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毒舌家の永六輔であるが、基本的にラジオの人なので、テレビやインターネットの時代となり、その声を耳にすることが少なくなった。現在はほとんどが旅暮らしとのこと。
本書のタイトルから容易にボランティア関連の本であることが想像できるが、内容は辛口である。本人はボランティアでやっているつもりでも、相手には「余計なお世話」になることもあると注意する。
要は見方の問題なのだと思う。ある視点からは「善い行い」であっても、別の側面から見ても「善い行い」であるのか、われわれは常に複数の視点で物事を見る必要がある。永六輔の視点は常に斜めであり(当人は天の邪鬼なのだろう)、考えさせられることが多い。
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