韓国同居暮らしと日本語教師

韓国同居暮らしと日本語教師

2007年05月29日
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 私は犬は嫌いな方だが、猫は好きである。
 日本の我が家は今ではとうとう絶えてしまったが、
代々ずーと猫を飼い続けていた。


 小学生の時、シャムネコをもらって飼ったことがある。
 オスだったのだが、胸の部分に胸毛のように見受けられる
茶色い模様が入っていた。

syamumeko

 しかしネコは全身のほとんどが毛で覆いつくされている為、
胸の部分にだけ毛がある胸毛というよりそういうデザインな訳である。

 何故トラが縞模様なのかといえば、
森林で姿を隠しやすいように縞模様なのだ、
という話を聞いた事があるが、
じゃあ胸毛模様のネコは何故にそういう模様なのか?

 オトコをアピールするため?


 その胸毛のように見えるデザインがあまりに特徴的なため、
そのネコの名前は当初「ムナゲ」であったのだが、
母によりそれは却下され、その胸毛のように見えるデザインから
紅海が真っ二つに割れる聖書の記述をイメージしたのかどうかは
定かではないが、「モーセ」というこれまたたいそう立派な名前がつけられた。

 その後、モーセが「モーゼ」に変わり、「モーゼフ」になり、
最後には「モリコ」と呼ばれるようになっていった。
 さながらネコ変格五段活用という感じで、どんどん呼び名が変わっていったのだが、
そのネコは最後に行方不明となり、我が家を去った。

 後から分かった話だがどうも交通事故に遭い、
遠くのどこかのうちで一旦飼われたものの、やはりそこでも
行方不明になってしまったということであった。 


 その後 こんな感じのネコ が我が家の松の木に
引っかかってたそうで、そのネコを飼う事になった。

 当初下痢気味のネコであり、下痢が嫌われて捨てられたのではないかと
母が話していたので

「ゲーリー」(当時どこかの球団にいた外国人助っ人の名前)

とつけたのであったが、これまた母により却下され
缶のキャットフードしか食べないので

「グルメ」

と名づけられ家族に「グルちゃん」と呼ばれ、長いこと我が家で可愛がられた。

 このグルちゃんはオスだったのだが、昼間はいつもだるそーに寝ているものの、
夜になるとのっそり起き出し、アイドリングをするごとく
前脚を伸ばし、次に後ろ脚を伸ばし、
エンジンがかかったところで外に出て行っては、
翌朝傷だらけになって帰ってくる。

 ネコの世界には縄張りという、人間の世界の不動産所有権とは全然関係ない
権利のようなものが存在し、その縄張りを守る為にはパトロールが
欠かせないようなのだ。

 そしてグルメには強力なライバルがいた。

 頭の部分だけがトラ模様、体はシャムという、母によって
「タイガーマスク」という絶妙なニックネームをつけられた
オスネコである。

 ネコの世界もオトコは闘いに明け暮れ、
「オトコはつらいよ」
なのである。


 この記事を書いていたら、なんと我が家の私と赤ちゃんが寝ている
パソコンルームにネズミが出たー!怖いよー!

 あーん、ネコ飼いたい!!!!





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Last updated  2007年05月31日 11時47分44秒
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