ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

May 21, 2006
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 今日はオケの本番があった(モーツァルトの「イドメネオ」序曲、シベリウスのバイオリン協奏曲、モーツァルトの交響曲第39番)。

 ちなみに、このオケ、第一バイオリンは自分を含め六人しかいない。自称、少数精鋭軍団だが、疑いなく僕が唯一の足手まとい。
 今回は特にモーツァルトの39番に苦労した。終楽章の16分音符が難しいと言われるけど、自分としては、むしろ2楽章アンダンテのフラット攻撃に悩まされた。二、三箇所、どうしても音程がうまくとれないとこがあって、本番直前まで指遣い(フィンガリング)が定まらなかった。

 一方、シベリウスの協奏曲は純粋に楽しめた。2楽章アダージョが特に良かった。普段CDを聴くときは1楽章と3楽章ばかりが耳に残ってしまうが、実際にオケで弾いてみて、2楽章の奥深さが少しわかった気がした。
 ソリストは実に堂々としていて、メリハリの効いた熱演。彼女はピンカス・ズーカーマン氏のまな弟子さんとのこと。3楽章の荒波ぶりも超かっこよかった。

 バイオリン協奏曲の伴奏をするのは、このオケでは 前回の演奏会 (ブラームス)に続いて二回め。一般的にバイオリン協奏曲のバックで一番活躍するパートは、やっぱりビオラだと再認識した。バイオリンパートは、音域が独奏バイオリンとダブってしまい、結局は「お休み」の部分が多すぎる。





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最終更新日  May 25, 2006 06:15:11 AM
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