僕の心の詩

街角に咲く薔薇♪

仲間のバイク2

街角に咲く薔薇♪


仕事帰りに見つけた、街角に咲く真っ赤な薔薇
とても綺麗で、可憐で、美しい。
でも薔薇には棘があり、昔の僕をちょっと思い出した。

昔付き合った彼女は僕には似合わない程の美人だった。
まさに、月とすっぽんの感じだった。
だけど、僕は彼女の魅力に吸い込まれ、
彼女にどんどん引き込まれて行ってしまった。

周りの友達が彼女について、悪い噂を僕に教えてくれた。

でも僕にはそんな言葉は通じなかった。
彼女しかか見えなかったし、それが全てだった。

何度かのデ-トを重ね、KISSを交わし、
何度かのデ-トで僕等は一つに交わった。

友達の言葉なんて、全く嘘としか思えない程
僕は幸せの絶頂にいて、彼女の魅力にはまった。

だけどある日、彼女は僕に言った。
私は恋が出来ない女なの。???????
僕にはその言葉の意味が分からなかった。
彼女は微笑みながらゆっくりと話した。
私は一人だけの男性を愛する事は出来ないと。

僕は唖然としてしまい、一瞬気が動転した。
そんなに、綺麗で、可憐なのに、心は魔性の女。

ある日僕は見てしまった、彼女が他の男性と
楽しそうに腕を組み会話しながら歩いているのを。

ようやく目が覚めた。友達の忠告が始めて分かった。
彼女なりに悩んでいるのか、心の病気なのか、
本当の恋愛を経験した事が無かったのか、それとも
過去に大きな心の傷を負ってしまったのだろうか。

彼女は僕にとって、真っ赤な薔薇の存在だったが、
大きな棘が僕の心に突き刺さった。遊ばれた訳ではないが、
僕は僕なりに答えを出した。別れようと。

結果は簡単だった、彼女いわく、良いよって、
簡単にあっさりとの言葉。まさに魔性の女なのか。
僕はしばらく恋愛と言うものに不信に陥った。

今でも真っ赤な薔薇を見ると、あの可愛そうな彼女を
何だか哀れむように思い出し、僕は少し苦笑いをする。




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