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著者・編者 | 谷村大四郎=著 |
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出版情報 | KADOKAWA |
出版年月 | 2015年9月発行 |
はるかな未来の地球は陸地のほとんどが水没し、多くの人々が海上生活を営んでいた――。
陸地国家リベリスタンの外洋でクジライカを追う生活をしていた少年ラッセルは、深海で不思議な生物リヴに出会った。リヴは、人が乗り込む作業用ロボット「ユンボロ」の操縦性能を飛躍的に高める能力があった。ラッセルは、リヴの能力を使って陸地で身を立てていこうと決意する。一方、リベリスタンに国境を接しながら互いに敵対する陸地国家アウグストニアの技術将校スカヤは、発掘された謎の人型機械「イグナイト」にパイロットとして認められ、やがてラッセルに出会う。
そんな中、リジットが率いるガルガンティア船団がオーバーホールのため、リベリスタンとアウグストニアの中間に位置する共同租界に入港する。かつて、空飛ぶユンボロ=マシンキャリバー「チェインバー」のパイロットだったレドはユンボロ操縦の腕を上げており、エイミーはメッセンジャーとしてカイトを飛ばしている。レドとエイミー、ラッセルとスカヤが出会い、陸地の運命が大きく変わる――。
2013 年 4 月から 13話が放映された SF アニメ『翠星のガルガンティア』、そして 2014 年 11 月に公開された OVA 前後編から 2 年後の世界、一連の物語の完結編となる。テレビシリーズ第2 期がお蔵入りとなったため、小説として世に出る形になった。
陸地国家や人型機動兵器「オーグメンテッドボディ」は OVA に登場したものだが、OVA で撒かれたフラグは本作で回収されてゆく。
ガルガンティアのピニオンとベローズのコンビは相変わらずだし、サーヤは保母の仕事が板に付き、メルティは背が高くなり、ベベルは病気は治っていないものの発言機会が増えている。各巻の最後に幻となった設定資料が付属しており、それぞれのキャラクターの成長を見るのは感慨深いものがある。
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