<鬼澤慎人さんの講演録>



1 日 時:平成21年1月15日(木)13:30~16:00
2 場 所:三重県勤労者福祉会館
3 講 師:茨城県経営品質協議会 代表理事 鬼澤慎人さん
4 テーマ:「やる気を高め 組織力を高める」
5 概 要:次のとおり

・「理解」と「気づき」は違う。理解はunderstand、左脳でわかる
ことで、気づきはawareness、右脳でわかることで、情緒的、いわ
ゆる腑に落ちることである。
・雰囲気を明るくするポイントは、
1 表情(笑顔)ー大変なときこそ笑顔ー「笑う角には福来る」
2 アイコンタクト(顔を見る)
3 うなづく(反応)
4 あいづち
 である。
・組織とは「自分ひとりではできないので力を合わせる協働行為
の体系」である。
・チャスター・バーナードによると組織の成立要件は、
1 共通の目的
2 一人ひとりの貢献意欲
3 コミュニケーション
 である。
・「経営とは人を通じて正しいことを行うこと」、「経営とは平凡な人
間が集まり、目的を共有してチームワークで非凡な成果をあげる
こと」(ピーター・ドラッカー)
・やる気とまとまりは指示や命令ではつくれない。
・人は目的(何のために)と目指すもの(夢)が明確になるとやる気
が出てくる。
・人は「明るいところ」「楽しいところ」「暖かいところ」へ集まる。
・朝礼と終礼をやるといいが、真ん中の勤務時間は厳しい話をし
ても始まりと終わりである朝礼と終礼は明るくいきたい。
・「人の評価は死後に定まる」というが、自分で自分の死後の評
価を確かめることはできないので、自分の墓碑銘や死亡記事に
どう書いてもらいたいか考えるといい。
・死亡記事で自分の生き方を変えたのはノーベルである。先頃、
日本人が4人も受賞して話題になったノーベル賞の創設者だが、
ノーベルが生き方を変えたのは弟と間違って死亡記事が出たこ
とによる。その記事は「ダイナマイトを発明してたくさんの人を殺し
たことになった」と散々だったそうだ。そこで生き方を改め、私財
をつぎ込んでノーベル賞をつくった。
・伝達するには、フレーム(仕組み、仕掛け)がいる。それには言
葉を磨き、熱を伝える。何を伝えたいかより、何が伝わるか。何
を言っているかより誰が言っているか。
・アンケートによると信頼できる上司とは、「自分のことをわかって
くれる上司」であり、「話を聴いてくれる上司」である。
・やっている人が楽しいと周りの人が参画する。
・一日何回「ありがとう」を言うか、「ありがとう」と言ってもらえるか
を目標にするといい。


© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: