2005入社式トップの言葉から



(○トップの言葉、・私の感想)

○「出る杭は打たれるというが、みなさんは出る杭になってほしい。
 必要な杭は決してたたかない。安心してほしい」
 (塩野義製薬 塩野元三社長)

・「出すぎた杭は打てない」とも言いますから、出るならいっそ中途
半端ではなく、思い切って出たいものです。それと打たれにくいよ
うに、時と場所も選びましょう。

○「常に理想の仕事、職場にめぐりあえるわけではない。自分の可
 能性、希望を捨てずに、『仕事の味』を味わえるところまで頑張って
 ほしい」(大和ハウス工業 村上健治社長)

・その職場で力を発揮できない者が、ほかに異動したり、転職したとこ
ろで成果を挙げられるとは限りません。
 とかく先にある成果は見えにくいものです。後一歩の努力でこれまで
の苦労が報われるかもしれないと思い、決して諦めないようにしたいも
のです。

○「現代は非常に速いスピードで動いている。一年さぼると、周りより
 10年遅れる。気を抜かずに頑張ってほしい」
 (積水ハウス 和田勇社長)

○「トップを走っていても、いつでも逆転される。『一人ひとりが創業者』
 という考え方を実践し、わくわくした気持ちで仕事をしてほしい。
 (松下電器産業 中村邦夫社長)

・変化の激しい時代では、たとえ一時期ある分野でトップランナーにな
ることができても日々の努力、絶え間ない改善、改革を怠るとあっとい
う間に周回遅れのトップランナーになってしまうことを忘れていけません。

(以上、05/4/2 産経新聞より)

○「夢とビジョンを描き、世の中を変える気概を」
 (シャープ 町田勝彦社長)

・夢やビジョンを社員に与えることができるのもトップに必須の資質
です。そしてそれを実現するのが社員や職員です。

○「気を抜けば、あっという間に企業の存続すら危うくなる厳しい競争
 の中にいる。だからこそ、取り組み方によっては大きな成長のチャン
 スがある。果敢なチャレンジが必要だ」(トヨタ 張富士夫社長)

・販売台数でGMさえ抜こうかという日本の代表的勝ち組企業のトヨタ
でさえ、危機感や「打倒トヨタ」を社員に訴え続けているところが、トヨタ
の強さの秘密ではないでしょうか。

○「価値を生み出す努力を怠る社員は必要ない」
 (経営再建中のカネボウ 中嶋章義会長)

・「能ある鷹は爪を隠すというが、隠したままの人なら私は要らない」
という花王の後藤卓也会長の言葉に共感しています。「やったらできる」
という言葉は、言い訳以外の何の価値も持ちません。問題はやるかやら
ないかです。

○「経営に訴えたいことがあれば、私に電話や電子メールで直接伝えて
 ほしい。24時間受け付ける」
 (安全上のミスが相次ぐの日本航空 新町敏行社長)

・風通しをよくするには、現場からの意見を「尖った氷のまま」トップまで
上げることだと思います。

(以上、05/4/2 日経新聞より)


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