田中康夫長野県知事からのお電話


 発端は、田中知事あてに政策提案をして、個人的につくった冊子を送ったことによるものです。突然の電話でしたので、びびってしまい、残念なことに満足に受け答えできませんでしたが、参考までにお知らせします。

 <職場の同僚から「田中康夫さんから電話です」とのこと>
田中:「メールと郵送で資料を受け取りました」
山路:「恐縮です。わざわざ、お電話いただき、ありがとうございます」
田中:「山路さんは、(自治体)三重県プロ職員というような、名刺をつかっているの」
山路:「(株)に相当するつもりで、(自治体)を、めざしたいところで「プロ」としています。今、ノードストロームの前の副社長のベッツィ・サンダースさんが書いた『お客様の喜びは、私の喜び』読んでいたのですが、この巻末で著者と対談されていますね」
田中:「そうですよ」   
 ~しばらく、沈黙~
山路:「この前、テレビ(サンデープロジェクト)を拝見しました」
田中:「こっちは一人で荷物をもって行ったのに、改革の三重県は知事に職員が3人も同行してすごいですね。(いきなりの皮肉でした)ところで、三重県の南部では道路に対してはみんな同じ考えなの?」
山路:「本日の産経新聞の木村和歌山県知事の記事にもあったように、現在、建設中のものは必要性が高いという感じです」
田中:「産経の記事は知らないけど、木村さんはどんなことを言っているの?」
山路:「少なくとも、現在建設中のものは必要性が高いのではないかと、おっしゃっています」    
~しばらく、沈黙~
山路:「長野県では庁内の雰囲気はいかがでしょう?」
田中:「僕と県民で職員をサンドイッチしているという、感じかな」
山路:「改革に対する2:6:2の原則で、やる気のある職員には知事の姿勢は歓迎されているのではないですか?」
田中:「どうなのかな?」
山路:「今は県庁から電話をおかけですか?」
田中:「そうだよ。いずれにしろ、いただいた資料には目を通させていただきます」
山路:「どうもお電話ありがとうございました」
※ 独特の声と話し方で、すぐに本人とわかりした。名刺にメールアドレスどころか、電話を入れない首長が多数のなかで、メールアドレスを入れているだけでなく、きちんと返事をいただいたのは、知事では橋本高知県知事(本人のメールの返信)についで2人目です。
 着任当初と違い、批判も受けている田中知事ですが、垣根の低さというか、誰にでもきちんと対応する姿勢には感心しました。もちろん、かつてのブッチホンのように受け取った方の好感度が飛躍的に上がるの は折り込み済みでしょう。



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