体脂肪とBMI指数

●肥満とは、

    脂肪組織に正常以上に脂肪が蓄積した状態です。

人間の体内で最も多い構成成分は、 体重の50~60%を占める水分で、次が脂肪分です。
脂肪分が体重に占める割合、 つまり「体脂肪率」は、

      正常男性で15~20%、
      正常女性で20~25%

が適正と考えられており、
男性で20%、女性で25%を超えますと、 肥満と判定されます。


●体脂肪率は、

二重エネルギーX線吸収測定法と呼ばれる方法などによって
正確に測ることができますが、 肥満かどうかは身長と体重から簡単にはじきだせます。

これは身長に対する体重の比率が、 脂肪の蓄積量に関係していることが分っているためです。


●今日よく利用されているのは、 「体格指数」:Body Mass Index(BMI)と呼ばれているもので、
世界共通の肥満判定の物差しともいえます。

   体格指数は    
体重(kg)÷身長(m)× 身長(m) の式によって計算します。

身長の単位はメートルです。 正常値は22で、25.0以上を肥満と判定します。
(2000年日本肥満学会肥満症診断基準検討委員会)。
ちなみに同委員会では、  

 25≦BMI<30を肥満(1度)、
     30≦BMI<35を肥満(2度)、
     35≦BMI<40を肥満(3度)、
     40≦BMIを肥満(4度)

と分類しています。


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