英語の勉強
2001年の春学期、アフロケンは、クラスで不思議ととなりに座ることが多かった。
ぺんぺんは、その頃から、ちょっと目が悪くなってきていた。
でも、メガネをかけていなかったので、なるべくクラスの真ん中、
一番見えやすい場所にいつも陣取っていた。
となりに座ると、アフロケンは、『これ、キミの美術の勉強に良いと思う』と
画集やら、美術の本をやたらと見せてくれて、
本を開きつつ、本の内容や、絵の書き方など教えてくれた。
ぺんぺんは『別に頼んでもないのに、まぁご丁寧な』くらいに思っていた。
その頃、まだ英語に不安があったぺんぺんは、
ある意味、『英語の勉強だ~』と思って、プラスになるな~と考えたり。
時々、『めんどくさいな~、早く終わらないかな~』と思いつつ、
テキトーに相槌を打ちながら、話を聞いていた。