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2022.07.09
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カテゴリ: 家電
エスプレッソマシン「デロンギ ラ・スペシャリスタ・プレスティージオ」(EC9355J-M)

エスプレッソマシン「デロンギ ラ・スペシャリスタ・プレスティージオ」(EC9355J-M)

 グラインダーとミルク泡立て用ボイラーが付いたモデル。全自動マシンと対をなす趣味カテゴリーの最上位機種となっています。
製造/販売 デロンギ
製品情報 エスプレッソマシン「デロンギ ラ・スペシャリスタ・プレスティージオ」(EC9355J-M)
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タンピングというのはポルタフィルターという道具に入れたコーヒー粉にハンコを捺すようにして圧力をかけて固めること。エスプレッソ抽出でとても重要な作業です。
通常タンピングをする場合、挽いたコーヒー粉をフィルターに移し、腕を頼りに圧力をかけます。しかしコーヒー粉の表面が水平になるよう強すぎず弱すぎず圧力をかけるのは難しく、ブレが抽出ムラにつながり、私のような素人はがっかりエスプレッソを作ってしまうことになります。
その点、プレスティージオはフィルターをセットするだけで自動的に豆を挽きはじめ、レバーをスロットマシンのようにグイッと手前に引くだけでタンピングが完了。手動なのでやや力がいりますが、誰でもプロ並みの仕上がりに。あとは機械まかせで抽出してもらうだけです。
レバーを引くだけとはいえタンピングは人力なので、電動に比べて圧力を加えやすく、しっかり固められるところもポイントです。
グラインダーの挽き目は8段階で調整可能。挽く時間は機械が挽き目に合わせて自動的に調整します。蒸らし時間も挽き目に合わせて自動的に調整してくれます。
発表会でバリスタの方にプレスティージオでエスプレッソを抽出してもらったところ、黒ビールのようになめらかな泡(クレマ)ができていました。タンピングと抽出がうまくいっている証拠です。
最大圧力は19気圧で、抽出していたときの表示は8気圧程度となっていました。抽出温度は3段階で設定可能です。
カフェラテ用のミルク作りには独立のスチームボイラーを使用。ミルクジャグに牛乳を入れたら、スチーム管を表面につけてチリチリ泡立てます。
本体はステンレススチール使用のクローム仕上げ。業務用機的なディテールでそそられます。アナログな圧力計がかっこいいです。
カップ受けは2段階の高さ調整ができて、小さなエスプレッソグラスだけでなく普通のコーヒーカップも使用可能。エスプレッソのお湯割り、アメリカーノも作れます。
サイズは幅385×奥行き370×高さ450m、重量は13.5kg。
付属品はフィルター(1杯用・2杯用)にミルクジャグ、クリーニングピンなどのメンテナンス用品に水硬度チェッカーなど、一通りのものがそろいます。
プレスティージオ最大の魅力はブレがないこと。手でやった場合、タンピングに失敗すると正解の味が分からなくなります。そこを機械でやってくれるので、あとは挽き目や豆の量、湯温を変えて味を追求するだけ。
全自動機に比べれば手間がかかり、抽出が終わったあとクッキーのようなカスを捨てるときはフィルターをノックボックスにハンマーのようにガンガン叩きつける音が響きわたります。そして価格も全自動のフラッグシップほどではないですがそれなりの高さです。






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最終更新日  2022.07.09 15:30:10
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