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2012年09月15日
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この文庫本には表題の『陰翳礼讃』ほか、
昭和5~23年のいくつかのエッセイがあります。

『陰翳礼讃』は昭和8年。
洋風なものが日本人の生活に入り込み始めた時期のエッセイで
とても興味深いです。

…てか、面白い(^◇^)

谷崎さんの言う「趣がある」もともとの日本の生活文化は
もう私にとっても「見たこともない」世界で、
厠(便所)論に至っては、目が点になるほどです。

西洋の陶器の便器は趣がない、
便器は木製の朝顔に青々とした杉の葉を詰めたのが趣があり贅沢である、と。

うわあ、これは掃除を家人に任せている男の人の理論だなあ…と思いつつ
滅茶苦茶面白い!

読み進めていると、
日本の本来の美意識はどんなものであったのか、
日本の家屋はどのように出来ていて
漆器などの生活用品から日本の美術品はどのような光線の中で楽しむように出来ていたのか、
そして、それらが人の心にもたらした世界は…など、
とても興味深く感じられるのです。

私も最近は家の中の電燈の光があまり好きではありません。
薄暗いくらいが丁度いい。

もっとも欧米の家庭の明かりは間接照明だというから
谷崎さんの言っていた「薄暗さに趣のある日本と、ギラギラした西洋」は
今や、ま逆になっていると言っても良いかも。

さておき、いろんなこだわりの一方で
「確かどこそこの文献にこんなことが書いてあったけど、
今、手もとに無いので確認が出来ない」
などど、適当に流しているところも随所にあって
何とも時代を感じさせられ、面白いです。






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Last updated  2012年09月17日 17時13分36秒
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