ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Nov 22, 2006
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 今日は、たまたま無料のミニ演奏会が昼下がりのケンブリッジ大学内で開かれていたので、ちょっと覗いてきました。将来を嘱望される学生による室内楽のシリーズの一環のようです。

 ベートーベンのバイオリンソナタ7番、イザイの無伴奏ソナタ2番、そしてウィエニアフスキーの「華麗なるポロネーズ」1番という華麗なるプログラム。

 最初のベートーベンは、あまりにも肩に力の入りすぎた強引な演奏だったので、はっきり言って失望してしまいました。ピアノ奏者との息もバラバラで、聴いててハラハラドキドキ。国際的なコンクールでも入賞歴もあり、レコーディングもしている期待の新進バイオリニストらしいのですが、すごく自分勝手に弾く人だなーという印象は否めず。
 それを「若さ」と呼んで片付けることもできるでしょう。でも、それにしてもちょっと無理があるような。

 しかし、二曲めの無伴奏はさすがに名演でした。こういう人は独りで勝手に弾ける無伴奏のほうが向いているのかもしれません。そして、こういう我の強い奏者こそ、コンチェルトの独奏者として最終的には世界に羽ばたいていくものなのかも。

 彼の名はチャールズ・シエム Charles Siem。おそらくまだティーンエイジャー。大成するかもしれないので、一応、名前を覚えておいたほうがいいかもとふと思いました。

 ↓ケンブリッジの街並み
cambridge





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最終更新日  Nov 29, 2006 12:34:58 PM
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