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清瀬の絵画グループの展覧会が4月24日(水)から28日(日)まで、西部池袋線清瀬駅より徒歩10分の欅通りの郷土館で開催されます。武蔵野美大の遠藤先生の毎週金曜日の油絵教室の作y品です。只今、下記のどれを出そうかと思案中です。5~10分クロッキー 水彩及びパステルターバンの少女静物花椿静物実りの秋仏蘭西人形
2013/04/21
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ブログ更新を怠けてすみませんでした。写真が一杯になってつい億劫になっていましたが、過去の写真を消して、今年はふたたび、絵日記に挑戦するつもりです。金曜日に待ちかねていた今年最初の絵画会に出かけた。切子ガラスは透明感と光の反射が美しいモチーフ。ワインの瓶、鉄のぽっと、サラの上の果物。それらが、縁に凹凸のあるテーブルに載っていた。個々の質感を出すように努めながら、まず縦長の一枚を描いた。F8号を、3時間で描き上げるので、一心不乱。油絵 「切子ガラスのある静物」翌週も、再度、切子ガラスに惹かれて横長で挑戦した。通常は単純な壁で背景を仕上げるが、折りしも、、窓の外は初雪が舞って木々が白く淡く光っていた。背景にカーテンを書き加え、雪の白く光る木々を描き加えてみた。静物は、同じ色を隠し味のように分散させると、個々の物が孤立せずに弦楽合奏曲のように響き合ってくる。最初の絵の場合は、赤や茶をできるだけ色んな物に含ませて描いた。全体が溶け合った意図した響きが生まれると、しばらくは幸せな気分になれる。しかし、1週間もすると、思いがけない欠点が見えてくることもあり、完成にはなかなか至らない。油絵 「雪降る窓辺」二枚目の横長の絵は、いっそ、皿の上の果物を取り去った方が、切子ガラスが映えて、すっきりするかなと迷っている。デザイン・アート部門のプログランキング。ブログが気にったら見る度に1回ポチっとしてください。
2012/01/21
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長い間、とりつかれていたものから解き放たれて自由になった。誰でも、そんな体験があるのではないか。最初の体験は、岡本太郎の「今日の芸術」だった。昔はどこの家にも、床の間があり、掛け軸の書などがあった。皆がありがたいものと言うが、何が書かれているか誰も知らない。太郎は、自分が認識出来ないものは石ころと同じで無意味なものだと。そんな無意味なものを多くの人が理解出来ぬのに有難がってると。この本を読んで、初めて自信を持って自分の足で歩き始めた。水彩画 「西洋人形」最近、二度目の転機が訪れた。絵を描くと言うことは、対象の形や色に囚われず、対象から得た感動をきっかけに、より響きのある高みまで、どれほど自由自在に好きなように描けるかと言うこと。ピカソの前例があるものの自分がどうしたら出来るか方向が定まらなかった。それが、ようやく出来るような気がしてきた。そうしたら、猛然と創作意欲が湧いてきた。今までたちふさがっていた壁が無くなった。いろんなものを違った角度から描いてみたい!自由に描くと言うことが、とても楽しい。油絵 「小さなピエロ人形」デザイン・アート部門のプログランキング。気に入ったらクリックしてください。
2011/12/17
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毎週、水曜日の夜、欠かさず出席するデッサン会。絵を教えている先生も多数いるが、初心者クラスも参加可能。皆、それぞれ、絵画への情熱があることが共通点。視線が合うとにっこり笑顔を交わし、黙々とデッサンに励む。各方面で活躍している皆が個性的な絵を展示するのが、この本展。西武池袋線で池袋から20分の東久留米駅から4分の成美会館で11月2日から6日まで行われます。私は日曜日の午後、5時までいます。最近、一作毎に変わる油絵を描くのが楽しくて。添付の絵は、最近描いて気に入っている烏瓜です。下記は、過去のこの絵画展の作品の一例です。清瀬デッサン会絵画展
2011/10/29
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示現会の夏期講習の最後の日は、日比谷公園で野外スケッチ会だった。どこを描こうかと迷ってたら園内に花がいっぱいのレストランが。描き始めたら、示現会のトップ、札幌の街並みを描く日展の画家樋口先生が、見回りにこられた。白い号キャンバスがなかったので、人形を描いた絵を、つぶそうとしていたら、「その人形の絵、良く描けているのに潰すの?もったいないね。」と。日展の偉い先生に潰そうとする絵をほめられたので、びっくり。気をよくして2時間で描きあげた一枚です。今にも雨が降りそうな曇り空だったので太陽の光が描けなかったけど、10年ぶりに心地よく描いた油絵の風景。「花のレストラン」 10年前より素早く描けたのは、たぶん、その間に、たくさんの絵を見て描き方を学んでいたのかもしれない。失敗すると取り返しがきかないので慎重になる水彩画よりやっぱり油絵が伸び伸びと自在に描けるなと思った。世界堂に100号までのキャンバスをたくさん注文しました。いま、油絵を描くのが楽しくてしかたがない毎日です。デザイン・アート部門のプログランキング。ブログが気にったら、クリックしてください。
2011/08/08
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5日間、油絵で、裸婦と着衣を同時に描いた。示現会の夏期講座。午前中は裸婦、午後は着衣を選んだ。参加者は、圧倒的に着衣が多くイーゼルを立てる隙間がわずか。なぜなら裸婦だと、人体の狂いが一目瞭然でわかってしまう。それに裸婦は肌の色だけで結果をださないといけない。着衣は服の色や形で多様に表現できる余地がある。これは、前回の日記の前に描いた作品。こちらが裸婦の作品。私の裸婦は、いつも豊満になってしまう。小さい頃、私は今と違ってモヤシと言われるほどほっそりしていた。そのせいか、今でも八頭身美人より、ふっくらした平安朝美人に憧れるよう。デザイン・アート部門のプログランキング。気に入ったらクリックしてください。
2011/08/05
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先週は、6日間、油絵三昧。午前も午後も油絵を描いていた。これほど、絵画に没頭したのも久しぶり。楽しかった。きっかけは示現会の油絵夏期講習で場所は池袋の示現会絵画研究所。指導は、示現会のトップの理事クラス、日展会員の画家も総動員。毎日、入れ替わり立ち代りで、直接指導してくれた。これほど親切に油絵をおしえてくれる絵画会は珍しい。午前中は裸婦、午後は着衣、土曜日は日比谷公園で風景画と通常3枚。だけどもったいないので、私は合計5枚描いた。40名の参加者の中には九州から来た人もあって大盛況。いろんな人の描き方が参考になった。また、いろんなプロの画家の視点からの講評は、かなり自分が気付かないことがあって、参考になった。この絵、気に入っていたけど。。。。講評では、顔や人体は良く描けている。だけどこれだけ描けているのに、背景の色が服と同じで人物を浮かび上がらせていないと。言われてみれば、確かに!日展などの入選作品を見直してみると、背景を人物と同じくらい描きこんでいた。これが一番の収穫。いま、いろんな絵を見てこの課題に取り組んでいます。10数年、パステルや水彩画に熱中して遠ざかっていた油絵。やっぱり油絵を描かなければと再び意欲が湧いてきました。デザイン・アート部門のプログランキング。ブログが気にったら、クリックしてくださいね。
2011/08/02
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俳句は不思議な生まれ方をする。必死に作ろうとしたり、がちがちの頭では、生まれない。ちょっと、斜に構えて、自分を離れて自分を見るくらいのゆとりがいる。激しい感情の渦中にいては、俳句は生まれない。悲しい時、悲しいと言えるのは歌人。月見れば千々にものこそ悲しけれ我が身一つの秋にはあらねど 古今集俳句はたった17文字。悲しさを悲しいと言ったらそれまで。みもふたもない。悲しいとはひとことも言わず、他のことに置き換えて、さりげなく、しかし読めば読むほど、深い悲しみが余情をもって溢れるような、それが俳句である。あるほどの 菊投げ入れよ 棺の中 漱石漱石が弟子の女流詩人の夭折に接して作った慟哭の、素晴らしい1句。水彩画 初夏の湖かって所属していた結社「沖」の中原道夫氏が、独立して「銀化」を創設したとき、雪の新潟の自然を吟行して、師の故郷の由緒ある旅館で、大俳句大会があった。皆で、雪の野や里を吟行して歩いた。そして、ふとそうしている自分を離れて見てみたら、、、1句出来上がった。我は浮標 雪田一面 海ならば 俊介注) 浮標 海に浮かぶブイのこと。ちちははの稲架木は雪の墓標たり 俊介 稲架木;はさぎ 稲を干すために植えた、並んだ木のこと。頭を俳句モードにして、とりとめもなく彷徨っていると、水中から泡が沸き上がってぽっかり水面にあらわれる。そんな風に脳のシナプスを駆け巡ってぽっかり句が生まれるような気がする。その夜、宿の池の寒鯉が飛び跳ねる音が聞こえたような気がした。寒鯉の耐へかねて打つ鼓かな 俊介翌日の大広間で3句、投稿。すべて入選したのは、たったひとり。しかも、浮標の句は特選で、中原道夫師匠の色紙をもらった。さて、今年5月に大学のワンゲルの会が阿蘇であった。その前に例年のように友人と二人で九州山地の奥深く、平家の落人部落の山々をテントで野営しながら6日ほど登った。最後に、阿蘇の外輪山に登って下を眺めたら、阿蘇盆地の美しい水田風景に出会った。友人は、今日も雨の山に、カモシカのような脚で素早く消えていった。私は展望台の屋根の下で、イタチかリスの絵筆でゆっくりとこの絵を描いた。漣に身をととのえる早苗かな 俊介水彩画 阿蘇盆地の水田デザイン・アート部門のプログランキング。ブログが気にったら、クリックしてくださいね。
2011/07/21
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水彩画を教えてと頼まれて、すでに10回ほど。のべ80人ほどに教えたことになった。個性がさまざまな描きかけの絵を、どう仕上げるか?科学の答えはひとつだけど、絵画の答えはひとつではない。 自分と同じ絵を描かせたら個性がなくなってしまう。教えるほうが逆に絵画の本質を問われていた。無意識に描いていた本質的な事にたくさん気づいた。この絵はなぜ平面的でのっぺらぼうなんだろう?そうか木の幹や建物に陰がないからだ。「絵は紙の平面に立体を作る」という言葉を再認識。 木や建物が地についてないで宙に浮いている。影が地面にないからだ。果物の影が机にないから。「影によって物体は大地に存在を示してる!」 「教えることは学ぶこと」中学の頃、美大出の絵画の先生が赴任してきた。たしかに見る目はしっかりしていた。「遠近法がなってない。」「こんな木があるか」この先生のお蔭で多くの友が絵を描かなくなった。 一方で、山奥の高校が全国版画大会で上位9割を独占。秘訣を聞かれた先生の弁「版画を好きにさせることです」かねがねこの言葉に共感していたから、それを実践。絵画を教えるとは描く技法を教えるだけではない。描く楽しさを教えること。描く喜びを教えること。油絵 「円通寺の春」 まずは、その人の絵のいいとこを見つけること。その個性を伸ばす描き方を一緒に考えること。途方に暮れているときだけ、アドバイスする。「木は緑、幹は茶色では、互いがそっぽ向いて、 知らん顔を決め、互いが響きあわない。幹にも緑の色を混ぜると響きあうよ」「森は緑、肌は肌色だけで描かない。 先入観で描くと絵がつまらなくなる。 ルノワールの肌の色をみてごらん。 肌の色にも、紫や赤や青が入ってるよ」水彩画 「紫陽花」 「固有色に捉われず、色相の幅を広げると より真に迫った響きのある絵ができるよ。」そうやって、絵がみるみる良くなっていくと、喜びを満面にたたえる生徒さんたち。Painting is unexpected encounter「描くことによって、自分の知らなかった、 新しい自分に出会うことができる。」その喜びに気づくまで、後押しをする。あとは自分で、どんどん上手くなっていくから。水彩画 「房総の春」 デザイン・アート部門のプログランキング。気に入ったらクリックしてくださいね。
2010/07/12
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水彩画は、風景や静物に適してるが、速写の裸婦デッサンとなるとなかなか難しい。裸婦デッサンには、木炭、鉛筆といろいろあるが、やはり面が素早くグラディエーションできて、色彩が加えられるパステルが気に入っている。パステル画 「夏」樋口一葉の名作「にごりえ」で、源七は、丸山福山町の銘酒屋の女お力に入れ込んだことで没落、それでもお力への未練を断ち切れず、無理心中の悲劇に終わる。人を狂わす程、人にとりつくのがこの「情念」小説が人を感動させるのは、理屈で割り切れないこの「情念」のゆえ。さて、裸婦デッサンのモデルさんも、新人はポーズを取るだけだが、そんな「情念」のようなものを表現できるモデルさんがいる。今回は、ベテランモデルの「まどかまだか」さん。どのポーズにも、ドラマの一こまのような「情念」が漂う。平均5分間の制限時間に、ひたすら夢中になって描いた。こんなに精神集中する時は、他にないだろう。したがって2時間半の素描が終わると疲労困憊。しかし・・・そのあとの居酒屋での麦酒が美味しい!パステル画 「うつむく女」デザイン・アート部門のプログランキング。ブログが気にったら、クリックしてください。
2009/08/08
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ひさしぶりのブログ更新です。決して病んでいたわけではなくて、梅雨で閉じ込められたら水彩画の描写。晴れたら浅間山付近の山に登ったり、武蔵野のテニスコートを駆け巡っていました。長年、水彩画を描いていたと言うのに、最近、初めて水彩画の技法の奥深さに気づいた感あり。水彩画 「初夏の花々」自由自在に試行、修正できる濃厚な油絵が水彩画より、上位にあるという先入観が、どこかにあった。しかし、イギリスの優れた画家の水彩画を模写してみたら、油絵ではできない表現のすがすがしさ、素晴らしさに脱帽。感動すると自然に筆が走るようになって、今、とても楽しい。静物画で大事なのは質感。茄子、唐きびの葉、玉葱。みな独特の質感がある。水彩は油絵より表現しやすい!いつも、夢中になってわき目も振らず描いて(ほんとは離れて見ないといけないのですが)描いてみて自分で予想していなかった色と形の調和が、最後にどんな風に仕上がるか、それが楽しみな日々。水彩画 「初夏の実り」デザイン・アート部門のプログランキング。ブログが気にったら、クリックしてください。
2009/07/31
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最近、油絵を描きたい思いをじっとこらえて、水彩画の奥の深さとその技法に取り組んでいます。顔料を乾性油で溶いたのが油絵、水で溶いたのが水彩絵。それだけの違いなのに、描いてみると、大きな違いが。1.塗り直しの効く油絵は試行錯誤が可能だが、 水彩の塗りは緊張感が伴う。2.水彩画の白い紙の美しさは、白絵具では出ない。 ハイライトをどこに残すか、決心がいる。3.空や草原を水彩画は一色でさらっと描ける。 表現の濃い油絵では、それでは絵になりにくい。と、そんなことを思いながら、土曜日の絵の会でスモモを描いてみました。スモモの淡いハイライトは、スポンジで絵具を拭き取ったもの。前に塗った色を生かして重ねたり、ぼかしたり水彩画でしかできない表現に気付きながら、描いた一枚です。水彩画 「籠のすもも」デザイン・アート部門のプログランキング。ブログが気にったら、クリックしてください。
2009/06/21
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上海の北に張家港なる静かな小都市あり。あまた住まう日本人駐在員、週末にはテニスに集い夜な夜な、カラオケ日本人クラブに出没。中国各地より選りすぐれる美女をはべらせて中国語のカラオケに興じ束の間の淡き恋に酔う。この絵、その張家港の街頭で羊肉を売りし乙女。シルクロード新疆あたりの風貌を秘めて麗わし。(郷土館のデッサン会展にて展示中)クレヨン画 「羊肉を売る女」さて、春のある日、その残党、帰国後もその思い出をしのびて、城ケ島の三崎に集い、某邸宅にてマグロを食べる会を催す。マグロのみならず、友人シェフ手作りのローストビーフ、さらにタケノコ、セロリなど大皿に盛りて美味なり。まさに「春を食べる会」となりて春の香り満つ。その夜もまた、中国語の歌を懐かしみて更けゆく。水彩画 「春の観音埼」デザイン・アート部門のプログランキング。ブログが気にったら、クリックしてくださいね。
2009/04/16
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昔、目黒に鷹美術アトリエという素敵なアトリエがあった。裸婦のクロッキーが毎夜。週末は1日3回もあった。陶芸も彫刻もでき、束縛的な規則は、ほとんどなく、好きな時にきて、好きな時に帰っても良かった。週末に倉敷から仕事で上京すると、そこのアトリエに泊まり込んで、1日、3回のクロッキーに没頭した。 パステル画 「物想い」この鷹美術アトリエで、ふたつの不思議な体験をした。1.形の認識の不思議な体験クロッキーは最初は10分だが、鷹美アトリエでは最後は1分。わずか1分で全身を描かねばならない。1分で描くのは、どんな意味があるのかと最初は戸惑った。時間が長いと、隅からゆっくり描いていけるけど、1分だと、一度にモデルの全体を捉えないと描けない。視点を宙に置いて、全身を視るようになる。この訓練をして、外の景色を見て、はじめて気づいた。不思議に風景画の構図が、はっきり見えるようになっている!あの電柱を少し右に寄せないとバランスが悪いとか、あの人物は、逆の位置にいた方が絵が落ち着くとか。なるほど、クロッキーを一分で描く意味はこれかと納得。しかし、この訓練をすると・・・テニスが下手になる。全体を見て、ボールを凝視しない。だから球に当たらない。2.色彩に関する不思議な体験色と言うものは、不思議なもの。初めは、肌は肌色で描くべきと、固有色にとらわれる。しかし肌は肌色、草原は緑一色で塗っても・・絵が全く冴えない。印象派が肌の影を紺や緑で塗っているのに気づいて変わった。ゴッホや、ゴーギャンの人物は、固有色を無視していた。肌に反対色の黄緑を塗っても・・調和してれば不自然でない!不自然でないどころか、かえって心地よい時がある。物の固有色から解放されると・・、絵がとても楽しくなる。初めて鳥が空を飛ぶ時にたとえたいほどの開放感があった。パステル画 「春を待つ」補記 補色(反対色)の不思議な輝き ある時、瀬戸の風景を緑の島、青い海、土色の浜辺で仕上げた。習っていた絵の先生が、土色の浜辺にピンクをそっと置いた。絵が見違えるほど輝きを放った。補色の不思議さに気付いた瞬間だった。同じ色調で描けば破綻がない。予定調和。だが予測できる結果しかない。緑の島に、ピンクを加えると、緑の画面が予期しない輝きを増した。そして、マチスやピカソもみな補色をうまく使っていることに気づいた。人の肌を黄緑で塗ったりして予期せぬ発見を楽しんでいるこの頃です。デザイン・アート部門のプログランキング。ブログが気にったら、クリックしてくださいね。
2009/04/01
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帰国後の楽しみは、久しぶりの仲間との出会い。まずは、テニス、次に、毎週水曜日のデッサン会。パステルが紙の上を滑る音だけの静かな時間。緊張した2時間が過ぎて、1枚仕上がりました。パステル画 「腰掛ける裸婦」帰国後のもう一つの楽しみは登山。描いた絵を見ていると心が躍り始める。雪山は夏道と違って自在に歩けるし、ザックザックと雪を踏む心地よさがある。水彩画 「冬の八が岳」雪嶺に淡い日が当たると荘厳。厳しさをまとったものは皆美しい。尾瀬の湿原は、いま、一面の雪野原。夕暮れの尾瀬の湿原は、幻想的だった。水彩画 「雪原の落日 at 尾瀬湿原」凍えた身体を暖める山小屋の薪ストーブが懐かしい。山仲間の先生から山行スケジュールをいただいて、どこの山に登ろうかと思案中のこの頃です。デザイン・アート部門のプログランキング参加中。クリックして応援してくださいね。
2009/03/20
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明けましておめでとうございます。思いがけずアルゼンチンで正月を過ごしています。さて、この情熱の国の美術を紹介しましょう。ブエノスアイレスの美術館で、二時間。じっくりと鑑賞した選りすぐりの作品です。まずは、古代と中世の塑像編。大好きなプリコロンビアの発想豊かな埴輪。いくら見てても飽きない、ユニークさ。じっと見てると苦笑するようなユーモアがある。次の塑像は、近寄ると、まるで生きているよう。何か話しかけてくるようなほどリアルでした。次は、戦闘を終え、片目を負傷した戦士の凱旋風景。馬の見つめる眼の鋭さ。戦士たちの激しい闘志。迫ってくるような力動感と臨場感がありました。昔、このような原住民と、キリスト教普及の美名のもとに侵略した欧州人との戦いが各地でありました。この原住民は、元は日本人の祖先と同じモンゴロイド。アラスカから南下した、いわば、わが先祖同朋なのです。これも、その絵の一部ですが、絵画的にも、戦士と馬の躍動感、遠い夕暮れの光、川面の反射。調和のとれた、高度な技術をもった絵画でした。一体、どんな画家が、想像で描いたのでしょう。こんな絵から見ると、二科の人気作家?織田広喜など、稚拙な技術を甘ったるい情緒でごまかしています。次はB5くらいの小さな水彩画に克明に描かれた、少女の立体感の狂いのない描写力。描き直しのできない水彩でここまで描けるとは!この美術館は、フラッシュなしなら撮影自由。何でも禁止したがる事なかれ主義の、無能な日本の文部省の天下り館長、見習いなさい。次は、好きな油絵編。シルクロードの町を描いたやはり小さな一品。人の表情、鶏の米粒大の動きまで、精密な油絵の描写力。この強い日差しの海辺の人々の濃い陰影、子供の身体の立体感まで、まさに油絵の特徴を生かした作品でした。一番好きだったのが,この農家の少女を描いた油絵。濃い陰影なのに一部の隙もなく破綻することのない立体感と遠近感。優れた色彩感覚が生む心地よい陰影のリズム。もし、ひとつだけ選ぶとしたら、この作品でした。こんな油絵を描けるようになりたい!次は、現代編。まずは、不思議な印象を与えるこの絵。子供の楽園の喪失を語りたかったのでしょうか。失っていく子供の頃の心象を語りたかったのでしょうか。最後がこの生き生きとした子供の表情、畳二枚ほどの迫力ある絵でした。お転婆で、天衣無縫だった我が娘にそっくり!今は、しとやかな若奥様に変身なされましたが。デザイン・アート部門のプログランキング。気に入ったらクリックしてください。
2008/01/01
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ある日、デッサン会に素敵なモデルさんがきた。引き締まった起伏の美しい肢体、運動で鍛えた無駄のない身体。通常、腰のくびれを誇張したり、デフォルメして、女性の美しさを際立たせようと苦労するのだけど、デフォルメの必要が全くなかった。艶やかに日に焼けた肌。はっと息をのむほど美しいポーズ。普通なら、とても苦しくて続けられない数々のポーズに挑戦してくれた。あとで聞いたら、現地に滞在してアフリカのダンスを研究している創作ダンスのダンサーさんだった。デザイン・アート部門のプログランキングに参加中。このブログが気に入ったらクリックして応援してください。
2007/10/16
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日本に居る時の一週間の楽しみは、毎週、水曜日のデッサン会。ポーズをするモデルさんも大変だけど、3分で描くクロッキーの時は、描く我々の方も、大変である。わずか3分で、全身の流れをつかみ、頭から足の先まで描かなければならない。形を描くだけでは、十分でない。いつも、むつかしいと思うのは、女性の身体の立体感と量感を描くこと。柔らかい肌の質感を描くこと。身体の重みを表現して、それを脚がしっかり支えているように描くこと。パステル画 「裸婦素描」 不思議なことだけど、この訓練をすると、風景画の構図がしっかりしてくる。木を見ず、森が見えてくる。細部にとらわれず、全体が見えてくる。構図をどうすれば美しいかがひと目でわかるようになる。デザイン・アート部門のプログランキングに参加中。このブログが気に入ったらクリックして応援してください。
2007/10/12
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今回は、ひさしぶりに描いた花。今まで、花を先に描いてたけど、今回は、背景を暗く先に描いて、明るい花を次第に浮き立たせる方式。初めて試みたけど、背景の色彩を、自由に配色すると、なかなか楽しい描き方でした。硝子の器の透明感が仕上がると、なんとなく嬉しくなった。やっぱり絵を描くことは、心踊りと喜びを語ること!、小さい頃、ペンテルの絵の具が欲しくてたまらなかった。けど、とても高かった。小遣いで買えたのは、いつもギターパスとか言う絵の具。乾くと、白っぽく色が変わるので、とても、描きにくかった。今、シュミッケンの高価な絵の具を買えるなど、それだけで、つくづく幸せだと思う。今でも、画材店いるだけで、幸せ一杯になる。デザイン・アート部門のプログランキングに参加中。このブログが気に入ったら1日1回、クリックして応援してくださいね。
2007/10/11
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倉敷にいたころ、石版画と銅版画に、一年ほど夢中になった。何度も塗って修正を重ねられる油絵と違い、版画は、修正が効かない。最後の姿を、最初からイメージして描かねばならない。それだけに、そぎ落とした簡潔さが、独自の世界を作る。池田満寿夫が、たまたま友人の画家から勧められ、銅版画という画材を知って、のめりこんだように、版画でしか描けない、不思議な表現法に魅力がある。裸婦デッサンの下絵を、黒と赤の2枚の石版に描いて重ねた。石版のインクのかすれが、微妙な陰影をつくりだす。石版画 「いまだ、とまどいの頃」銅版画は、鋭い針で、銅板を削るので、表現が鋭い。ローラーで塗ったインクをふきとると、削った溝に残ったインクのみが、紙に転写される。過ぎ去った遠い日を思い起こす瞳は、何を想い何を見つめているのか。悲しみも歓びも、いろんな想いをたたえているように描きたかった一枚。銅版画 「遠い日」さて、毎週水曜日の清瀬デッサン会は、プロの画家も多い。その清瀬絵画デッサン会の「設立30周年 記念展」が下記のように、所沢の大きな美術館で行われます。設立以来のOBも含めて、40人以上が、ユニークな大作から小品まで、個性的な作品を展示します。油彩、水彩、パステル、日本画、裸婦デッサン、人形など具象から抽象まで、多彩で楽しめる展覧会となりそう。2007年10月2日(火)~8日(月)午前10:00~午後6:00(最終日はpm.3:00まで)所沢ミューズ 展示室 ザ・スクエア(西武新宿線航空公園駅東口で降りて緑の公園を歩いていくと10分ほど。)清瀬デッサン会30周年記念展このプログが気に入ったらクリックしてくださいね。
2007/09/16
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昔の学校の絵の先生には、自由に描くより、遠近法とかをうるさく言う理論派が多かった。好きな絵をけなされて、一生絵が嫌いになった友達も。何でもそうだけど、何かを上手にさせるには、まずそれを好きにさせることなのに、たくさんの先生が間違っていた。私に描く歓びを教えてくれた素敵な絵の先生は、これ! 吉川英治の名作「神州天魔侠」などの挿絵だった。ようやく三鷹の図書館で見つけた懐かしい一枚。今、見ても、服の下の人体の骨格がしっかりと描かれていて、細線だけで、動きや躍動感、力線などが明確に表現された逸品。どうして、こんな絵が、見なくてもかけるんだろう。 その美しさに見とれて虜になった事が私の描く原点だった。石膏デッサンなど教えてくれない田舎の学校だったから夢中になって挿絵をノートに写することで素描を覚えた。それが小学校一年の頃、野球嫌いで絵ばかり描いていた。どうして、こんな美しい姿が描けるんだろう。自分も、こんな絵が描けるようになりたい。吉川英治氏の「忘れ残りの記」も素晴らしい自伝だが、それによると「神州天魔侠」で当時の少年の心を躍らせたのは、大正14年、まだ私は生まれていなかった。したがって私が読んだのは父の蔵書か復刻本だったよう。 しかし、今回の天龍村振興の一環として個展にあわせて行った、訪問者全員へ、似顔絵プレゼントの試みは大変だった。今まで、絵になりそうな気に入った顔だけ描いていたのに、この日は、目の前に座った全ての人を描かないといけない!しかし、描きながら相手の人柄が解ると不思議に筆が走った。似顔絵は、外形だけでない。心が通うことが大事と改めて気づいた。しかも、たくさんの家族の方々と絵を媒介に知える楽しい体験でした。うらやましいほど、素敵だったのは、この4人家族の方々。 「好きな女の子いる?」 「お母さん!」と答えたのは可愛い一年生。ほんとに、優しそうな素敵なお母さんだったので、思いっきり、さわやかに描いてあげた。お母さんの絵を見て一番喜んだのは、お母さんが大好きなお子さんだった。幸せを絵にしたような家族を見て、僕の子供たちが小さかった頃の事が、思い出されて、胸が熱くなった。人は最も幸せだった日々のことを、その幸せが過ぎ去って初めて気づく。 天龍村には、彫りの深い,描きたくなる男性も。鼻が高く眉が濃く、日本人らしくない顔。 ルーツをたどれば、遠いシルクロードをたどってきたイスラエルの世界中に散った20部族の由緒ある血脈かも。事実、日本の雅楽の東儀一族の先祖弓月氏は、その子孫だそう。 はるばる名古屋から父親と一緒に来た息子さん。 似顔絵を楽しみにしてきたと仲良しのお父さんと話していた。名前を聞いてびっくり。かみさんの里に近い瀬戸内海の塩飽諸島に縁のある方。かみさんが、河野水軍の出、こちらは塩飽水軍の末裔。昔は、一緒に戦った仲間だったかもしれない。 見るからに真面目そうな警備会社のおじさんが来た。描きにくい顔だったけど、話していたら表情が見えてきた。たくさんの孫娘にカラーコピーしてあげるんだとすごく気に入って、喜んでくれて、柚子の蜂蜜と白ワイン漬けのボトルをプレゼントしてくれた。温めて飲むと体中の血が駈け巡るような不思議な効果!風邪を引きそうな時に飲んで重宝しています。ありがとう! 次は、天龍村「お浄めの湯」の支配人です。お嫁さん募集中! 私が昔の絵の先生の立場になれたとしたら、言いたい事は、上手に描かなくていいから、まず描くことを楽しむこと。そうやって、まず絵を大好きになること。自然を描く時は、まず感動すること。人を描く時は相手と心を通わせること。対象物を好きになれば、自然と筆が走り始めます。さて、天龍村での似顔絵描きは、ほんとに楽しい体験。猟師にもらった鹿肉を囲炉裏で焼いての囲炉裏パーティ。バードさん(左端)の友人が集まって、楽しい夜でした。 デザイン・アート部門のプログランキング参加中。クリックして応援してくださいね。
2007/01/05
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天上界から、地上を見下ろすと、人の日々の軌跡は、まことに狭いもの。そんな軌跡が決して交わらない人々を、ネットは無限に結びつける魔法のリング。"Painting"とKey Wordを入れると、地球の裏側まで、それが好きな人を教えてくれる。水彩画 「リュクサンブール公園のパリジェンヌ」今年の秋は、小さな木曾の山小屋がアウトドア好きな人々の軌跡を交差させた。昨夜は、その山小屋で出会った善さんの自宅で善さん調合の特製鍋料理をご馳走になった。まずは、その善さんの似顔絵。ボトル酒を飲んでも酔わないから酒代が無駄と酒をやめたユニークな意思の強い人物。練馬の自動車会社の若社長である。集まったのは短編映画を自主撮影している若者たち。美味しいワインに酔って描いたのは、その若者の一人。善さんの奥さんは、ルーマニアの体操の先生。オリンピックの体操選手なみの超美人。何度描いても、実物のように美しく描けないので、ここではカット。木曾の山小屋は他にもユニークな人に軌跡を交差させた。。公共施設の耐震改造で訪れた村の村長さんに見込まれて天龍村に住み着いたという、意気に燃える熱血漢。天龍村振興で片肌脱いでいるバードさん。そのバードさんのさまざまな夢を支えるのが内助の功の優しい奥さん。似顔絵をこれまで描いた数は、たぶん1000人以上。外国で仕事を終えると、いつも私の行動パターンは同じ。銀座月光荘のクレヨン12色を胸ポケットにいれて、音楽の聴けるレストランかジャズ酒場へ。あるいは、人の多い市場に行って働く人を描いた。これはポルトガルのナザレの市場。カラフルでお洒落な魚屋のおばさん。ツアーでは、一人市場で降ろしてもらうことも度々、名所旧跡巡りより、異国の人々と交わる方が楽しい。似顔絵を描けば、異国の人々と心が通じ合う。片言の会話でも、描く間は心が通いあう。似顔絵を描くことは知らない人と会話できる良い手段。特に、公園の子供たちや、市場のおばさん相手だと、上手、下手は関係なく、人の心を通わせてくれます。「似てる」「似てない」で会話がはずみます。異国の旅先では、ぜひ似顔絵を描いて楽しみましょう。クレヨン画 「闘牛士」「デザイン・アート部門」のポチッして応援してください。
2006/11/25
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裸婦デッサンを描く方法は多様。鉛筆、木炭、パステル、墨、絵の具・・・。いろんな方法を、全て楽しんでみました。まずは、鉛筆より強い表現ができる木炭。3分で一気に描いた裸婦の立像。大事なのは、頭から足先までを一目で見つめ、人体の流れ、動線を視野の中にとらえること。木炭画 「恥じらい」カラーパステルは、表現の幅が広い。最初は国産のNovel製の36色だったが、やや硬い。今は Faber Castellの36色、柔らかくて描きやすい。パステル画 「座る人」裸婦の美しさは外形線のみではない。人体の膨らみ、量感がとても美しい。パステル画 「トルソー」モデルの何気ないポーズにもそれぞれ表情がある。息を飲むほど表情豊かで手の動きが止まるポーズも。特に横たわった肢体は、量感があって美しい。肌色の代わりに偶然に淡い4色で描いてみたら、不思議な事に、不自然さがあまりなかった。その軽やかさに気に入っている4色。黄緑は、肌色の補色(反対色)なのに、かえって他の色を豊かに引き立てる不思議な色である。色は不思議なとらえようのない媒体。パステル画 「春を待つ」裸婦デッサンは、形と色とが絡み合う不思議な世界を自由自在に散策できる、自己発見の楽しいひととき。「デザイン・アート部門」のポチッして応援してください。
2006/11/23
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音楽と絵画は似通った点が多い。1.絵の師匠に良く言われた言葉 「響きのある絵を描きましょう。」音楽には響きがあるように、心の波長と同期する響きのようなものを絵に描きこまねばならない。2.リズム 律動音楽にリズムがあるように、筆の動きにもリズムがないと生き生きした表情が生まれにくい。パステル画 「うずくまる人」 3.音の調和は和音、色の調和は?森は緑、木は茶色、肌は肌色だと、それぞれがそっぽを向いて響きあわない。相手の色を互いに少しづつ分け合えば手を取り合って響きあい調和が生まれる。よく見れば、肌の中にも緑や紫が見えてくる。パステル画 「まどろみ」 さて本題、11月頃、国によっては春先の「カーニバル」語源は、ラテン語 "carnem levare=肉を断つこと”。肉を断つのを前に肉食に感謝するのがカーニバル。 日本語の「謝肉祭」は、それを直訳した名訳。さて、サンサーンスのピアノ曲でも軽やかで,詩的情緒にもあふれた作が「動物の謝肉祭」。曲は14曲から構成されている。1 序奏と獅子王の行進 短い序奏の後、ライオンの王様が入場。2 雌鶏と雄鶏 鶏の夫婦が口げんかをしながら登場。3 らば らばが登場し、跳ね回る。 4 亀 とってもスローな亀が登場。5 象 おどけが象のワルツ。6 カンガルー カンガルーが2、3回跳ねては立ち止まる。7 水族館 水槽の中の気泡がはじけ熱帯魚が泳ぎまわる。8 耳の長い登場人物 ロバ。「のろま」な音楽評論家。9 森の奥のカッコウ 森の奥から響いてくる郭公の鳴き声。10 大きな鳥籠 何種類もの鳥が囀っている。11 ピアニスト ピアノの先生の怒鳴る声がはいる12 化石 人間の骨の化石、つまり骸骨が踊り出す。 13 白鳥 一番有名な曲。チェロが優雅に泳ぐ白鳥。14 終曲 今まで出てきた動物たちが再登場。と書けば、聴いてみたくなるのが人の常。その演奏会が下記のように神戸と東京で開催されます。東京会場は神楽坂駅から1分です。演奏はチェコで何度も演奏活動を行ってきたトリオ。神戸のピアニスト伊藤ルミさんとチェコの著名な弦楽器奏者。実は、伊藤ルミさんのご主人は、油絵も書き、ドイツリードも堪能な芸術派肌のエンジニア。私を海外に行かせて、技術開発の仕方と楽しい酒の飲み方を教えてくれた元上司。もし演奏会に来られる方がいたらご一報下さい。終わって一緒にワインで音楽談義を楽しみましょう。パステル画 「アルルカン」 「デザイン・アート部門」のポチッして応援してください。
2006/11/19
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プログの延べ訪問者が10万人を越えました。応援くださった「風の会」の皆様他、ほんとに、ありがとうございました。毎週水曜日の楽しみは清瀬市裸婦デッサン会。遥か筑波からはせ参じる常連もいる歴史ある会。これを欠かすと心にぽっかり穴が空く。それほど楽しいひととき。2時間半、みっちり集中して描くと疲労困憊。モデルさんも疲れるようだけど、3分で一枚仕上げなければならない私たちもこんな感じに寝そべりたいほど。でも、良いモデルさんの時は、何気ない姿勢でも、はっとする瞬間がある。終わったら疲労回復にはくつろぎが必要と、いきつけの居酒屋へ常連が集合。その日描いた傑作?を披露しあって、豆乳鍋やチャンポン鍋を囲む。絵の出来はうまくなくとも鍋は常にうまい!水曜日は、いい夢が見れる幸せな夜です。「デザイン・アート部門」のポチッして応援してください。
2006/11/13
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最初に、水にちなんだ好きな写真を一枚。ドイツの格言に素敵な言葉がある。「男は飛ぶ矢である。」男は、常に何かに向って日々を生きている。どんな幸せも、手に入れると薄れ、また次の目標へと飛び立っていく。飛んでいないと、落ちてしまう。心に向うべき的がないと生きていけない。幸せを見つけたらコンクリートで固めて保存しようとする女の肩越しに、もう次に向うべきものを思索している。釣れるか釣れないか分からぬ魚を待ち続けて日暮れゆく男の後姿。ふと、そんな格言を思い出した。「黄昏の湖」 at 丸沼湖畔さて、今日の本題は、「海を描く」海を描く時は、その広がりが描けるか否か。これは、熱海の山荘の窓辺から、茫洋とした朝の海を描いた一枚。水彩画 「熱海初島遠望」 次は、10月29日迄開催されている、清瀬絵画デッサン会展に出しているもの。白い灯台、白い浪の飛沫、雲の叙情的な淡い表情。無心になって楽しく描いた好きな絵。油画 「房総の春」「デザイン・アート部門」クリックして応援くださいね。
2006/10/22
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池田満寿夫さんが、初めて裸婦デッサンしたのは、まだ高校生の美術部時代だったとか。翌日、彼の素晴らしい?処女作品は廊下に貼られた。しかし、リアルすぎると校長先生がすぐに撤去したそう。何をリアルに描いていたのか・・・・は定かでない。裸婦デッサンで初心者が迷うのは「ヘア」を描くべきか否か?とか。これを「不毛の論争」と名づけたのは素敵な素描の本を出されている喜多迅鷹画伯。個展でお会いし一緒にデッサンをさせていただきました。パステル画 「憧れ」さて、わが「清瀬デッサン会」は、10年以上の歴史ある会とか。参加資格は、ただ「絵が好きか否か」だけ。毎週、水曜日の夕方、それぞれの画材をもって集まる。パステル、水彩、木炭、鉛筆と描き方は多様。シーンと息をつめて3時間ただひたすら描く。モデルさんのポーズによってさまざまな表情が生まれ、時には描くのを忘れるような美しいポーズがある。パステル画 「物思い」デッサン会のメンバーは、美大卒や、水彩画協会や中央の絵画協会のベテラン画家もいて多士済々。そんなメンバーの秋の美術展が下記のように開催される。パステル、油絵、水彩画と画材も表現も多様なのが特徴。池袋から25分です。ひばりが丘で各駅停車に乗り換えて東久留米駅で下車下さい。さて芸術が好きな人はみな「グルメ」とか。美術展の帰りのお薦めは、秋津の珠玉のレストラングルマン山。ぜひ、美味しいお昼か夕食を味わってください。二駅先の秋津駅から5分です。有頭海老のトマト味も、胸肉のソテーもハンバーグもステーキも、目移りするほど、どれもとても美味しくて、しかも千円前後。場所は、西武線秋津駅から5分、人の流れに沿って新秋津駅へ向いパチンコ屋の裏側の薬屋さんの前。迷ったら電話してください。Tel 0423-95-6472火曜日以外は、11:30-2:00, 17:00-22:30に素晴らしく美味しい欧風料理が楽しめます。まず、ビールの肴にグリッシーニのサーモンとオニオンスライスを頼むことをお忘れなく、絶品です。「デザイン・アート部門」のプログランキングに参加中。クリックして応援してくださいね。
2006/10/12
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中国大陸からその昔伝来したと言う彼岸花。テニスの帰りに柳瀬川を自転車で走っていたら、妖しいほどの深紅の花が黄昏の光に輝いていた。 黄泉の国からの誘いを思わせる彼岸花には名句がある。「前書きも後書きもなし曼珠沙華」彼岸花が突然咲くと言う表の意味の裏に、死も前触れもなくやってくるという裏の意味。美人俳人 黛まどかさんの名句である。柳瀬川には赤い花と共に白い気品のある彼岸花があった。 彼岸花はリコリスと言い、たくさんの品種改良種があるとか。黄昏の光の中で輝く赤と白のハーモニーはとても美しい。 下記は、油絵を学び始めた頃、初めて描いた思い出の花の絵。花を描く時は、花だけでなく存在する空間と光を描いた方が良いよう。これは、全ての絵に通じるかもしれないけど。「デザイン・アート部門」のプログランキング。クリックして応援してくださいね。
2006/10/02
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描く喜びとは何だろう?アルタミラの洞窟にその原点があるよう。豊かな伸びやかな素描が表現する喜びを示している。誰にも束縛されることのない無限の自由がここにはある。そんな自由を満喫しているような人が個展を銀座で開催している。この人の自由奔放さには比類がない。一度見ると忘れられない個性的表現。見ていると、そのユーモアと奇想天外さに魅せられていく。絵の一部には、こんな美しい表現がある。場所は、地下鉄銀座駅で降りて松屋の前の井上商会ビル3階。井上画廊(03-3562-1911)。 29日(金)19時まで。30日(土)17時まで。毎週水曜日の清瀬デッサン会のメンバーで、種々の賞を受賞されている「カト哲二」さんの個展です。描くことの楽しさのひとつは、どんなに描いていい無限の自由さ。下記も、いろんな描き方を楽しみながら描いた私の裸婦デッサンです。「デザイン・アート部門」のプログランキングに参加中。現在600件中5位! クリックして応援してくださいね。
2006/09/28
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魚を描くこつは、たぶん新鮮でみずみずしく描けるか否か。つややかでまるまる太った見事な鯖。塩焼きにしたら、美味しそうだった。 描いていると食べたくなった。この新鮮な鯖が、たった200円だったと聞いた。自分で塩焼きにして食べたくなった。お湯でさっと洗えば臭みが消える、味噌に漬けて洗いながすと旨みが増す。そんな鯖の料理法も知ったばかり。しかし売ってる魚屋さんを探したが見つからない。それもそのはず。この鯖を売った数日後に亡くなられたとか。それも自らの手で。人気のある魚屋さんだったそう。毎日5時に起きて築地に買出しにいく人生。風邪をひいて体調の悪い時。遅くまで友人と飲んで起きれない時も。そんな日々に疲れてしまったのだろうか。何気なく買っている魚でも、魚を捕る人、深夜便で運ぶ人、早朝仕入れる人とたくさんの人々の、日々の生の重みで支えられているよう。食べる時も描く時も、心を込めてやらなくては・・・と、思った次第です。
2006/06/05
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これまで、たくさんの人々を描いてきた。スペイン巡礼路では、祭りがあれば祭りの人々を。バルという酒場に寄れば、傍で語り合った人を。ポルトガルんのナザレでは、酒場に集まった漁師の潮風に浸食された、魅力ある風貌を。おしゃれに着飾った市場のおばさんたちを。ニューヨークやアムステルダムでは、気さくなジャズクラブの演奏する面々や集まった美男美女たちを。たいていは、酔って気前良くあげてしまった。描いた人は、たぶん1000人を越えそう。 クロッキーで鍛錬したので描くのは早い、ひとり5分か10分。名所旧跡めぐりより、描きながらの異国の人との交流がいい。この異国を訪れているという実感が心地よい酔いを誘った。上手下手は問わず。誰でも、似顔絵を描けば異国の人と友達になれます。さて、今日は、人物画の描き方について一言。上に示したのは、先日、デッサン会で描いたパステル画。できるだけモデルの特徴を生かして顔の立体を描こうとした1枚。初心の頃、間違えやすいのは、写真のように陰影をそのまま写し取ること。そうすると、安っぽい似顔絵描きになってしまう。大事なのは、眼に見える陰影にとらわれず、顔を立体で再構築すること。人物画の鍛錬には、不思議と白い彫像の石膏デッサンが最も良い。顔を平面ではなく、多くの面からなる立体としてとらえるから。絵にゆきずまったら、石膏デッサンに戻ること。その後、油絵を描くと、不思議なことに、見えてくる!どのように、顔の面を分割して、絵の具を置けば良いかが。 風景も、どこを省略して、どの木の位置を変えれば調和のとれた構図になるかが、一目瞭然見えてくる!立体デッサンは人間や建物の骨格のようなもの。これが描ければ、あとは自由自在。対象の個性を好きなようにデフォルメして表現を楽しめます。 参考)楽天3年目の記念に。愛する子供さんや恋人に絵をプレゼントしたい方、記念に描いてさしあげます。 描いた絵が気に入らなかったら、御代は不要。 F6(409×318mm)サイズで、油絵で2万円、パステルなら半額。(額、送料は実費。)
2006/05/21
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無性に雲が好きであるしかしながら時には胸に痛みを与えるのも雲のたたづまい夏が過ぎて、浜辺に喧騒がなくなりと空の深さが底抜けに深くなるそんな透明な空の深さにかって感じていた言いようのないよりどころのなさ水彩画「遠い雲」 空が「高い」も海が「深い」も同じ言葉を使う国があるように空の透明な底知れぬ深さに地底の底まで落ちていくようなよって立つもののない虚しさを感じていた点々とうろこ雲が遠く連なると心はうろこ雲と一緒に空の果てまで飛んで行ってしばらく戻らなかったさて今回の油絵は、寂しい秋の雲とは対照的な千葉の千倉のお花畑の向こうの見つけた増殖する初春の雲息吹に満ちた初春の雲
2006/05/04
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なぞなぞ。「プールブー」と「北村」はなんの会社?「プールブー」って、ブーちゃんをプールしているとこ?ブー はずれ。ブーちゃんどころかとてもスタイルの良い大胆で美しい方々をプールしているところです。そう、答えは、素敵な裸婦モデルさんを、登録し派遣してくれる会社です。倉敷にいるときは、裸婦デッサンなど年に数回だったけどこの会社のおかげで、毎週、素敵な裸婦デッサンが描けるのです。時には、ヨガとダンスをやっている素晴らしい肢体の方がこられます。時には、あまり素敵でないモデルさんもきて....がっくり。肩がはって骨ばってたり・・一般には、ふくよかに描きたいので、描く動機が起きないときも....そんな時は、デフォルメの練習。これが上手い人は、どんなスリムなモデルを見ても、自分の好みの豊満なふくよかな女性に仕上げる。時には、移り変わる姿勢のどれもが、息を飲むように美しいモデルさんがいる。しばし、感動して、腕の動きが止まる。大抵は、名画のポーズなどをよく研究しているモデルさんだ。さて、今日の一枚。背景をちょっと、創作してみました。題して「太陽のめぐみ」
2006/04/15
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裸婦クロッキーは息つく暇もない。わずか2分か5分で、全身をとらえて、まよわず、一気に描かねばならない。しかし、かえって、じっくり描くときより、感覚は鋭くなってくる。視線は、細部にとらわれず、全体の美しい均衡をとらえはじめる。一目で、頭から脚の先まで動線が見えるようになる。そして、思いがけないさらりと描いた絵が生まれる。 しかし、この訓練をしていると、不思議なことがおこる。それはテニスが急に下手になること。視線を宙に置いて、全体を捉えようとするので、テニスの球をみず、背景を見ようとする。球が芯に当たらなくなる。ともあれ、そんな楽しいデッサン会の仲間の絵画展が、来週開催されます。近くに来られたら、お越しください。西武池袋線で、池袋より25分、駅からケヤキ通りの彫刻を眺めながら歩くと10分です。 案内状には、会長さんが僕の絵を載せてくれました。絵はプリコロンビアの土偶「呪術師」
2006/04/13
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白鳥の吹雪に消ゆる夜の底吹雪の中に耐えているような白鳥が見たい。たくさんの白鳥が生息する湖を描いてみたい。そんな思いで、大晦日に、北へ向う新幹線に飛び乗った。最初は、下北半島の最北端の駅「大湊」天橋立のような砂州に囲まれた内海が白鳥の生息地。150羽の白鳥が砂州の遠くに眠るように憩っていた。しかし、あいにくの遠浅で、岸の近くにはわずか。それでも、数枚の白鳥をパステルで描いた。今回の旅にも、不思議な出会いがあり、そして出会った人々のおかげで、次々に豊かな旅となった。まずは、青森北支部の野鳥の会の方々。「下北半島のつけ根の小湊に、身近にたくさんの白鳥がいるっべ。」翌朝は、快晴ののどかな元旦。小湊神社の参拝者あまたの海辺は、圧巻。数え切れないほどの白鳥がいた。 望んでいた私の白鳥のイメージは、吹雪の中に耐えて眠る白鳥の静謐な姿。あいにく元旦から好天気。岸辺に群がる白鳥は、クーイ、クーイと絶え間ない、嬌声に似た鳴き声。首を振り、時には争いながらには、餌を奪い合う。一方、遠くの干潟にいる白鳥は、悠然と時折羽根を広げ、しずかに羽根をつくろっていた。白鳥も、やはり、性格はさまざま。このあと、更に素晴らしい白鳥の渡来地に出会った。弘前城で、たまたま出会った方に、「白鳥を描きに来ました。」と話すと、「数日前に、弘前市外の藤川に、たくさん来てた」と。その穴場にわざわざ、車で案内してくださった。話していると、青森の俳句結社「薫風」の方。好きな俳句の話で話題がはずんだ。「私が初めて俳句を学んだのは「童子」。辻桃子先生らと法師温泉への俳句吟行旅行。炬燵5連を並べての徹夜の俳句会が楽しかった。」と話すると、なんと、その辻桃子さんがここに居ると。ここを気に入って、この藤川近くに居を構えているとか。更に久保田万太郎、能村登四郎、仲原道夫さんと好きな俳人の句に、話しは尽きず。岩木山を望む藤川の白鳥は素晴らしく、林檎追分の歌を思い出した。「林檎の花びらが、風に散ったよな~。岩木山のてっぺんに綿みてえな雲がかかり・・・」その岩木山を背景に、真っ白に雪の積もった河岸と中央の中洲。逆光に映えるたくさんの白鳥さまざまに姿を変える白鳥。ほんとうに美しかった。やや・・・挿絵風になってしまいましが、たくさんの白鳥のいる藤川の風景はこんな風でした。いろんな出会いに支えられて楽しい津軽白鳥紀行となりました。津軽は三味線も良かったけど美味しいものがたくさん。居酒屋や市場や屋台村で4日間、たらふく食べたので、次回は「津軽三味線とグルメ紀行」 の予定です。
2006/01/04
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クリスマスの花ポインセチア。先週、パステルで描いた。単調な赤一色では絵にならない。馥郁とした赤にできるかが勝負の鍵。ポインセチアを見る度に思い出す句がある。かって「童子」の句会に出ていた頃、師匠は才色兼備の辻桃子女史で句会はTBS赤坂テレビ局の中だった。局内に入れる滅多にない機会。ときどき、スタジオをチラッと眺められた。いまは、全く見る気がしない、終わってなにも残らない、バラエティ番組ばかりになったけど。かっては、向田邦子さんなんかが闊歩する「文化」をリードする場所だった。そんな折、ある女性がこんな句を出した。”この恋は ポインセチアの 赤に勝つ!”新鮮で素敵ないい句だった。僕の好きな陽水の歌は、「傘がない。」 傘がないから恋する人に会いにいけない。時は、学生運動はなやかな頃。こんなしみじみした歌がかえって良かった。この句の女性は、何かの折にこう言った。「陽水の歌、大嫌い!」ふーん、そう言う人もいるんだ!それ以来、ポインセチアを見る度にその句を思い出し、そのきっぱりした女性を思い出し、きっぱりしない私は、大好きな陽水を思い出す。この絵を描きながら、そんな連鎖反応を反芻して楽しんでいるうちに絵は出来上がった。
2005/12/19
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月の雫の降る夜は・・ぽろんと鳴るよ。一人なら。ぽろんと鳴るよ思い出が。ふとふりかえる窓の外。誰かが通った風の跡。銀の雫の降る夜は。背中丸めて聴きましょう。ぬくもり外に逃げぬよう。壊れやすいは、硝子の心。そっと両手を添えて拭く。透ける器に何入れよう。壊れやすいは、心の鏡。そっと両手を添えて拭く。磨いた鏡に何映そう。互いに交わした微笑の重みを知らずに過ぎ去った月の雫の降る夜を。
2005/12/09
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先週、霧が峰高原に水彩画スケッチ紀行。車山でバスを降りると、広い霧が峰の草原が広がっていた。八島湿原までの草原の中の道は、さえぎる物のない快適な散策路。すすきの穂が逆光に映える広大な草原を過ぎ、草紅葉の湿原を眺めながら、パステルと水彩を併用して4枚描きました。遠くに見える車山の丘陵の心地よいうねり。秋の陽をいっぱいに浴びた草紅葉の八島湿原。そのふっくらした柔らかい感触を描きたかった。旅心にかなう素敵な場所がふたつあった。ひとつは、車山の肩にある小さな可愛い山小屋喫茶 コロボックル。高原の肩の、小さな木立の中に、かわいいカフェがあった。次回、そこから描いた絵を紹介します。もうひとつは、八島湿原のそばのヒュッテ、「鷲ヶ峰」どちらも、数十年間、この霧が峰に見せられた人の丹精の作。太い木々を使ったテーブルや丸木の板壁が心地よい。特に、鷲ヶ峰ヒュッテは、これまで泊まったヒュッテでは、最高の、心のこもった雰囲気の宿だった。センスのあるご主人の手で丹精込めて改装されたヒュッテ。暖炉のそばの団欒室の壁には山の本や写真集がいっぱい。暖炉にあたりながら、もの静かなご主人と語るのも楽しかった。辻まことの画文集の傑作「山からの絵本」のファンであり、棟方志功の版画が好きなことと、趣味が一致して大満足。冬には八島湿原でクロスカントリーが楽しめるそう。かならず、冬にもう一度、再訪する予定です。みなさんもぜひ、下記のヒュッテのHPをどうぞ。http://park20.wakwak.com/~nature/wasshie/「鷲ヶ峰ヒュッテ」で検索すると、このヒュッテのファンの方々の感想がたくさん見られます。車がなくとも、茅野からヒュッテまで安い送迎車あり。晩秋の晴れた日に、ここに泊まって、矢島湿原の周囲、2時間ほどの散策はお勧めです。すすきの原に寝っころがって日向ぼっこもいい。ウイスキーで、うとうととまどろむのもいい。だーれもいなければ、裸になって汗を拭いて生まれたままの自然児になって日向ぼっこすること。寝転ぶと見えるのは、すすきの穂と碧い空だけ。なーんにもしない「無為の中の幸福感」。私も、ゆっくり1時間ほど、楽しみました。
2005/10/29
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