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製造/販売 | タカラトミー |
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製品情報 | リニアライナー 超電導リニアL0系スペシャルセット |
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リニアモーターカーの開発がスタートしたのは、東海道新幹線の開業よりも早い 1962 年。
1970 年代の宮崎実験線や 1990 年代の山梨実験線を経て 2005 年までに実用化基盤技術を確立し、現在は 2027 年の開業を目指して中央リニア新幹線の準備が進められている。完成すれば品川ー名古屋間を約 40 分で、さらに 2045 年の全線開通後は東京と大阪を最速67 分で結ぶ見込みだ。
「リニアライナー」は、中央リニア新幹線の営業線仕様第1 世代車両となる「L0 系」がモデル。
各車体の四隅に設けた永久磁石によりレールから 2 ミリほど浮き上がり、さらに中央のコイルに電気を流して電磁石化することでレールに設けられた磁石と反発して推進力を得る。コースを 1 周する間に 126 回も電磁石のオン/オフを繰り返すが、タイミングによっては磁石の反発が“前向きの推進力”になるとは限らないため、すべての車両に独自開発の「高速磁気センサー」を搭載し、車両自身がタイミングを合わせる仕組みにした。
開発を担当した同社ニュートイ企画部企画開発課の井上拓哉係長は、「車体を浮かせることは決して難しくないが、走行は違う。磁石と磁石の距離など、さまざまな試行錯誤を繰り返した」と振り返る。
その走行は、JR 東海の重田氏も絶賛。「とてもスムーズな浮上走行に驚いた。リニアライナーはリニアモーターカーの仕組みを分かりやすく教えるための教材にもなりそう」と話していた。
リニアライナーの速度は、スケールスピードで「時速500 キロメートル」。これは車体の幅(32 ミリ)を L0 系の実車と比較して約 1/90 サイズであることから算出したもので、実際には時速6~7 キロメートルになる。
もっとも、リニアライナーはまだ限界に達してはいない。
昨年の「東京おもちゃショー」では 2 両編成だったとはいえ、スケールスピードで時速650 キロメートルを突破していた。開発者の井上氏自身も「切替速度(=電磁石オン/オフ)の限界や最高スピードについてはまだ分からない。今後、検証していきたい」と話す。リニアライナーは常時 2 ミリほど浮上しているが、実際には浮上させないほうが速いのだという。
「リニアライナー 超電導リニア L0 系スペシャルセット」には、L0 系車両(4 両)、ストレートやカーブなど 16 本のレールと 18 個の橋脚、コントロールステーション、そして山梨のリニア実験線を模したトンネルや架道橋が含まれる。駅舎は操作ボタンと音声案内機能があり、列車のアクションと連動して「まもなく列車が発車いたします」「御搭乗ありがとうございました」といった音声が流れる仕組み。また速度感知センサーでモニターにスケールスピードを表示可能だ。時速500 キロメートルを超えると「時速500 キロメートル到達」という音声で気分を盛り上げる。
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