<リーダーになるための言葉>



『リーダーになる人のたった1つの習慣』福島正伸著 中経出版

(■本からの引用 ○私の意見)


■成功者から学ぶべきことはうまくいかないことをなぜあきらめなかったのか
ということである。

○「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」といい、失敗から学
ぶことは成功から学ぶことよりはるかに多いのです。


■私たちは毎日、未来の種をまいている

○何気ない毎日に次への投資をすることで明日への扉が確実に開かれるの
です。


■すべては自分から始まる

○指を相手にではなく、自分に向けることから始まりす。


■知恵を出しさえしれば、いくらでも問題は解決できる。みんな、やることが
増えることは、疲れることだと思っている。でも、よーく考えてみると、それは
上司である自分の出番がたくさんあるという、素晴らしいことじゃないかな。
だから、リーダーになったら、そんなときこそ本領発揮だ、出番だ、と思って
取り組めばいい

○問題や課題を認識できるということは意義あることです。少なくとも何が問
題かということがわかれば解決方法を考えることができます。問題があるの
かどうかさえわからないよりよほどましです。


■自分を信じたとき、他人を信じることもできるようになる

○まずは自分です。自分を信じて行動すれば自ずと相手も動きます。百の言葉
より一つの行動です。


■人材は選ぶものではなくて、信じて育てるものだよ
 人を育てるというのはね、人をやる気にさせることだ

○人はモノではない以上、使い捨てにはできません。どんな組織にも「2:6:2」
の原則はその比率の違いこそあれ、当てはまるものでしょう。現に生物学的にも
アリやミツバチの集団の実験でも明らかになっていますが、最下位の2を切り捨
てても6の中から新たに2が発生します。
 最上位の2をイノベーター(変革者)にしてフォロワーの6を如何にやる気させる
かに改革などの成否はかかっているのです。最下位の2は排除するのではなく、
邪魔しないようにさえしておけばいいのだと思います。


■人生はなかなか思い通りにならない。自分の努力とは裏腹に、次々と問題が
降りかかってくる。そんなとき、人は無意識にあきらめようとする。しかし、目の前
の問題から逃げても、また同じ問題が降りかかってくる。しかも、後になるほど、
問題はより大きくなって振りかかってくるんだ。問題は解決しない限り、その人間
を試すかのように降りかかり続けるものなんだよ

○困難なこと、嫌なこと、辛いことがあると誰でも無意識に逃げたいと思います。
 それはそうでしょう。わざわざ辛いことを体験してみたいという奇特な人間は希
だと思います。
 しかし、その場は逃げたからといって問題そのものがなくなっているわけではない
のでやがて、放っておいた分だけ解決困難になってまた出てきます。ここは腹を据
え、正面から向き合うしかありません。


■人はあらかじめ どこであきらめるかを決めている
 あきらめない限り、人生には成功しかないんだよ

○いつ妥協するかです。永遠に妥協しないわけにはいきませんが、少なくとも余力
が残っているのに中途半端なところで妥協などしたくはありません。
 「力及ばず敗れることは辞さないが、力尽くさず挫けることは拒否する」姿勢だけは
貫きたいものです。


■自分のことしか考えていない人間なんて、いないんだよ。相手がそう見えるのは、
自分がそう見ようとしているからだよ。悪意があるように見える人間はいても、悪意
しかない人間なんていない

○私は脇が甘いかもしれませんが、性善説に立っています。北風より太陽主義です。
自分が苦労してつかんものでも、求められれば信頼できる相手であれば提供します。
何を惜しむことがあるでしょうか。一人で持っていては宝の持ち腐れでも周りと共有
すればみんながハッピーになれ、幸福の輪が拡がるのです。


■悩んでいる時間が長いほど、抜け出たところには、強い信念が待っている

○トンネルでもその長さが長い方が出たときの光はより明るく感じるものですね。


■本当の戦略とは、みんなが勝つ戦略である

○つまり、Win-Loseではなく、Win-Winの関係でなければならないということですね。
 ウサギとカメの競争では、相手(カメ)ばかり見ていたウサギに対し、ゴールを見て
いたカメが勝ちましたが、本当は、カメがウサギを誘って一緒にゴールすればもっと
楽しかったのかもしれません。「共に勝つ」共勝の思想です。
 (「てっぺんの朝礼」大嶋啓介著 日本実業出版社参照)


■人間として生きるということはね、感動を与え、感動を得ることなんだよ。そして感
動は、本気からしか生まれないんだ

○仕事やビジネスでも型どおりの依頼や取引ではなく、そこに本気がみえるとき、相
手も真剣に対応してくれるのだと思います。


■仕事において、最高の報酬とは、まさしく感動だよ。私はこれまで、君達にたくさん
のことを伝えてきたけれど、リーダーになる人に、たった一つ、習慣にしてほしいこと
がある。それは、人を変えたければ、相手を感動させ、一緒に感動する、ということ
だ。これだけは覚えておいてほしい

○最高の報酬は少なくとも給与、対価ではないのです。「人生に必要なものは勇気
と希望とわずかのお金」(チャプリン)です。


■人は罰によって、行動するふりをし、信頼によって、自ら行動します

 信頼とは、相手をそのまま受け入れ、自分を成長させることです。相手を受け入れ
なければ、相手はこちらを受け入れることはないでしょう。そしてその上で、自分が
相手の見本となって行動するのです。信頼とは、自分を変えることによって、相手を
変えることに他なりません

○「行動するふり」は集団で作業をする際の社会的手抜きに通じるものです。
 相手を変えることは至難の業ですが、まずは自分が変わることによって相手も変
わるのではないでしょうか。例えば、自分からいつも先にあいさつをするとか簡単な
ことでいいのです。


■一番大きなきっかけになるのが、相手を感動させることです。感動は人の意識を
一瞬にして、大きく変えてしまうことがあります。
 感動は、テクニックだけで生み出せるものではありません。人と人との関係の中で
生まれる感動は、そこにいる人の思いの強さによってもたらされるものだからです。

○感動は伝播します。私がたまたま紹介していただき、感動した「涙の数だけ大きく
なれる」木下晴弘著 フォレスト出版の中の「あるレジ打ちの女性」「ある生徒の高校
受験」の話を自治体の職員研修の際に紹介したところ、読んだ方から感動したという
声が多く寄せられました。


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