お空のあいちゃん

お空のあいちゃん

同じ病室の赤ちゃん



一番左のベットの子はこの日、退院して行きました。 この子は白人の女の子でした。 この子は心臓とお腹の手術をして、2ヶ月で退院できたのだと教えてもらいました。 2つの手術をして、2ヶ月で退院できたのだから、私達も大丈夫、と、主人は自分に言い聞かせるように、私と隣のベットの女の子のお母さんに言いました。

一番左のベットにはその日の夜、次の患者さんがはいりました。 こんどは黒人の女の子の赤ちゃんでした。 その子は緊急な手術が必要なようで、次の日に手術を受ける事になり、先生と看護師さんたちが、あわただしくその子の診察にあたっていました。

NICUの33のベットが開くということは、私達が通った7日間で一度もありませんでした。スパニッシュの女の子と黒人の女の子が、無事退院したかどうかはわかりません。 あいちゃんは2人より先に、病院とさよならすることになってしまったからです。 2人とも元気ならもうおしゃべりのできる歳でしょう。元気で会って欲しいと、心から願っています。




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