二代目大家の日々。

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2013.02.05

小場家専属工務店社長との訣別

カテゴリ：大家業

事務所にゴッドマザーから電話アリ。

「いつもの工務店に何か頼むものあるかいな？」
「もうすぐ空室があるけん、そこを頼もうと思って…」
「実はなぁ…」
「どしたん？」
「社長とケンカしてな…」
「あらま…」

小場家専属工務店社長とのつきあいはもう30年以上。
私が学生の頃からウチに出入りしている業者です。
昔は景気がよくてブイブイしていた社長も70代。
足を引きずりながら現場を巡回しています。

40代の後継者も同じ工務店で働いているんだけど
父親と違って不器用で仕上がりがよくありません。
といっても営業するコミュニケーション能力もないので
相変わらず社長が営業に走って
現場をチェックする生活が続いています。

その社長がゴッドマザーのところにやってきて
手形がおちないので金を貸してほしいと言われたそうです。
いままでの義理もあるし、貸そうかと思ったけど
「今月分を貸したら、来月は何とかなるんやろうな？」って聞いたら
「得意先が倒産したけん来月もどうなるか分からん」と言われたので
「それなら貸されん！」ということになってケンカになったそうです。

「小場家に借りに来るちゃあ、もう何処もなかとやろな」
「そうやね。で、社長は？」
「しゃあなかけど、もうウチの仕事はせんち…」
「ウチはすぐ払うのにねぇ」
「もうダメじゃなかとな、あそこは？」
「倒産ってこと？」
「多分な…。職人さんが給料も遅配ち言いよんしゃったけん」
「あら、いつ聞いたと？」
「この間、現場でな…」
「そうな…」
「しょうないな…」

あらま～、これまで頼りっきりだった社長がいなくなっちゃいます。
また、業者を探さないといけないのね。

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