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“非科学的な”新規ビジネスを立ち上げるのが難しくなってきたが、それでも解決策をさぐっていかなければならない。
「 食い逃げされてもバイトは雇うな
」の続編だというのに、タイトルは「『食い逃げされてもバイトは雇うな』なんて大間違い」――。
その理由は本書の半ばで明らかにされるのだが、前作は「会計的なもの」に主眼を置いており、本書は「非会計的なもの」に主眼を置いている。この2つが揃わないと、ビジネスはビジネスとして成り立たないというのが著者の主張である。
しかし、とくに新規ビジネスでは、この2つのバランスをとることは難しい。
著者が「科学的な会計から生まれた産物である内部統制と非科学的なビジネスは、どちらかといえば真っ向から対立する概念」(223 ページ)と指摘するように、大企業では内部統制を重視するあまり、確証が得られないという意味で“非科学的な”新規ビジネスを立ち上げるのが一層難しくなっている気がする。
そこで、「ギリギリまで相反する両者を満たす解決策、『妙手』を考えること」(216 ページ)だとアドバイスされているのだが、これはとても難易度が高い。まあ、難易度が高い分、成功した場合の報酬も高いわけだが(苦笑)。
■メーカーサイト⇒ 山田真哉/光文社/2008年02月 『食い逃げされてもバイトは雇うな』なんて大間違い
■販売店は こちら
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