虚弱(だった人の)日記

虚弱(だった人の)日記

日記の空白期間



匂いに過敏になったのは、昨年の6月。

必死で調べて、結論は北里にたどり着きました。

初めて北里に電話したのは、6月23日。

そのとき、7月3日から来月分の初診の予約を受付しますと言われました。

7月3日、なかなか繋がらない電話にイライラしながら、

やっと8月X日に予約完了。



・・・それから坂道ころがるように悪くなって・・・

東京まで行くのは「無理」だと思った。

居られる場所が無かった。

蛍光灯であんなふうになるなんて考えたこともなかった。

パソコンは使えなかった。

身の回りのあらゆる物が、毒を発していると思った。


避難場所にしようと考えた

築30年経っている実家からは、

10年以上前に亡くなった、

父のタバコの匂いが臭くて、とても居られなかった。


雨が降り込むのを気にもせず

窓を全開にして布団にくるまって眠った。

6月の夜はサスガに寒かったです。

でも、すぐ夏になったので助かりました。



扇風機を回して、

本の匂いに耐えながら、

焦点の合わない目で

必死に妹が図書館で借りてきてくれた関連本を読みあさった。


ビタミン、ミネラルで自分に足りていないと思われる物を多めにとり、

しばらくすると、僅かに回復。


東京へはなんとか付き人付きで行けたが、

帰ってきてからもどんどん悪くなってパニック状態に。


・・・


あの頃の異様な体験は一生忘れられないでしょう。

体験した人でないと、決して解らないでしょう。

私自身は、非常に軽かった方だと自分では思っています。

それでも症状は相当辛かったし、精神は病んでいた。




過敏症を患うと、自分の事で一杯いっぱいになります。

周りが見えなくなります。

それほど生きることが過酷になります。

周りにいる人達は、理解できなくても

ぜひ否定せずに理解する努力はしてあげてください。

誰の身にも起こることなのです。


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