スポーツ朝鮮　記事の入力| 2011-11-15 20:32

現金20億ウォンの超大型トレードが成し遂げた。ユンビトガラム(21)がユニフォームを着替える。

城南（ソンナム）はミッドフィルダーチョ・ジェチョル(25)と現金20億ウォンを与えて新人王出身のユンビトガラムを迎え入れることに決めた。城南（ソンナム）の便りに精通した関係者は"城南（ソンナム）と慶南（キョンナム）がユンビトガラムの移籍と関連した合意書をすでに交換した"と明らかにした。慶南（キョンナム）と契約期間が1年残っているユンビトガラムはプロサッカー連盟規定上移籍拒否権がない。

2010年慶南（キョンナム）に入団して3年契約をしたユンビトガラムは2010年K-リーグ29競技にでて,9ゴール7アシストの猛活躍でチームを6強に導いた。チ・ドンウォン(20・サンダーランド)との終盤の競争終わりに2010年K-リーグ新人賞も握った彼は今シーズンにも32競技に出場,8ゴール7アシストの活躍を広げた。可愛い容貌と優れた実力で慶南（キョンナム）では女性ファンが最も多い最高人気スターだ。

ユンビトガラムは'パスマスター'というニックネームらしくパス力は国内で手に挙げられるほどだ。鋭いフリーキック能力まで整えてK-リーグ多数のチームがうらやましがってきた。だから彼の移籍可否は冬移籍市場の最大関心事の中の一つであった。慶南（キョンナム）としては来年シーズンが終了すれば移籍料を一銭も取りまとめることができないからユンビトガラムを今年の冬移籍させるという噂が広まっていた。結論は城南（ソンナム）だった。

城南（ソンナム）は最近数年間母体（親企業）の統一グループの支援が減りながら,チームの主軸選手たちを大部分移籍させた。緊縮政策だった。チーム運営にも困難を経験した。だが, 来年7月に母体（親企業）が主催するピースカップ大会(国際クラブサッカー対抗戦)で成績を出すために 100億ウォンに近い巨額を支援することに決めながら,選手招聘に積極的にでることになった。 スプリットシステムで運営される来年シーズンとFAカップ優勝で出場権を握ったアジアチャンピオンズリーグに備えた側面でもある。 こういう動きの初めての走者がユンビトガラムだ。城南（ソンナム）は今後他の選手招聘にも拍車を加えると発表された。この関係者は"城南（ソンナム）がFA最大魚キム・ジョンウもチームに残留させる計画を持っている"と付け加えた。慶南（キョンナム）はユンビトガラムの移籍資金で来年シーズンのための体質改善作業に入るものと見られる。

だが,ユンビトガラムの城南（ソンナム）行に変数は残っている。ユンビトガラムが国内移籍よりは海外移籍を好んでいるから海外進出に対する余地を残すことになったこと。海外球団で20億ウォンを上回る金額でユンビトガラムの招聘を提案する場合,城南（ソンナム）でない海外で引き返すことができる。慶南（キョンナム）球団は11月末まで海外球団の提案がくればユンビトガラムの海外移籍を許容することにした。だからユンビトガラムのエージェントのスポーツハウスは海外の色々なチームと移籍交渉を行っているけれど移籍料で意見の相違を見せて難航している。最近スコットランドプレミアリーグ(SPL)のチャンピオンレインジャーズが慶南（キョンナム）に正式招聘提案書を送ったが移籍料が期待値に至らないと分かった。結局ユンビトガラムの城南（ソンナム）行は11月末にでも最終決定されるものと見られる。
ハ・ソンニョン記者jackiechan＠sportschosun.com