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2006.10.29
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カテゴリ: 書籍

ぐるなび 「No.1サイト」への道 ぐるなび 「No.1サイト」への道


「ぐるなび」の創業者が、還暦を過ぎた技術者だというのが新鮮だった。飲食店を相手にした泥臭い営業は、ヒルズ族の対局にいるような気がする。
また、事業をはじめるに当たり、中途採用者による即戦力を期待するのではなく、「同じ釜の飯を食い、仕事を続けるしかない」プロパーに信頼を寄せるあたり、いかにも職人気質の人物である。
「ぐるなび」利用者を無料にするというのも良いアイデアだ。Web2.0時代を迎え、無料化の波は大きくなっている。
こうした会長の考え方/人柄が、「ぐるなび」というビジネスモデルに合致したのだろう。私の会社でも、最近、宴会の案内メールには「ぐるなび」のURLが付いてくる。
しかし、本書を読んで、私自身は「ぐるなび」に転職することはあり得ないと感じた。
巻末に起業家の心得が記されている。これを読むと、自分は起業には向かないこと、ベンチャー精神の欠片もないことを痛感させられた。
「ぐるなび」は事業転換をはかった際、全員をヒラ社員に降格した。事業部長クラスですら、月の手取りが7万円に激減したそうである。私だったら、確実に辞めている。
私にとって「仕事は趣味」なのだが、これは悪い意味での「趣味」である。趣味のように、気軽に止めたり始めたりできる程度の感覚で、最低限、給料をもらうことを目的に、私は仕事をしている。こんな無責任な社員を雇っておけるのは、懐の広い大企業しかないのである。



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最終更新日  2006.10.29 14:06:36
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