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<上杉鷹山に学ぶ人間の顔をした改革>
「小説 上杉鷹山」童門冬二著 集英社文庫より
(■引用 ○私の意見)
■治憲(鷹山)は、自分の藩政改革は、決して藩政府を富ませる
ためにおこなうのではなく、むしろ、藩民を富ませるためにおこなう
ものでなければならない、と決意した。
そう思うと、かれの胸は膨らんだ。つまり、藩政改革が、勤倹節約
だけを主目標にした、じめじめした暗いものではない、むしろ全藩民
が藩主といっしょになって、きびしいけれども前途に希望を持ってお
こなう楽しい事業である、とさえ思うようになった。
そして、「そのための、灯火は、藩主としての私が掲げなければな
らない」という責任を強く感じた。
みたところ、藩には壁があった。治憲は、その壁も三つあると思っ
た。
三つの壁とは、
1 制度の壁
2 物理的な壁
3 意識(心)の壁
である。
治憲は「改革とは、この三つの壁をこわすことである」と思った。中
でも、特にこわさなければならないのは、「3」の心の壁だと思った。
そこで、この心の壁を叩きこわすためには、
1 情報はすべて共有する
2 職場での討論を活発にする
3 その合意を尊重する
4 現場を重視する
5 城中(藩庁)に、愛と信頼の念を回復する
などの方法が必要だと感じたのである。
○改革という言葉にも何か手垢がついてきた感があるほど、官民を
問わず改革ばやりですが、何のために、誰のためにという原点を
最初にしっかりと見据えないと困難に直面したときにすぐに挫折して
しまうことになります。
本物の改革は自治体、企業の延命策を施す対処療法とは別物です。
■いよいよ本国入りのときがきた。19歳の青年藩主は鯉のように、い
よいよ滝を登るのだ。治憲は出発まぢかに腹心たちを呼んだ。
「いよいよ米沢に行く。ついては、米沢の藩政は今後おまえたちを軸
におこなうから、その覚悟をしてくれ。したがって、おまえたちも、自分
の信頼する者を多く集めよ。政治はすべて人である。それも沢山いれ
ばいるほどよい。改革を進める腹がまえは前に話したとおりだ。全家臣
を敵にまわしてもおそれるな。しかし領民を必ず味方にせよ。民を愛せ。
民のための藩政をおこなえ。そうすれば、たとえ国もとの重臣が反対し
ようとも、領民が必ず私たちを支えてくれる。いいな?」
腹心にいっているのではなかった。自身にいっているのだった。
治憲は、腹の底にその考えをしっかり据えたのであった。
○改革を担うのはいつの時代も人です。トップ一人でできるものでは
ありません。職員、社員が実を担い、住民、顧客の賛同が得られてこ
そ、成果をあげるのです。
■治憲は雪の道に降り立った。手には、灰皿と、その上に新しくおこ
した炭火を持っていた。怪訝な顔をする家臣団に治憲はこういうこと
をいった。
「実は福島から米沢への国境を越えて、板谷宿で野宿し、さらにそ
の宿場を発って沿道の光景を見ながら、私は正直いって絶望した。
それは、この国が何もかも死んでいたからだ。この灰と同じようにで
ある。恐らくどんな種を蒔いても、この灰の国では何も育つまいという
気がした。だから今、領内に残っている人間たちの表情に希望がない
のだ。それを私はよみがえらさねばならぬ。しかし、そんなことは私に
はできない。私は良い気になって今までおまえたちに改革案を作らせ
たが、しかしそれを受け入れる国の方が死んでいた。これは気づか
なかった。私は甘かった。そこで、深い絶望感に襲われ、灰をしばら
く見つめていた。やがて私は煙管を取って灰の中をかきまわしてみ
た。すると、小さな火の残りが見つかった。その火の残りを見つめて
いるうちに、私は、これだ、と思った。これだというのは、この残った
火が火種になるだろうと思ったからだ。そして、火種は新しい火をお
こす。その新しい火はさらに火をおこす。そのくりかえしが、この国で
もできないだろうか、そう思ったのだ。
そして、その火種は誰あろう、まずおまえたちだと気がついたのだ。
江戸の藩邸でいろいろなことをいわれながらも、私の改革理念に共
鳴し、協力して案を作り、江戸で実験をして悪いところを直し、良い
ところを残す、そういう辛い作業をやってくれた。そして今、その練り
かたまった改革案を持っていよいよ本国へ乗り込もうとしている。
そういうおまえたちのことを思い浮かべたとき、おまえたちこそ、この
火種ではないかと思ったのだ。おまえたちは火種になる。そして多く
の新しい炭に火をつける。新しい炭というのは、藩士であり藩民のこ
とだ。
それらの中には濡れている炭もあるだろう。湿っている炭もあろう。
火のつくのを待ちかねている炭もあろう。一様ではあるまい。まして
や、私の改革に反対する炭も沢山あろう。そういう炭たちは、いくら
火吹竹で吹いても、恐らく火はつくまい。しかし、その中にも、きっと
ひとつやふたつ、火がついてくれる炭があろう。私は今、それを信
ずる以外にないのだ。そのためには、まずおまえたちが火種にな
ってくれ。そしておまえたちの胸に燃えているその火を、どうか心
ある藩士の胸に移してほしい。城に着いてからもそれぞれが持ち場
に散って行くであろう。その持ち場持ち場で、待っている藩士たちの
胸に火をつけてほしい。その火が、きっと改革の火を大きく燃え立た
せるであろう。私はそう思って、今、駕籠の中で一所懸命この小さな
火を大きな新しい炭に吹きつけていたのだ」
○「横浜火種の会」という横浜市職員の自主的な改革グループは
この話から命名して鷹山に学ぶ米沢ツアーも実施したということで
す。
私たちが呼びかけた自治体職員有志の会も、会員一人ひとりが
各地、各組織・自治体で改革の火種になるという志を持って集まって
います。
■治憲は老人、病人、こども、妊婦、及びこれに準ずるような
弱い人たちを重視した。しかし、その対策も、いきなりすべてを
藩財政で負担することはできなかった。そこで治憲は、
「三助で行こう」といった。
「三助とは、
1 自らを助ける。すなわち自助
2 互いに近隣社会が助け合う。 互助
3 藩政府が手を伸ばす。扶助
の三位一体のことである」と説明した。
○現在、災害対応で言われている、自助、共助、公助に似た
三助の精神です。「天は自ら助くる者を助く」といいますが、自助
を基本にした上で、社会としてセーフティ・ネットを設定するのが
公を担う自治体政府の役割だと思います。
■口先だけではなかった。翌日、治憲は城内の庭で鍬をふるい
始めた。木綿の襦袢一枚になって、ハッシハッシと庭の土を掘り
起こし始めたのである。
佐藤文四郎が手伝った。
「お屋形さま、ここに何本植えるのですか」
寒気の残る季節なのに、親から首、背とびっしり汗をかいた
佐藤は、そうきいた。
「そうだな、重役に50本植えさせるとなると、まず、私は百本だ
ろうな」
「大変です」
「大変だ。しかし他人に何かやってもらうには、まず、頼む人間
が自分でやってみせなければ駄目だ。してみせて、いってきかせ
て、させてみる、ということばがある。私もそれで行く」
○「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば
人は動かじ」という山本五十六の言葉の原典を見る思いです。
自分が何を要求しているのかを部下にわかってもらうためには
まず、自分が率先して実行し、その上で説明し、実際に部下にや
らせて、良い点は見逃さずにほめるという繰り返しが生きてくるの
ではないでしょうか。
■佐藤文四郎と北沢五郎兵衛が声をあげた。治憲がうなずく。
「他藩の侍なら、かかる苦労は味わうまい。おまえたちに、この
ような痛苦を味わわせるのは、あげてこの治憲に藩主としての力
がないためである。許せ。いまより、この治憲が、おまえたちひとり
ひとりに酒を注ぐ。それはまず、おまえたちへの詫びである。つぎ
に、この小野川の荒地に挑むおまえたちへのはげましである。そ
して」
いつのまにか、まわりの藩士全員を見渡すように眼をあげて話し
始めていた治憲は、一段とよくひびく声をはりあげた。
「治憲がいま酒を注ぐのは、何よりも、おまえたちひとりひとりの
胸に燃える改革の火に油を注ぐためでる。どうか、胸の火を絶や
すな。この小野川の一角で、炎となって燃えつづけてくれ」
いい終ると、治憲は本当に、ひとりひとりの侍たちに、自分で酒
を注ぎ始めた。
○いつもこの箇所を読むと、場面が思い浮かび涙ぐんでしまいます。
意気に感じるということがありますが、トップにここまで言われて、
ここまでしていただいて「よしやるぞ」と思わない人間はいないので
はないでしょうか。
■治憲は大きくうなずいた。不覚にもその目には涙が滲んでいた。
治憲はうれしかった。なぜ嬉しかったのか。改革を実際に推進する
現場から、まず賛成の声があがったからである。そしてその現場
の声が、中級藩士を動かし、さらに上級藩士を動かしたことに治憲
は感動したのだ。
改革は何といっても現場が軸になる。その現場がよく理解せず
に、ぶすぶすと燻ったまま、ただ上からの押しつけだけで、仕事を
させられれば、決して納得した仕事ぶりは期待できない。不満が沸
き、不平が沸き、それはいずれくすぶって火がつき、狼煙となって
別な方向で炎をあげるだろう。治憲がいちばん心配していたのは、
そのことであった。
○全国の自治体ばかりか国や多くの学識者から絶賛された三重県
の改革は前知事の北川正恭氏のリーダーシップによるところが大だ
という評価が定着しています。それは本当ですが、知事であった北川
氏のトップダウンだけではここまで実績を上げることはできなかった
と思います。職員が知事の高邁な理念に共鳴し、協働して改革に突
き進んだからこそ、主体的な改革の実を上げることができたのだと、
職員の一人として断言できます。
今、まさにその職員の志や魂が本物だということを示していくときだ
と思います。
■「そうかな。それでは、まだ自分を変えきっていない、といったほう
がいいかな」木村は、からかうような口調だが、案外まじめなことを
いった。
「自分を変えきっていないとはどういうことですか」
「お屋形さまは、こう申された。改革というのは、制度や政治のやり
かたを変えるだけではない。何よりも大切なのは、人間が自分を変え
ることだ、と。そして自分を変えるときに、いちばんさしさわりになるの
は、古い考えへのこだわりだ、と。そして、それは自分がこのことを
絶対に変えられないのだ、と思い込んでいることだ、と。傍からみれば、
瓦のようなものを、本人だけが宝の山のように思い込んでいることが
よくある、と」
○「考え方を変えるか、あるいはその必要がないことを証明するかと
いう選択を迫られた場合、ほとんどの人は証明するほうに飛びつくも
のだ」(経済学者ジョン・ケネス・ガルブレイス)とは言いますから他人
の考えを変えるのは至難の業です。
しかし、「人間は自分がこうなりたいと思ったらそうなれる唯一の動物
だ」ということも忘れてはいけません。
■治憲は城内の各役所をまわった。時々、そうする。役人が働いている
か、怠けているかを見に行くのではなく、多くの人間と知りあいたいから
であった。
人を知るには、まず接触しなければならない。ことばを交わさなければ
駄目だ。それでなくても、一般の藩士たちにとって、藩主は雲の上の存在
である。雲の上にあがってこいといってもなかなかそうはいかない。やは
り、藩主のほうから降りていかなければ駄目なのだ。
治憲は、各役所に詰める藩士たちに、
「勤務時間は各自思い思いでよい。好きなときにきて、好きなときに帰
れ。仕事がなかったら来なくてもよい。その代わりその分だけ土を耕す
なり、木を植えるなりしてくれ。城で、議論のための議論をしたり、文章
の小さな誤りを、ああでもない、こうでもない、とただそれだけで一日を
過ごすようなことはやめてほしい。私たちのくらしが、年貢を納める者に
よって支えられていることを知ろう。それには、年貢を納める者の苦労
を、私たち自身が身をもって体験することだ」と告げていった。
○情報、特に悪い情報はトップが待っていても上がってきませんから、
常に現場へ自ら降りていく必要があります。北川前三重県知事は、幹部
だけではなく、担当の職員の顔と名前まで覚えていて庁内で会うと、気軽
に「おい、山路、少しは改革できたか」と笑顔で問いかけてきました。
後段の話は「年貢」を「税金」に置き換えれば現在の官公庁にもピッタリ
当てはまるので、自省を促されます。
■鷹山は新藩主治広に、「人君の心得」として、つぎの3条を示した。
一、国家(この場合は米沢藩のこと)は、先祖から子孫に伝えられるもの
であって、決して私すべきものではないこと
一、人民は国家に属するもので、決して私してはならないこと
一、国家人民のために立ちたる君(藩主)であって、君のために人民があ
るのではないこと
天明五年巳年二月七日 治憲
治広殿 机前
というもので、世間はこれを、「伝国の辞」と呼んだ。
この伝国の辞は、米沢藩主が交代するたびにひき継がれた。
鷹山の思想がはっきり現れている。つまり、当時の封建幕藩体制下で
は、藩主はそこの藩民を私し、単なる税源としてしか考えなかった。領民
の人格をまったく無視していたのである。しかし鷹山はそうは考えなかった。
ここで国家というのは藩のことである。藩は藩主の私物ではないということ
と、藩の民すなわち藩民はこれも私物ではないということである。つまり、
領民は藩という当時の自治体に属しているものであって、たまたまそこに
遭遇した藩主や藩士たちの私的税源ではまったくない、ということを鷹山
は宣言した。だから、藩主というのは、その国家と人民のために存在する
のであって、国家や人民は、藩主のために存在しているのではない、と
明確にいい切った。
余談だが、アメリカのジョン・F・ケネディ大統領が生きていたころ、日本人
記者と会見して、
「あなたがもっとも尊敬する日本人は誰ですか」と質問されたことがある。
そのとき、ケネディは即座に、「それはウエスギヨウザンです」と答えたと
いう。ところが残念なことに、日本人記者団のほうが上杉鷹山という人物を
知らず、「「ウエスギヨウザンて誰だ」と互いにききあったというエピソードが
ある。
ケネディは、日本の政治家として、何よりも国民の幸福を考え、民主的に
政治をおこない、そして、「政治家は潔癖でなければならない」といって、
その日常生活を、文字どおり一汁一菜、木綿の着物で通した鷹山の姿に、
自分の理想とする政治家の姿を見たのである。
しかし、ケネディが鷹山に関心を持ったのは、おそらく英訳されたこの
「伝国の辞」を読んだためだ。
○時代を越えて、国を越えて理想的な政治家には相通じるものがあるよう
です。
「お金を失うことは少し失うことである。
名誉を失うことは多くを失うことである。
勇気を失うことはすべてを失うことである」
と言ったのは、故ケネディ大統領でした。
■寛政二年十一月二十二日、鷹山は全藩士に命じた。
「現政権に対し、思うところを述べよ。無記名、密封を許す。直接この鷹山
が開披する。余人には読ませぬ」米沢藩始まって以来、いや徳川幕府始ま
って以来の、他藩にもまったく例のない宣言を、鷹山はあえてした。
現代でもおなじだが、組織人はよく、
「トップ層は、われわれの意見をちっともきかない」という。が、
「それでは、意見をきくから存分にいってみろ」といえば、こんどはこれが
なかなか出てこない。文章に自信がない、という表現上のこともあるが、そう
ではないことも多い。自分が意見だと思っていることが、実はただの不平や
不満の場合があるからだ。陰でブツブツいっているときは、いっぱしの改革
案めいてきこえるが、実際に声や文章にして、そういう私感情を削いでいく
と、らっきょうの皮をむくように、次第に実が小さくなってしまう場合もある。
○上司が「今日は無礼講でいこう。遠慮せず、意見を言え」と言っても普段
からコミュニケーションが取れておらず、信頼関係がないと本当の声はなか
なか出てきません。むしろ、ダブルバインディング現象といって、何か言わな
ければいけないが、下手なことを言うと後で大変だという二重の縛りにあって
しまいます。
部下の本音を聞こうとするのはそれほどたやすいことではなく、信頼関係、
常日頃のコミュニケーションが欠かせませんし、その声に対するフィード・バ
ックも必須です。
■鷹山は示したのである。どんな絶望的状況であっても複眼の思考方法を
持ち、歴史の流れをよく見つめるならば、閉塞状況の中でも、その壁を突破
する道はあるのだということを。
鷹山は、決して人情一辺倒のトップではなかった。かれは、はるかに柔軟な
思考と、果断な行動力を持っていた。そしてそれをおこなうのに、徳という
シュガーコートをまぶした。しかしその徳は、かれの生来のものであり、メッキ
ではなかった。まやかしものではなかったのである。率先垂範、先憂後楽の
かれの日常行動は、多くの人々の心をうった。かれが、贋物ではなく、本物の
誠実な人間であったからである。
世の中が湿っぽく、経済が思うように発展しないと、人々は、どうしても他人
を責めたり、状況のせいにしたりすることが多い。しかし、鷹山はそれを突破
した。鷹山の藩政改革が成功したのはすべて、「愛」であった。他人へのいた
わり・思いやりであった。藩政改革も、藩民のものと設定し、それを推進する
藩士に、限りない愛情を注いだ。痛みをおぼえなければならない人々への愛
を惜しまなかった。その優しさが、北風と太陽の例ではないが、人々に厚い
心の綿入れを脱がせた。それも自発的にである。綿入れを脱いで、身軽に
なった米沢藩の人々は、士といわず町民といわず農民といわず、鷹山の改革
に協力して勤しんだ。それは改革に協力することが、自らも富むことにつなが
っていたからである。
そしてそれは、富むだけでなく、他人を愛する心を復活させた。鷹山が甦ら
せたのは、米沢の死んだ山と河と土だけではなかった。かれは、何よりも人間
の心に愛という心を甦らせた。それをのぞいては、どんなに立派な藩政改革も
決して成功はしない。鷹山の治績は、そのことを如実に物語っている。
○「人間は今より3倍幸せになることがわからないと自分を変えることができな
い」といいます。かのレーニンも漁民を前にしてはロシア革命の意義を説くので
はなく、革命後の幸福な社会を説いているのです。
改革、改革と壊れたテープのように唱え、職員や住民に痛みを強いるだけで
は改革は成功しません。この改革が成功したら、どんなに豊かになるかを説き、
改革に携わる職員を労い、彼らに愛情を注いでこそ、痛みに耐えて改革を成し
遂げる勇気を持つのではないでしょうか。
トップたる者、組織が大変なときは真っ先に痛みを感じ、成果があがったとき
は最後にその恩恵に預かるという姿勢が大事でもあると思います。
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