ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Mar 15, 2014
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 ミュージカル「ピーターパン」の伴奏オケでバイオリン弾きました。三回の公演、なんとか終わりました。

 細かい点では反省すべきことはけっこうありました。崩壊こそしなかったものの、それに近い瞬間は何度かあって冷や汗かきました。コンマスとして弾いたし、いろんな意味で疲労こんぱい。放心ちゅう。

 楽譜に忠実に弾くクラシックと異なり、芝居の進行に合わせて臨機応変に調整しながら演奏しなきゃいけないのがミュージカルの特徴/醍醐味?なわけですが、楽団員が一体となっての「臨機応変」ってのは難しい。ピットは基本的に真っ暗だし、互いのことがよく見えない。

 具体的には、思わぬところで観客が爆笑したり声援や拍手などの反応があったりして、舞台上の演者が「間」をとろうとするあまり、我々の音楽とずれてしまう場合。

 あるいはオケがまごついたり、前奏/誘導音を明瞭に演奏できず、独唱を控えてる役者が音をとれないまま別の調で歌い始めてしまう場合。こればかりはさすがに「臨機応変に」オケが歌に合わせて転調してさしあげることはできない。

 ミュージカル(やオペラ)をオケで弾くには、とにかく経験を積むしかないのかもしれません。

 演目自体は楽しめました。登場キャラはみんなわかりやすし、衣装や舞台装置も視覚的にお見事。





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最終更新日  Mar 20, 2014 12:43:03 PM
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