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2020.09.09
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カテゴリ: 書籍
銀河帝国興亡史7 ファウンデーションの誕生(上)

銀河帝国興亡史7 ファウンデーションの誕生(上)

 (セルダン)「しかし、いいかい、命を賭けろとはいわない。ヒロイズムや蛮勇はいらない。おまえにもしものことがあったら、わたしは母さんに顔向けできない。ただ、できるだけ探ってくれればいいんだ」(221ページ)
著者・編者 アイザック・アシモフ=著
出版情報 早川書房
出版年月 1998年6月発行

40 歳になった数学者ハリ・セルダンは、衰退に向かっていた銀河帝国を救うべく、ストリーリング大学でユーゴ・アマリルとともに心理歴史学(サイコヒストリー)の完成を目指して研究を続けていた。だが、彼らを支援する帝国宰相エト・デマーゼルを失脚させようと画策する勢力があった。

その勢力を率いるラスキン・ジョラナムもまた、心理歴史学の手に入れようとしていた。
セルダンとドース・ヴェナビリの養子となったレイチは、ジョラナム主義に魅了された。彼が、差別を受けていたダールの出身だったからだ。
ジョラナムは、デマーゼルがロボットであるというビラをばら撒いた。デマーゼルへの信頼を失墜させる狙いがあったが、何よりも、彼がロボットと因縁のあるマイコゲンの出身だったからだ。
セルダンは、ジョラナムのやり口を逆手にとり、デマーゼルがロボットでないことを人々に信じさせ、マイコゲンにジョラナムの処分を委ねた。結局、ジョラナムはニシェヤへ流刑となり、そこで最期を遂げる。
皇帝クレオン 1 世はセルダンを高く評価し、デマーゼルの後任の首相に任命した。

50 歳になったセルダンは、首相の業務を遂行しながら、皇帝からの支援を受けて心理歴史学の研究に没頭していた。セルダンが首相として皇居に入って間もなく、暗殺されそうになった。そのとき、園丁マンデル・グルーバーは、熊手を持ってセルダンを助けようとした。

ジョラナムの側近だったギャンボル・ディーン・ナマーティはワイ市に逃れ、グレブ・アンドリンの支援を受け、ジョラナム主義者の首領となっていた。歴代のワイ市長は帝位簒奪を狙っており、その一族であるアンドリンもまた、皇帝暗殺を目論んでいた。一方、ナマーティはセルダンの暗殺を企んでいた。
ひょんなことからグルーバーが園丁長に任命され、新しい園丁が採用されることになった。ナマーティに説得され園丁の一団に潜り込んだアンドリンは、もう一歩のところでセルダンに手が届かず、公安警官と近衛兵によって殺される。
セルダンは無事だったが、しかし、皇帝クレオン 1 世は意外な人物によって殺されてしまった――。






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最終更新日  2020.09.09 12:13:12
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