ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

May 15, 2010
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 いよいよ今回の欧州公演初日。「のだめ」の撮影で使われたホールとしても有名なプラハのスメタナホールにて演奏いたしました。(ビオラ)

 早めに会場入りし、まずはステリハ。
 それにしてもこのホール、楽屋は狭いし、トイレの数は少ないし、階段を激しく上り下りして舞台に行かなきゃいけないし、昔のホールはやっぱりどこもこんなに使いにくいものなんでしょうか。

 本番では、当地の二つの合唱団がそれぞれアカペラを披露し、我々オーケストラはベートーベンの交響曲8番などを弾きました。
 そして最後に全員でベートーベンの「ピアノと声楽と管弦楽のための合唱幻想曲」を熱演。客演指揮者の快活な棒により、楽しく弾けました。

 弾いててすごく気になったのはホールの残響。非常に長い。3秒近くあるんじゃないかと。
 僕はビオラの2プル表で弾いたのですが、第1バイオリンの音がほとんど聞こえてこないし、唐突に管の特定の奏者の音が聞こえてきたりして弾きにくかったけれども、客からすれば、こうゆうホールの音響は素晴らしいということになるのでしょう。

 何はともあれ演奏は無事終了。一応は大成功だったと思います。嬉しいことに終演後も拍手がなかなか鳴り止まず、しかし僕らはなんにもアンコールを用意してないのでオロオロ。
 苦し紛れに、独奏ピアニスト氏がハイドンのソナタかなんかを弾きました。

 地元の友だちも聴きに駆けつけてくれて感激の一夜でした。本番後は打ち上げ。賛助で乗ってくださった地元の弦楽器奏者の人たちとも言葉の壁を乗り越えて激しく呑みまくりました。

 今回の欧州公演、まだまだ本番はいくつも残ってますが、最初の公演が無事に終わりホッとしてるとこです。

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最終更新日  May 18, 2010 07:01:30 AM
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