【逆境だからこそ挑戦を】



逆境にのまれず、逆境をバネにするマネジメントが求められる時代には、100
の論議より1つの行動が大切になります。頭を使って考えることはもちろんです
が、汗をかかなければいけません。
 私はマネジメントとは演出することだと思います。良い台本を書いて、良い舞台
を整え、役者である社員を演出し、観客から拍手をもらえるようにする。その拍手
に感動して社員はさらに頑張る。
 社員や顧客に感動を与えること、感動を共有する場を作ることこそマネジメント
の要諦ではないでしょうか。良い舞台に欠かせないのは、可能な限り高い目標を
掲げることです。達成した時により大きな感動が生まれるからです。
 成果主義を否定するわけではありません。頑張った人は報われるべきですが、
お金はモチベーションを長続きさせませんよ。それに多くの場合、成果主義は
失敗した者に冷たい。
 逆境だからこそ挑戦に意味がある。社員が挑戦しやすくなるように、上司は部
下に若い頃の自慢話より失敗した話をしてあげるべきなんです。
 逆境の真の原因を見つけたら失敗を恐れずに立ち向かってください。逆境は
必ず乗り越えられるはずです。 

(「日経ビジネス」03/6/9号 本 著者に聞く 瀬戸雄三氏(アサヒビール相談役)
より)

 ~~~~~~~~~~~~ここまで引用~~~~~~~~~~~~~~

 「ピンチはチャンス」という言葉があります。逆境を逆手に取り、だめで元々と
挑戦することが大事です。
 「挑戦しろ」とか「リスクをとれ」と言うだけではなく、社員や職員が挑戦しやす
くなるように環境を整備し、失敗した者もそのチャレンジ精神を称え、再挑戦の
機会を与えることが組織の上層部に求められるのではないでしょうか。
 梯子を外したり、後ろから鉄砲を撃つことなど論外です。果敢にチャレンジす
る者をサポートすることが挑戦する者にとって最大のモチベーションになるので
す。 




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