彼ってストーカーなんじゃ??
2001年の春学期、同じ美術のクラスをうけていたアフロケン。
セメスターが終了する直前、その美術のクラスで、サヨナラパーティーをすることになった。
ぺんぺんは、その日、手作りの巻き寿司を持参。
当日、朝から頑張って作ってみた寿司。
生まれて初めて巻き寿司なんか、作ったよ。
きちんと材料をチェックしてなくて、酢を買うのを忘れてたから、
酢ナシのお寿司。砂糖と酒とで、それっぽい味付けにして、
ご飯にかけてみたり。
アフロケンは、ぺんぺんが持参した巻き寿司をほとんど一人でたいらげた。
そして、みんなと話したかったぺんぺんは、
教室をグルグルまわり、会話に加わっていた。
アフロケンはそんなぺんぺんのあとを、グルグルと追いかけ、
みんなの話の輪に割り込む!割り込む!!
ぺんぺんは最初、そのアフロケンの行動に気づいてなかったんだけど、 にぶちんだからね
そのうちやっと気づいて、『この人は、わたしが話しているところによく来るなぁ』と。
ぺんぺんの手作り巻き寿司は、あわれ、アフロケンに全てやられちまったよ。
ぺんぺんは『あ~あぁ~~他に食べたいって人も居るかもしれないのに。
でも、まぁ余らなくて良かった。余った食べ物を家に持って帰るなんて
格好悪いし』とポジティブ思考に考えてたな。
そして、『この人(アフロケン)、相当日本食が好きなんだろうな』とも思った。