ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Jul 2, 2016
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カテゴリ: 映画、テレビ
「Show me 証明」(評価 ★★☆☆☆ 二つ星)

 1910年代の実話をもとにした作品。日本では未公開。
 主演はデブ・パテル(←スラムドッグミリオネアに出てた少年)とジェレミー・アイアンズ(←もうご高齢のはずなのに、昔と全然変わらない)。

<あらすじ>
 インドの若者ラマヌジャンが、自らの数学理論を世に発表すべく、英国に渡り、ケンブリッジ大学の権威ハーディ氏に会う。

<感想>
 素晴らしい映画だとは思うものの、個人的にはいまいち。ケンブリッジの建物とかはさすがに美しかったけど。
 ビミョーに凝った演出上の小ワザとかがどうも好きになれなかった。それに、脇役のキャラをもっと明確に描いたほうがよかったか。彼の帰りをインドで健気に待つ女とか、彼の天才ぶりに嫉妬する周囲の数学者たちとか。
 肝心の定理の立証に関する場面や、インド人/ガイジンという理由でいじめられる場面も、どうも唐突で不完全燃焼。ちなみにこの二点、Sタップ細胞はありまぁす!と主張なさってた日本人研究者とか、先ごろEUを離脱することにした英国のこととかが思わず頭を横切る。

 それにしてもアイアンズ氏、熱演という感じでは全然なくて、良くも悪くも、もはや雰囲気だけで演じちゃってるし。





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最終更新日  Jul 3, 2016 08:31:35 PM
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