<リーダーが心得なければならない言葉>


「孫正義 名語録」 三木雄信著 SoftBank Creative
(■本からの引用 ○私の意見)

■全国に何千もあるそば屋で1位になるよりも、3社しかない携帯電話事業
で1位になるほうが簡単だ。

○全然ビジネスモデルは違うとはいえ、そば屋と比較するのが分かりやすくて
絶妙ですね。


■「なぜできないか」を言う者はリーダーになってはならない。

○部下はリーダーの指示に対して「できない理由」を言うケースが多いでしょ
うからリーダーは自分では間違っても「できない理由」を言ってはいけません。


■遅すぎる決断というのは決断をしないのに等しい。

○Too little,Too lateという言葉があるように、遅すぎる小出しの決定は意味が
ありません。


■物事を成し遂げるためには足し算ではだめだ。引き算じゃなければいけない。

○フォア・キャスティングではなく、バック・キャスティング(期限からの逆算)で
着手した方が確実です。


■常に道はある。「仕方がない」とか「難しい」とかいう言葉を言えば言うほど
解決は遠ざかる。

○「頼まれごとは試されごと」と思い、「できます」と返事してから方法を考えれば
いいのです。「有志有途」-志があれば途は拓けます。


■仕事の悩みを解決するためには、もっと仕事をするしかない。

○逆に仕事の報酬は仕事です。今の仕事で成果を上げることがさらに大きな
仕事につながるのです。


■10秒考えて分からないものはそれ以上考えても無駄だ。

○拙速は遅効に勝ります。下手な考えは、休むに似たりです。時期尚早と言って
決断を遅らせていては百年経ってもできません。


■うまくいかなくてもやったことは全部将来の自分にプラスになります。

○Nothing venture,nothing gained.何も始めなければ何も得られません。


■公言して達成を目指すほうがリスクは高いが、公言するべきだ。

○日本では不言実行が美徳とされてきましたが、私は逃げ道を確保している
だけだと思います。有言して実行すること、さらには即行、今すぐにやることで
しか事は成らないと信じています。


■高次元の批判は成果を高め、低次元の批判は忍耐力を高めてくれる。

○批判は自分の言動が影響力をもってきた証拠です。自信にしましょう。


■自分の人生の成り行きを他人のせいにしてはならない。

○私は「自分で考えて正しいと思ったことは勇気をもって発言し、実行すること」
を信条にしています。


■「はからずも社長になりまして」と言うような人間は社長に向いていない。

○自分がこの会社を経営していくという強い意気込みがある人こそトップに立つ
べきだと思います。


■大きな絵を描けない者は小さな絵も歪む。

○大きな絵(ビッグ・ピクチャー)を達成するには日々、スモール・ウィン(小さな
成果)を積み重ねることです。


■ビジョンも高邁な戦略もそりゃ言うだけなら簡単だ。2行ぐらいでツイッターで
つぶやいっときゃええ、言うだけならね。

○NATO(No Action Talking Only)言うだけではいけません。


■急所を見つける。それが戦略です。戦略の元々の意味は略することです。

○マイケル・ポーターによれば戦略とは何かをしないことでもあります。


■多様性が会社を永続させる。

○アメリカがいろいろ問題はあっても民主主義国、大国、アメリカンドリームの
国として存在感があるのはダイバーシティ(多様性)、コングリマリット(複合社会)
だからでしょう。


■後継者は、創業者の考え方の本質は踏襲してほしいが、方法論は踏襲する
べきではない。

○中村邦夫社長(当時)の松下改革(現社名パナソニック)がいい例です。中村
さんは松下幸之助の創業理念は引き継ぎましたが、事業部制等の方法論には
破壊と創造で臨み、松下電器産業を復活させました。


■ロウソクは心を豊にしてくれる。電気は生活を豊にしてくれる。ロウソクの心地
よさを変えたくないとて電気を積極的に受け入れていかないと文明に取り残され
る。

○ノスタルジーに浸っていては進化はできません。美しく正しい、良き伝統とかを
残すことと便利さの追求は両立できるのです。


■今、日本はまさに幕末当時の状態ではないかなぁと思います。

○激動期であるからこそ、政界にも経済界にも志の高い卓越したリーダーが求め
られます。


■百年後の国家を語りたいなら最初に教育を語るべきだろう。

○英のブレア元首相のマニフェストは「Education,Education,Education,」でしたね。


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