<座右の銘にしたい言葉>


「『座右の銘』1300」 別冊宝島編集部編 宝島社
(■本からの引用 ○私の意見)


■明日死ぬかのように生きろ。永遠に生きるがごとく学べ。
 (マハトマ・ガンジー)

○ついつい逆に考え、永遠の命があるがごとく怠惰に流れてしまいますが、
それでは単に生きているだけになってしまいます。
 同じような言葉に「練習では試合のつもりで、試合では練習のつもりで」とい
うのがあります。


■一生懸命やって勝つことの次にいいことは、一生懸命やって負けることな
んだわ。
 (モンゴメリ「赤毛のアン」)

○「力及ばず敗れることは辞さないが、力尽くさず挫けることは拒否したい」
ものです。


■運の良い人々とは、強い信念を維持し、数々の犠牲を払い、粘り強い努力
を続けてきた人々である。
 (ジェームズ・アレン「考えるヒント生きるヒント」)

○「いかなる代償も払い、いかなる重荷も担い、いかなる困難にも立ち向かう」
(ケネディ)覚悟でないと事はなりません。


■才能とは、自分自身を、自分の力を信じることだ。
 (マクシム・ゴーリキ)

○努力を継続できるのも才能の一つです。


■初心の人、二つの矢を持つことなかれ、後の矢を頼みて、はじめの矢に等閑
の心あり。
 (吉田兼好)

○予備や後があると思うと気を抜いてしまいがちです。テニスの試合でもマッチ
ポイントは一回で決めないと逆転を許すことになります。


■時は最大の革新者である。
 (フランシス・ベーコン)

○不変に思われるどんなものも時の変化には勝てません。


■努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る。
 (井上靖『氷壁』)

○不満や批判は負の連鎖を呼び、希望はプラスの好循環につながります。


■もともと地上に道はない。歩く人が多くなればそれが道となるのだ。
 (魯迅)

○できればその未踏の道を最初に歩く勇気をもちたいものです。


■人間の人間たる価値は、敗北に直面していかにふるまうかにかかっている。
敗北とは、決して屈服ではないのだ。
 (アーネスト・ヘミングウェイ『誰がために鐘は鳴る』

○敗者と弱者は全く違います。敗者は時、運あらず勝者になれなかったといえ
ども果敢に挑戦した人です。


■人の世に道は一つということはない。道は百も千も万もある。
 (坂本龍馬『竜馬がゆく』)

○目指す頂が同じでも登頂ルートは一つとは限りません。そうであればそのル
ートで争うのは無益です。
 大同小異の意味は、小異を捨ててではなく「小異を大切にして」の意味です。


■この世に「雑用」という用はありません。私たちが用を雑にした時に、雑用が
生まれます。
 (渡辺和子)

○植物学者でもあった昭和天皇は「雑草という名前の植物はない」とおっしゃっ
たそうです。


■われ若し片足を墓に入れるとも、われは学ぶことを欲するだろう。
 (ダンテ)

○一日、生きていれば食事をし、服を着て、家に住むのに、学問をしない理由は
ありません。


■人の一生は重荷を負うて遠き道を往くがごとし、急ぐべからず。
 (徳川家康)

○とはいえ、途中では急がなければチャンスを失うこともあります。


■人生を恐れてはいけない。人生に必要な物は勇気と想像力と少々のお金だ。
 (チャールズ・チャップリン)

○ポイントは「少々の」です。必要以上に多く持つ必要はないということですね。

 「お金を失うことは小さく失うことだ。 名誉を失うことは大きく失うことだ。 しか
し、 勇気を失うことは全てを失うことだ」(ケネディ元米大統領)という言葉もあり
ます。


■外灯というのは人のためにつけるんだよな わたしはどれだけ外灯をつけられ
るだろうか(相田みつを)

○働くとは「傍(はた)を楽(らく)にする」ことであり、人は他者貢献で成長します。


■自分に誠実でないものは、決して他人に誠実であり得ない。
 (夏目漱石「行人」)

○まずは自分に正直に嘘をつかないことです。その上で「自ら省みてなおくんば
千万人といえども吾れ往かん」(孔子) の気概が求められます。


■いまだかつて一度も敵をつくった事のないような人間は決して友人をもたない。
 (テニスン)

○大過なくして大功もありえません。


■人間には、他人の幸せを喜ぶ気持ちがあると共に、場合によっては、他人の
不幸を喜ぶ、という一面がある。
 人間とは、そういう矛盾の上に生きている者らしい。

○あくまで傾向ですが、米国では誰かが成功すると「私も」と思うのに対し、日本
では「そのうち失敗しないか」と思うきらいがあるようです。
 アメリカンドリームのよき伝統でしょうか。


■能力があるということはいいことだ。だが、他人の能力を発見する能力がある
かどうかが真の鍵となる。
 「千里の馬は常にあれども白楽は常にはなし」ですね。

 しかし、「能ある鷹は爪を隠す」という言葉には私は反対です、隠したままであ
れば能力があって隠しているのか、能力がないので出せないのかわからないか
らです。


■人生は「むせび泣き」と「すすり泣き」と「ほほえみ」とで成り立っていて、わけて
も「すすり泣く」ことが一番多いということがわかってきた。
 (O・ヘンリー)

○泣いても一生、笑っても一生であれば「ほほえみ」で多くの時間を過ごしたいも
のです。


■人生は何事をもなさぬにはあまりに長いが、何事かをなすにはあまりにも短い。
 中島敦「李陵・山月記」

○何かに集中していると時間は短く感じるものです。


■末の世において道義を実践したならば、必ずその時の人々から、極端だといわ
れるであろう。もしまた、世人から極端だといわれるくらいでなければ、決して道義
ではないのであって、すなわち世俗に同調し濁った世に迎合したものにすぎない。
 (吉田松陰)

○何事も一番いけないのは中途半端なことです。


■人間はあらゆるものを発明することができる、ただし、幸福になる術を除いては。
 (ナポレオン)

○この言葉を残したということは「世の辞書に不可能の文字はない」と言ったナポレ
オンでさえ、幸福ではなかったということでしょうか。


■金を残して死ぬ者は下だ。仕事を残して死ぬ者は中だ。人を残して死ぬ者は上だ。
 (後藤新平)

○やはり人が一番の財産ということですね。


■我々は耳は二つ持っているのに、口は一つしか持たないのは、より多くのことを聞
いて、話す方はより少なくするためなのだ。
 (ゼノン)

○往々にして逆、つまり聴く二倍は話す人が多いようです。


■勇断なき人は事を為すこと能はず。
 (島津斉彬)

○経営者、リーダーの仕事の要諦は決断することに尽きます。


■ねたみを避ける最良の方法は、自分が成功に値する人間になることだ。
 (アリストテレス)

○嫉妬は「女」偏ではなく、「男」偏であるべきと言われるほど男性の嫉妬は強烈です。
 その嫉妬をなくすには他人と比べるのではなく、自分の過去と比べるようにすること
です。


■己自身を低く評価するものは、他人からも低く評価される。
 (ウィリアム・ハズリット)

○俗に自己評価は2割増しと言われますが、適正評価を通り越して、低く評価するこ
とは自信を失うことにもなります。


■袖すり合うも他生の縁
 (日本のことわざ)

○私も誤記していましたが、「多少」ではなく「他生」であり、前世を意味しています。
 つまり全く知らない人と出会ったのも前世からの縁があってのことだという意味で
す。前世からかどうかはともかく人との出会いにはご縁を感じます。


■成功するところまで続ければ、それは成功になる。
 (松下幸之助)

○絶対に雨を降らせるという祈祷師は雨が降るまで祈りをやめないだけです。
 成功することは自分の力だけでは難しいですが、諦めないことは自分の意志が
あればできます。


■結婚は多くの苦痛を持つが、独身生活は喜びを持たない。
 (サミュエル・ジョンソン)

○独身はある意味気楽ですが、喜びを分かち合うパートナーがいないという寂しさ
があります。


■倦むことなく実践しなさい。夜、眠りに入る前に「やるべきことをまだ実行していな
い」と思い出したら、すぐに起き上がり、実行しなさい。
 (ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」)

○俗にアイデアが浮かぶのは「厠上、馬上、枕上」というので、私は何か思いついた
ときのためにベッドにメモを用意しています。


■努力は幸福を手に入れる手段ではなく、努力そのものが幸福を与えてくれるので
ある。
 (トルストイ)

○イチローを見ていると努力を継続できることそのものが才能だと思います。


■努力だ。勉強だ。それが天才だ。誰よりも三倍、四倍、五倍勉強する者、それが
天才だ。
 (野口英世)

○努力に勝る才能はありません。


■社長なんて偉くも何ともない。課長、部長、包丁、盲腸と同じだ。要するに命令系
統をはっきりさせる記号に過ぎない。
 (本田宗一郎)

○役職は序列ではなく、やるべき仕事の役割を表すのに過ぎません。


■私の生涯における成功は、時機よりつねに15分早かったことにある。
 (ホレーショ・ネルソン)

○ネルソン提督の15分前行動は有名です。先んずれば準備が整い人を制します。


■夢七訓
 夢なき者は理想なし
 理想なき者は信念なし
 信念なき者は計画なし
 計画なき者は実行なし
 実行なき者は成果なし
 成果なき者は幸福なし
 故に幸福を求める者はなかるべからず
 (渋沢栄一)

 「日本資本主義の父」と言われる渋沢翁と同名なのは光栄です。(山路栄一)


■世の中にはただ面倒臭い位な単純な理由でやめることのできないものがいくら
でもあるさ。
 (夏目漱石「道草」)

○始めるより止めることが難しい場合も多々あります。


■正義がほろぶるなら、人はこの世界に住む必要はない。
 (カント)

○正義、信義は人の拠って立つところです。「信なくんば立たず」


■言葉の一つ一つは凡てが生ける言霊である。生物である。
 (北原白秋)

○日本は言霊の国と言われます。私もこの箴言集を言霊にしたいと思って配信
しています。


■私は国民の気に入らない政策もやる。
 (石橋湛山)

○支持率に一喜一憂して腰の定まらない歴代首相に聴かせたい言葉です。


■しかない、というものは世にはない。人よりも一尺高くから物事をみれば、道
はつねに幾通りもある。
 (坂本龍馬)

○龍馬の他の志士と違うところは常に先を、一段高いところから見ていたこと
だと思います。


■命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るもの也。この
始末に困る人ならでは、艱難をともにして国家の大業をなしえられぬなり。
 (西郷隆盛)

○命は惜しいですが、地位や名誉に拘っていては「志事」はできないと思います。


■事実というものは存在しない。存在するのは解釈のみである。
 (ニーチェ)

○事実、事象は同じでも、自分の捉え方、見方によってプラスにもマイナスにも
なります。そうであれば勝手に都合のいいように解釈しましょう。


■たとえ自分はもっと大きなことをする人間だと自信していても、その大きなこと
は片々たる小さなことの集積したものであるから、どんな場合も軽蔑することなく、
勤勉に忠実に誠意を籠めてその一事を完全にし遂げようとしなかればならぬ。
 (渋沢栄一)

○ビッグ・ピクチャーを実現するには日々のスモール・ウィンの積み重ねからです。


■人の歩む道も国の歩む道も結局同じことではなかろうか。ボンヤリしていては
道はひらけぬ。他人まかせでは道はひらけぬ。つまりは、われ他人とともに懸命
に考えて、わが道をひらく如くに、国の道をひらかねばなるまい。そうしなければ
ならないのが民主主義で、またそれができるのも民主主義なのである。おたがい
に三省してみたい。

○国が悪い、環境が悪いと嘆く暇があればまず自らの為すことをなし、組織や地
域ひいては国に貢献することです。


■千里の馬は常にあれども伯楽は常にはあらず
 (中国の故事)

○ことほどさように、人財を見出し、登用するのは難しいということです。



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