を足したようなキャラクター。尊龍さん、というか工さんのシーンをモニターでTAKAHIROさんと見ていて、「かっこいい…!!」ってよく話していました。

TAKAHIRO:言ってたね。監督よりも先に「いや、さっきのテイクのほうがいい!」とか(笑)。

登坂:そうそう。何テイクか撮っていたんですよね、そのシーン。

TAKAHIRO:しかもまた、なんか“持ってる”んだよね!良いところで風が吹いて、前髪がフワッとかなるんですよ。それは「HiGH&LOW THE MOVIE」の方に出てくる最後の煽りのシーンだったんですけど、そこからちょっと心を持っていかれちゃって。登坂と「これはちょっとやばいね」って話して、僕らも置いていかれないようにかっこよく映らないとって、すごいジム行ったよね。

登坂:行きました(笑)。


― 楽しいお話ありがとうございました!

TAKAHIROが持ち前の明るさで話を盛り上げ、その隣で楽しそうに相槌を打ち、ときにツッコミを入れる登坂。“阿吽の呼吸”で互いに話を補いあいながら、思い出話はどんどん広がっていった。そうして目の前で会話が膨らんでいく様は、あのアドリブでアイスを奪い合うシーンのようだった。
また、インタビュー中、2人がおそらく無意識に同じ仕草をしているのを目撃したときには「やっぱり2人は兄弟!」と感動。

スケールアップした戦闘シーンやお馴染みのバイクで並んで疾走するシーンはもちろんだが、そんな2人、いや3人の“兄弟感”が垣間見えるシーンにも注目してみてほしい。(modelpress編集部)






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最終更新日  2018年05月20日 19時21分22秒
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