泰日国際結婚★Plaaのタイ生活日記 

タイの歴史




タイ族の国家が形成されたのは、13世紀ごろ。 

それ以前は、↓があったが、まだまだ不明な点が多いよう。



ドヴァーラーヴァティー王国 ■(モン族) (7世紀頃~)

ビルマ(現ミャンマー)南部からタイにかけての地域で、
チャオプラヤー川下流域を中心に、
ナコーン・パトム、ロッブリー、ウー・トン、ラーチャブリーなど幾つもの堀で囲まれた都市を形成。
仏教を信仰する高度な文化圏が存在していたよう。

シュリーヴィジャヤ帝国 ■(マレー人) (7世紀頃~)

インドネシアのスマトラ島からマレー半島に至る地域で、
東西貿易の重要な拠点として栄えた。
タイ南部のチャイヤーにある仏塔の建築様式はジャワのものと類似している。

クメール帝国 ■(クメール人) (9世紀頃~)

カンボジアのアンコールを首都として、
ベトナム、タイ、マレーシアの領域にまで影響を及ぼしていた。
特にタイ東北部には、現在でもクメール様式の寺院や遺跡が多数残っている。


タイ族の国家のはじまり スコータイ王朝


スコータイ王朝 ■(1238~1438年)

クメールの勢力が弱まってきた13世紀頃、
中国東南部より千年以上の年月をかけて南下を続け、
11世紀頃にはタイ各地に都市国家を形成し始めていたタイ族が統一国家を形成。

始祖:シー・イントラチット王
2代:バーンムアン王
3代:ラームカムヘーン王(タイ国の3大王の一人)
4代:ルータイ王

3代目の ラームカムヘーン王 の頃、飛躍的に国力を伸ばし、
領土は今のラオスから遠くシンガポールあたりまで広がったと言われている。
ラームカムヘーン王は、単に領土を広げたばかりでなく、
クメール文字を基礎にタイ文字を制定、
スリランカから上座部仏教を取り入れ国教に制定、
中国から陶磁器製造技術を移入、
など内政・文化面でも多くの実績を上げた。

しかし、ラームカムヘーン王の死後、スコータイ王朝は急速に力を失い、
後にアユタヤ王朝に服属、そして統合されて消滅した。

一方、北タイでは、ラーンナー・タイ王国も形成されていた。



アユタヤ王朝 ■(1351~1767年)

アユタヤは、スコータイ王朝時代から貿易の中心地として繁栄していた。
そのことに着目した地方豪族 ウートーン侯 ラーマティボディ1世 )が、
アユタヤを首都とし、自ら初代国王に即位し、アユタヤ王朝を形成。

その後、ロッブリー、スパンブリー、スコータイ、プラーサートーン・トーン、バーン・プルールアン
の5王家によって王位が継承された。

アユタヤ王朝は、国際商業都市として、中国、インド、西欧と交易し、大いに繁栄した。
日本も朱印船貿易で鹿皮、鯨皮などを輸入していて、
アユタヤに定住した日本人による日本人町も形成された。

約400年続いた王朝だが、決して平和な時が続いたわけではなかった。
初期の15世紀前半までは、東方のクメールを破ったり、
南部のナコーン・シー・タマラートを支配下においたりした。
しかし、その間にビルマ軍との戦いが相次ぎ、1569年ついに敗れ、約15年間ビルマに支配された。
17世紀初期に、ナレースワン大王が出現して、失地回復を果たし中央集権制度を確立した。
しかし、抗争は続いていて、侵攻してきたビルマ軍によって14ヶ月間包囲された後、
1767年4月7日の総攻撃で、一夜にしてアユタヤ王朝の全てが破壊され消滅した。



トンブリー王朝 ■(1767~1782年)

アユタヤが破壊された後、多数の政治権力が分立して国は6つに分割された。

アユタヤの将軍 タークシン将軍 は、
アユタヤ陥落直前に、わずかな兵を率いてタイ南東部のトラート方面へ退去し、
兵力を再統合して幾度とビルマ軍を撃退した。
そして、廃墟と化したアユタヤを去り、
約80km南方のトンブリーに遷都して、自ら国王に即位し、トンブリー王朝を形成して統一した。

しかし、戦いに明け暮れた15年の治世の末、精神錯乱状態になったとして寺院内に強制収容され、
1782年にチャオプラヤー・チャクリー将軍のクーデターで処刑された。

在位15年1代かぎりの王で、トンブリー王朝は消滅した。



チャクリー王朝 ■(1782~)

1782年4月6日、タークシン王を処刑した チャオプラヤー・チャクリー将軍 が、首都をバンコクに移し、
プラ・プッタ・ヨートファー・チュラロック・マハラー(ラマ1世)と名乗り、国王に即位した。

※バンコク王朝、ラタナコーシン王朝とも呼ばれている。

この チャクリー王朝 が、現在まで9代続いている 現王朝



NEXT→ (チャクリー王朝史)




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