<チェンジするための言葉>



「オバマ語録」アスペクト

(■本からの引用 ○私の意見)


■いまの自分の仕事を立派に果たしているなら、そのひとつ上の仕事につく
チャンスに恵まれると私は考えています。
 いまの仕事をまっとうしていないのに、この先どれほどのことができるのか
に気を回しすぎたら、そもそもそうした選択肢が私に与えられることはないで
しょう。

○その時々で、その立場で全力を尽くさず、組織や上司、待遇などに不満を
漏らしている人間には決して大きなチャンスは来ないし、たとえ来たとしても
それを活かすことはできないでしょう。


■真に傑出した大統領になりたいと思います。凡庸な大統領や情けない大
統領ならいくらでもいますから。

○この発言を、小泉総理の後の安倍、福田、麻生さんは何と聞くでしょうか。


■私の仕事はみなさんに対してワシントンを代表することではありません。
 ワシントンに対してみなさんを代表することです。

○立ち位置の違いを明確に説明する言葉です。政界入りし、そこから国民
を見下ろすのではなく、国民の立場で政界に乗り込むという決意を述べた
言葉だと思います。


■リーダーシップのテストとは、履歴書に書かれているものではないと思って
います。

○リーダーシップに関する本をいくら読んだからといってリーダーシップが身に
つくわけではありません。試行錯誤しながら身につけていくことで人を率いる
ことができるようになるのです。
 リーダーシップがいかに組織の命運を左右するかということについては次の
言葉に象徴されています。

「一頭のライオンに率いられた100匹の羊の群れは、一匹の羊に率いられた
0百匹のライオンの群れに勝る」

「ゴールを征服したのはシーザーに率いられたローマ人であり、単なるローマ人
ではない」


■大統領職について私が考えることは、単に大統領になりたいというだけでは
だめで、国を変える気概、卓越した貢献を果たす決意、傑出した大統領になる
意志がなくてはならないというものです。

○どんな分野においても一流になるためには、並みの努力ではダメで卓越した
努力が必要なのです。


■大統領になる前から、大統領になる準備がすっかり整っている人がいるとは
あまり思えません。

○何事においても最初から完璧の人はいません。しかし、完璧にこなすため
ベストを尽くす努力を怠る人に指導者にはなる資格はないのです。我が国の
最高指導者もマンガもいいですが、漢字の読み間違いなどしないようもっと
寸暇を惜しんで勉強して欲しいものです。


■人からこう言われるのが望みです。
 「彼は完璧ではないが、自分のミスをいさぎよく認めるし、できるだけ早く
直そうとする」と。

○「過ちを改めるにしくはなし」ということですね。トップである以上、間違ったら
いち早く認めて次善の策を講じる必要があります。


■問題は、状況が改善されていないことではありません。現状にまだまだ改善
の必要があること。そして、しなければならないことが山ほどあることが認識さ
れていないことです。

○「問題や課題はその認知度を高めなければ『問題』にならないし、解決への
道が見つからない」というテラ・ルネッサンスの鬼丸昌也理事長の言葉に共感
します。


■リベラルか保守かというレッテル貼りには反対です。アメリカの人たちが求
めているのは良識ある解決策です。

○そういう意味では「官僚は」、「政治家は」、「公務員は」、「民間は」という大
枠での捉え方には私は共感できません。言うまでもないことですが、官僚でも
政治家でも公務員でも民間でも優れた人、尊敬に値する人とそうでない人が
いるのです。


■民主主義には常になんらかの対立があります。ここは大きな国です。複雑
な国です。民主主義は面倒なものですが、その多くは健全なものです。

○民主主義については確かに面倒で手間がかかりますが、今のところ、これ
に勝るシステムはないようです。民主主義の基礎については英国元首相の
アトリーの言葉が示唆に富んでいます。

 「他の人が自分より賢いかもしれないと考える心の用意」


■この国はいまなお地球上で最も偉大な国です。軍隊の規模や経済の規模
からではありません。すべての子供が夢をかなえることができるからです。

○オバマ氏が尊敬する米国の黒人差別撤廃運動家のキング牧師の「私には
夢がある」という「黒人も白人も同じテーブルを囲む」という夢をオバマ氏が最
高指導者になって実現するのですね。


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