1回目の流産のはなし

1回目の流産のはなし ポコルコの体験談です

結婚して約1年半。
妊娠ってなかなかしないものなんだなぁと思っていたころ。
なかなか生理がきません。でも生理不順で周期が長くなっていたので
「もしかして♪でも違うだろうな・・」と複雑な気持ちで検査薬を試してみるとなんと陽性!!


数日後。
ウキウキで病院へ行きました。
病院でもう一度尿検査をすると陽性。「やっぱり」とニンマリする私。
5週目です。出産予定日を計算してくれて気分はもう妊婦♪そして内診。
「あーあった。妊娠は間違いないですね。ちょっと小さいなぁ。でも気にしなくてもいいですよ」
そんな言葉は聞き流してルンルンで帰り、すぐダンナにメールしました。


一週間後。
再び病院へ。前と同じく内診。
「あ!大きくなってるね・・・」という看護師さんの声が語尾につれて小さくなった気がしました。
「なに?なに?」と急に不安になってどきどきしていると、
「下着つけたら奥のいすへ来てください。お話がありますよ。」と言われました。
「6週目だと赤ちゃんになる胎芽が見えないといけないんだけど、それがまだ見えません。
一週間後にもう一回見てみてそれでも見えてこなければ、残念だけど育たないので手術することになります」
ボーゼンとするしかありませんでした。何を言っているのか理解したくなかったのかもしれません。
そんな様子の私を看護師さんが小部屋につれていってくれ、
「ここで落ち着くまで休んで。ダンナさんに説明できる?電話してあげようか?」
と言いました。とても説明なんてできないと思い、看護師さんに電話してもらいました。
説明の後、私に電話を変わってくれました。それまで呆然としていたのに
ダンナの声を聞いたとたんに急に悲しくなってきました。
涙をこらえているので何も話すことができずにいる私の無言電話に、
仕事中のダンナはずっと付き合ってくれました。


さらに一週間後。
もしかして見えるかもしれないというわずかな期待を胸にダンナと病院へいきました。
待合室での時間はとても長く、ずっと震えが止まりません。
・・奇跡は起こりませんでした。やはり胎芽は見えませんでした。
婦人科なのでここでは手術はできず、紹介状を書いてもらいすぐに大きな病院へ。
今までの病院と違い、産婦人科なので妊婦さんだらけです。お腹が大きくない人も全部妊婦さんに見えて、
誰も悪くないのに腹立たしい気持ちでいっぱいになってしまいます。
そんなふうに感じてしまう自分が余計に惨めに思えて、ずっとうつむいていました。
ここでもやはり胎芽は見えず、来週、一泊入院で手術することが決まりました。


入院一日目。
妊婦さんや産後の人と同室になる勇気がなかったので個室にしてもらいました。
手術前の処置があるということなので、病室で待っていました。
看護師さんが呼びにきて診察室の内診台へ。
「手術前の処置」がこんなに痛いものだと思っていなかったので息は速くなるわ力は入るわで
なんとか終わった頃にはフラフラで貧血状態になってしまい、車椅子で病室へ帰りました。
手術前の処置とは子宮口にラミナリアという細い木の棒みたいなものを入れることで、
その棒が一晩かけてじわじわと膨らんで子宮口を広げるらしいです。
なので処置の後からはずっとお腹が痛くて、テレビをつけても気が紛れません。
寝るどころではなく、痛み止めの座薬を入れてもらっても痛みは少しだけましになるくらい。
明け方にようやくうとうとしました。


手術の日。
朝から点滴をして10時ごろ歩いて手術室へ。(なんかイメージと違う)
心電図やら血圧計やらを手早くつけられて、「麻酔しますよ~。数数えてください」
と言われ、いっぱい数えてやる~!と数えだしたけど「1,2,3,4,5・・・」
麻酔ってホンとにかかるんですね。
途中で気づいたら「痛い~痛い~」と言っていて、先生が「麻酔追加して」と言ったような。
足をポンポンとたたかれて、「終わりましたよー」と言われ、
ストレッチャーで病室に帰り、もうろうとしながら自分でベッドに移ったと思います。
その後は前日ほとんど寝ていないこともあったのか爆睡・・・。
14時ごろに退院しました。

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 ーおわりー  *最後まで読んでくださった方、ありがとうございました(*´▽`*)


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