ぽかぽか新聞

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出血・管理入院



2004.1.9 24週3日

夕食を楽しく食べた後トイレへ行ったら出血。

ナプキンに少しつくくらいの出血だったが体が凍った。

ついにきた。母は外出中。

妹とすぐに病院へ向かった。病院までの道のり40分。

車の助手席で寒くて震えが止まらなかった。

妹の落ち着いた対応でかろうじて気持ちが落ち着いている。

病院に着きすぐに入ったトイレでまた出血。

こんどは血の塊。子宮から落ちたという感覚。

その後登った内診台でもダラダラ出血が続いた。

「結構出てるね。でも止まらない程でもないか。この張りをなんとかしなきゃ。」

暖かいタオルをお腹にあてて張りを抑えた。

内診台に乗せた足がガタガタ震えて止まらない。

元ちゃん!大丈夫?!

幸い元ちゃんの心音、胎動共に順調、元気だった。良かった~(涙)

導尿の為に管を入れ、ウテメリン点滴。

夫が仕事場から駆けつけてくれ先生の説明を伺った頃には張りは止まっていた。

夫も妹も帰ってしまい、ベッドで一人涙が止まらない。

不安で押しつぶされそう。明日の朝は来るんだろうか。

また出血しないだろうか、導尿の管も点滴も気になって眠れない。

もう泣かないって決めたのに。ごめんね、元ちゃん。

NST中、元ちゃんの心臓パクパク胎動もじょもじょ。

すごく元気に動いているのを感じた。

しっかりつかまっててね、あなたは強い子よ。





2004.1.10 24週4日   入院2日目


管につながれて体を動かせず緊張していたらいつの間にか朝。

長い長い夜だった・・・・

導尿の管が気持ち悪くて上手に座れない。

食事の味なんてわからないし、食べたくない。

夕方妹が色々持ってきてくれたけど笑顔で話す事ができなかった。

ごめんね。次の日妹から手紙をもらった。

「お姉ちゃんは私にとって大切な人。お姉ちゃんがくじけちゃうと私も悲しいよ」

そうだ。私だけが頑張っているんじゃない。

みんな同じ気持ちで支えてくれている。私がくじけちゃだめだ。

今は元ちゃんを無事産んであげる事だけ。無事産むためには安静しかない。

今できる事を精一杯やらなきゃ。

夢だったマタニティライフ。妊婦服着て、散歩して赤ちゃんの服選んで。

何もできなかったけどもうそんな事は考えない。

強い生命力を信じて無事産んであげる事だけを考えよう。

とりあえず今の目標は元ちゃんが1000グラムを越す27週との事。

一日一日を大切に安静に。

今日も一日無事過ごせた。ありがとう。






2004.1.16 25週3日

お腹が張る。

トイレに立っただけでお腹が張って痛い。

先生に話したら今の時期は張る時期だから仕方ないとの事。

・・・張ってていいのかな。

今朝の回診で

「前回のおりものの検査で赤ちゃんに悪い菌が出たのでもう一度検査します。」

なんですって!!もうここまで来たら何を心配しても仕方ない。

ここは病院だから大丈夫。今の医療を信じよう。

それにしても次から次へと心配ばかり。体に悪いわ・・・

内診したら人より子宮口が短い事がわかった。

ふつうなら子宮口を縛るけど前置胎盤だからそれはできない。

お腹が張りやすくなっているとの事。

手術の説明をしたいから明日ご主人を呼んでください。

ドキっとする言葉。もう手術の説明?

もしかしてもう危ないの?!

週明けから大出血に備えて自己血を採る事になった。

やっぱりもう危ないのかな・・・

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