僕の心の詩

しろつめ草の想いで♪

しろつめ草

しろつめ草の想いで♪


卯月から水無月にかけて
風が爽やかに吹いてくる
公園に咲く花・しろつめ草
瞳を閉じると色々な想いでが
心の奥から優しくにじみ出る。

昔、君と行った公園が懐かしい
君は手作りのお弁当を持参してくれて
誇らしげに"さあいっぱい食べて"と
笑顔満面に瞳を輝かせていたね。
僕が"美味しい"って言うと
君は両手をたたいて喜んでくれた。
でも、"本当に君一人で作ったのと"
素朴で、地雷的質問をしてしまった。
君は、あっさり、頬を赤らめて
"お母さんに手伝ってもらっちゃった-"
僕は思わず、素直な君を更に好きになった。

まわりを見渡すと
しろつめ草が一面に咲いていて
君はしろつめ草で冠を作り始めた。
女の子を意識し始めた僕には
その動作がやけに可愛らしく見えた。
出来上がった冠を僕の頭の上に載せて
君は言う、しろつめ草の花言葉。
"約束"・・・・・"高校生になっても
いつまでも今のままでいたいねって"
これから受験を向かえる二人には
この約束は大きな意味が存在した。

僕等は願いをかなえる為に、
四葉のクロ-バ-を探し始めた。
君が、"あったよ-"てはしゃぎ、
僕も、"あったあった"と大騒ぎ。
二人は約束と願いをかなえる為に
押し花にして互いに持ち帰った。

あれから幾年経ったのだろうか。
毎年この時期が来ると君の事を
思い出しては、15歳の僕を振り返る。
僕も故郷を出て、君もお嫁に行ったと
風の噂に聞いたけど、あの公園は
今もあの時のままで変わらずに
多くの若者が今も恋を語り合っている。


コメント・・・日曜日におこちゃま達をつれて公園に行ったら、しろつめ草がいっぱい咲いていて、姉ちゃんが、冠を作ったり、四葉のクロ-バ-を探していました。それを見ていたら、ついつい15歳の頃のあの娘を思い出しちゃいました-。15歳・・・微妙な歳でしたが、懐かしい想いでがいっぱいですね-。(*^^)v。(^^♪。


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