<ビジネスに使える先人達の言葉>


「ビジネスに役立つ先人達の名言集」リベラル社
(■本からの引用 ○私の意見)


■勝たんと打つべからず 負けじと打つべきなり
 (吉田兼好 「徒然草」)

○「勝つと思うな、思えば負けよ」という歌がありましたね。圧倒的に不利な状況
でも勝てないまでも負けない戦い方はあるはずですね。


■驕らざる者また久しからず
 (太田道灌 「名将言行録」)

○「驕る平家は久しからず」と言いますが、いい意味の思い上がり、つまり自信が
ない者も長くは持たないということですね。


■意見をしてみるに、直ちに請け合う者に、その意見を保つ者なし
 (小早川隆景)

○真剣に聞いているならば、すぐに言う通りにするのではなく、疑問点をただしたり、
自分の意見を言ったりしてしかるべきです。


■多忙とは怠惰の遁辞である
 (徳富蘇峰)

○よく「忙しい」という言葉を喜んで口癖にしている人がいますが、自らの能力のなさ
を露呈しているようなものです。


■好機は心の準備ができている人にだけやってくる
 (パスツール)

○漫然と待っているだけではチャンスは来ないし、たとえ来たとしても気がつかず、
それを活かすことができません。つまり、チャンスの到来も努力の結果なのです。


■人を用うるには、須くその長ずる所を取るべし
 (徳川家康・『名将言行録』)

○リーダーは人の良いところを使って、つまり「個力」を最大限にしてチームの総
合力を高める必要があります。


■人を用うるの者は能否を択ぶべし なんぞ新故を論ぜん
 (織田信長)

○部下を登用するのに家柄や出身ではなく、能力主義でやった信長らしい言葉
ですね。秀吉は信長の家臣であったからこそ頭角を現すことができたのでしょう。


■天下の憂いに先だちて憂い 天下の楽しみに後れて楽しむ
 (「文章軌範」より)

○リーダーたるもの困難には真っ先に向かい、楽しみには一番最後にありつくと
いう心構えが必要です。


■この世界では、人は鉄床かハンマーかのどちらかである。
 (ロングフェロー)

○人を使うか使われるか、誰でも使う立場になりたいものですが、それには相当
な苦難も伴います。楽をしたい人にはリーダーは務まりません。


■一事を必ずなさんと思わば、他の事の破るるをいたむべからず 人の嘲りも恥
ずべからず
 (吉田兼好 「徒然草」)

○人の評価や周りの評判を気にしては何もできません。時に愚直さや青臭さ、さら
には人の意見を聞かない頑固さも必要です。


■少しの隙あらば、物の本をば、文字のあるものを懐に入れ、常に人目を忍び
見るべし
 (北条早雲)

○私も異動時間などの隙間時間をいつでも利用できるように常に本を持ち歩いて
います。


■知ることの難きに非ず 行うことのこれ難し
 (「書経」より)

○知っていることとそれを実践することの間には大きな差があります。


■人生は解決すべき問題ではなく、経験すべき現実である
 (キルケゴール)

○人生は誰にとっても「お一人さま一回限りの片道切符」。そうであるならば挑戦し
なかった後悔はなくしたいものです。
 米で90歳以上の老人に「人生を振り返って唯一後悔していること」を聞いたところ、
90%の人が「もっと冒険しておけばよかった」だったそうです。


■間違いを犯さない人は、たいてい何もしていない
 (E・J・フェルプス)

○退職時に「皆様のおかげで大過なく過ごすことができました」という挨拶だけはし
たくないと思って失敗してもいいから挑戦しようと努めています。


■之を知る者は、之を好む者に如かず 之を好む者は、之を楽しむ者に如かず
 (「論語」より)

○同じやるなら楽しんでやるに限ります。ただし同じ字を書いても「楽しむ」ことと、
「楽をする」ことは全く違います。


■優しい言葉は、ほんのわずかな簡単な言葉で表すことができます。しかし、それ
は永遠に人を揺さぶり続けます。
 人を批判すると、人を愛する時間がなくなります。
 (マザー・テレサ)

○言葉は他人に発しているようにみえますが、自分も当然聞くことになるので、卑し
い言葉、きたない言葉は自分自身に返ってきます。
 自分のためにも明るい言葉、前向きの言葉、綺麗な言葉を発したいものです。


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