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P2Pトラフィック増大によるネット社会崩壊の危機を理解するために。
冒頭から「インターネットの収益に公平感がなくなってきた」(38 ページ)と飛ばす。日本では光ファイバーによる大容量通信が当たり前になっているが、国際的にはそうなっていない。そのため、著者は「急に『日本発のトラフィックが増えたからお金を寄越せ』と要求してくる国があったら、どう対応すればよいでしょうか」(164 ページ)と懸念する。最後は総務省が推し進める NGN 政策の宣伝のような締めくくりだが、P2P トラフィックが増大している昨今、われわれユーザー自身が考えなければならない問題であることは確かだ。
■メーカーサイト⇒ 谷脇康彦/日経BP社/日経BP出版センター/2007年07月 インターネットは誰のものか
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