ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Apr 3, 2014
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カテゴリ: 映画、テレビ
「ダーリンは外国人」

 ミュージカル「南太平洋」の伴奏オケでバイオリンを弾くという機会をいただきました。つい何年か前にNYブロードウェイで再演されたとき、知人が出演してたこともあって是非観に行こうと思ってたのに結局ナマでは観ずじまい。自分が弾く日が来ようとわ。

 1949年の作品(ロジャース&ハマースタイン)。舞台は戦争時の太平洋の島国。駐屯している米国軍の男性兵士や女性看護士らと、現地の人びととの運命的な出会い(そして別れ)。お肌の色の違う異国人への嫌悪感を払拭できず、コクサイケッコンにいまいち踏み切れずうじうじしているオトコとオンナ。

 人種差別問題って、やっぱし難しい。基本的には恋物語なんだろうけれども、このミュージカル、ナニゲに重い。
 21世紀の今でも人種を隔てる壁はあちこちに根強く残ってるわけで、チョー鈍感なぼくですら、米国で暮らしてると、人種差別にあってると感じることがある。

 しかもこの作品、太平洋戦争の話なわけで、当然のように「敵国日本人(=ジャップ)をやっつけようぜ」とか言って米軍の皆さんが盛り上がっちゃってる場面があちこちに出てくる。おそらく出演者のなかで日本人はぼくだけだし、なんとなく居心地が悪い。

south pacific.jpg








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最終更新日  Apr 8, 2014 07:24:31 AM
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