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著者が井の頭動物園でゾウのはな子さんの世話をしていた頃、うちの子がはな子さんにパンを直接与える機会があった。
著者が井の頭動物園でゾウのはな子さんの世話をしていた頃、うちの子がはな子さんにパンを直接与える機会があった。もちろん、その頃、著者の父親がはな子の飼育をしていた由など知るはずもない。だが、古いホームビデオを見返し、著者の姿が映っているのを見て、一気に時間が遡った――自分が生まれる前の戦争の時代、幼い頃に読んだ「可愛そうな象の話」、子どもの頃に聞かされた殺人ゾウの話、初めて井の頭動物園を訪れた時のこと――。
本書は 2007 年にテレビドラマ化された。未見であるが、テレビドラマを見るまでもなく、はな子さんの存在が、自分の中で歴史上の偉人のような存在になっていた。
うちの子が大人になったとき、ホームビデオを見て、私と同じように時間を遡ってくれることを願う――。
■メーカーサイト⇒ 山川宏治=著/現代書林/2006年09月発行 父が愛したゾウのはな子
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