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とても読みやすい内容なのだが、それでも私にとっては根本的な疑問は残るのである。
若い頃にキリスト教の洗礼を受け、現在はフェリス女学院の学院長を務める著者が、聖書に登場するイエスの理不尽な行動や暴力、わがままといったエピソードについて語る。
とても読みやすい内容なのだが、それでも私にとっては根本的な疑問は残る――にもかかわらず、なぜ、あなたは神を信じるのですか?――おそらく、これが自分と信仰者を隔てる暗くて深く溝なのだろう。
「人間にはけっして神の意志がわからない」(97 ページ)と述べられているが、一方、私は、人間はその気になれば何でもできる、と、かなり傲慢である。もちろん、迷ったり悩んだりするわけだが、そのときに「信じて」いるのは自分自身しかないと考えている。
ある意味、自分自身が神だと思っているのかもしれない。
だから、他人の中にも同じくらい素晴らしい神様が宿っているのだと思う。
神様は八百万どころではなく、少なくとも世界の人口と同じくらいはいると思う。
■メーカーサイト⇒ 岡野昌雄/アスキー・メディアワークス/2008年6月 イエスはなぜわがままなのか
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