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ニュースにはお約束の構成というものがあるが、最近は顕著になってきた。少年犯罪が起きると、決まって小中学校時の卒業文集が現れ、深層心理を分析しようとする。彼らが、特別の存在であるかのように…。待ってもらいたい。特別な存在に思えるのは、彼の部分しか見ないからだ。同級生全員の文集を見たり、さらには同世代の文集を見れば、彼が特段犯罪とは関係ない文章を書いているかもしれない。分析とは、比較対象がないと本来はできないのだ。さらに、スキャンダルには何10年来の友人、知人が現れ、有名人の結婚には交際期間だとか、指輪がどうとかそんな情報が定番として提供される。定番の情報には、作為が働く場合がおおい。提供側の思惑に簡単に乗らないように注意をしないと、日本人は中国人を笑えない。
2005.06.22
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必要以上に成果にこだわる組織には正確な情報が上がってこない。第二次大戦時、日本軍の戦果報告はその典型だった。陸軍、海軍が功名を競い合ったために、自らの戦果を誇大に表現した。これが、トップだけが誇大表現をしていれば、冷静な戦力分析が何とか成立するのだが、実際に戦闘する現場レベルで誇大な戦果を報告し、連絡を中継するたびに誇大され、何が正確な情報か解らなくなってしまった。そのため、相手の動向が一切解らずに、大敗の原因を作り出した。つまり、誇大な情報は、無価値であり、さらには、マイナスの結果しかもたらさないのだ。情報は整理し、分類することで価値は向上するのだが、加工された情報は、価値を下げてしまうのだ。また、情報を収集するものは、情報元が何の根拠をもってその情報を流しているのか冷静に見つめる必要がある。
2005.06.21
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情報は、どんな手段を講じても流出する。それは、あらゆるレベルで、情報を盗もうとしているからだ。インターネットから侵入するもの。捨てられたゴミを漁るもの。施設に忍び込んで盗むもの。最近の問題は、内部の人間の情報流出か。さまざまなガードシステムで情報を守ろうとしているが、効果はあるだろうか?情報の価値は、整理され、分類されていること。それが多く存在すること。つまり、価値があるとは情報が何かの目的のために整理されていることなのだ。商品を買ったときのアンケート欄に、職業や、年齢を正確に記入することが、ユーザーの利益と何の関係があるのだろうか?名前と住所、そして電話番号だけで用は足りるだろう。わざわざ関係のない情報まで渡す必要はない。誰のための情報か?よく考えないと、誰かにとっての『有益な』ものとなるだろう。
2005.06.20
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情報というものは集めればいいというものではない。情報を有益なものにするには、分析が必要だ。ただ、収集の段階において、思考のフィルターを通してしまうと、情報の持つ正確さや広さが制限されてしまう。都合のいい情報のみが、入ってくるようになると、分析ができなくなってしまう。情報の取得の第一段階にいかに独断と偏見を入れないか。それが、大事なのではないだろうか。
2005.06.15
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水と安全はタダと思われているというが、情報もまたタダだと思われているフシがある。有用な情報を得るのにお金をかけることには、まだまだ抵抗がある。洪水のようにあふれだす情報のなかで、有用な情報を仕入れるにはそれなりのコストがかかる。そしてまた、得た情報を選別し、分析するにも、自分という存在にコストを掛けなければならない。本を買って読み、インターネットで最新の情報の意味を調べる。新聞を隅々まで目を通し、世の流れをみる。時間とお金を掛けて選別した情報は、自分にとっての価値を持つ。それは、自分の価値を上げるものなのだ。
2005.06.13
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