【一言レシピ♪】

《罪悪感への処方箋　Day 6》

罪 悪感という罠に陥りやすい五つのタイプ　－聖書は何と言っているのか－




タイプ3．「わたしは正しくなければならない」 という罠。

正しいのは神様ただお一人だけです。 しかし、 人が自分の力で正しい人間になろうとするとき、なかなかそうなれない自分に失望し、私たちは皆罪悪感に陥ります。 正しくあろうとすればするほど、神の前でその落差にショックを受けて落ち込んでしまう、という現実があるのです。


イザヤは神殿で幻を見ました。天使が飛び交いこのように唱えるこのような声を聞いたのです。

「 聖なる、聖なる、聖なる 万軍の主。主の栄光は、地をすべて覆う。」この呼び交わす声によって、神殿の入り口の敷居は揺れ動き、神殿は煙に満たされた。（イザヤ6:3-4）

そして、天に高く座している聖なる神様を見たとき、イザヤは自らの罪深さを示され絶望し、こう告白したのです。

「 災いだ。わたしは滅ぼされる。 わたしは汚れた唇の者。汚れた唇の民の中に住む者。しかも、わたしの目は、王なる万軍の主を仰ぎ見た。」（イザヤ6:5）


もしあなたが、このイザヤのように全能なる神様の御前にたった一人だけ立たされ、聖なる神様と正面から向き合うとしたならば、一番最初に取るであろうリアクションは何だと思いますか。

恐らくイザヤのように、神様のその 完璧な聖さに圧倒される と同時に、自分の罪深さを徹底的に思い知らされ、ショックでその場に倒れこんでしまうのでは？と、わたしなりに想像するのです。


漁師のシモン・ペトロもまた、イザヤのようなリアクションを思わず取ってしまった一人です。一晩中漁をしても魚が取れなかったペトロは、主イエスの言葉どおりに沖に舟を漕ぎ出し網を降ろしてみると、船が沈みかけるほどの大量の魚が取れたことに衝撃を受けました。その奇跡を目の当たりにし、聖なる神の御子の御前に一人立たされたと感じたペトロは、思わずその場にひれ伏して、このように告白をしたのです。

「 主よ、わたしから離れてください 。わたしは罪深い者なのです」（ルカ5:8）


このように、聖なる聖なる神様の御前では、誰しもがその罪を示され、その罪の重さに打ちひしがれます。

その罪をあがなうために、主イエスは全人類の過去も現在も未来も、すべての罪を担って2000年前に、カルバリーの丘の十字架で命を捧げてくださいまし た。神の御子が流された宇宙で最も尊い血潮によってのみ、あなたの罪の代価として支払われたのです。 主イエスへの信仰に依り頼む以外に、神の御前で義とされることはできません 。

神はこのキリストを立て、その血によって信じる者のために罪を償う供え物となさいました。それは、 今まで人が犯した罪を見逃して、神の義をお示しになるため です。（ローマ３･25）


つまり、神の前で正しく（義しく）される 唯一の方法 が、 イエス・キリストを救い主と信じる信仰 なのです。


しかし、そうであるにもかかわらず、人は皆、 自分の努力や忍耐や根性によって、 自分の罪をあがなおう として しまいます。しかし、罪のあがないは、罪のない聖なる神様以外にはできません。

人間がどれだけの努力を積んでも、どれだけの時間をかけても、どれだけのお金を積んでも、どれだけの厳しい難行苦行を耐えても、どれだけ賞賛されるような善行を行ったとしても、 自分の罪を自分の力で取り除くことは不可能 なのです。それほど、神の御前では私たちの罪は深遠のごとく深く、神の聖さは完全だ、ということでしょう。

事実、あなたがたは、恵みにより、信仰によって救われました。このことは、 自らの力によるのではなく 、神の賜物です。 行いによるのではありません 。それは、だれも誇ることがないためなのです。（エフェソ2:8-9）


聖なる神様は、あなたを愛してくださっています。その愛は主イエスの十字架のあがないの御業を通して示されました。

しかしそれは、 あなたが愛されるにふさわしい正しい行い人物だからということではありません 。なぜなら、神様に愛されるにふさわしい正しい行いを全て行うことは不可能だからです。

神様が示された愛とは、 あなたが罪人であったにもかかわらず 、神様の側から一方的に与えられた愛なのです。

わたしたちが まだ罪人であったとき 、キリストがわたしたちのために死んでくださったことにより、神はわたしたちに対する愛を示されました。（ローマ 5:8）


あなたが常に、神の御前であなた自身の 罪深さを認め、主イエスの救いに感謝を捧げることから一日を始める ならば、その日はどのように変えられるでしょうか。

もはや、自分自身の正しさを周囲の人たちに証明するために努力して走り回り疲れ果てることなく、平安のうちに神様に喜ばれる人生を楽しむことができるはずなのです。

恐れるな、わたしはあなたをあがなった。 わたしはあなたの名を呼んだ、あなたはわたしのものだ。（イザヤ43:1）

DAY７「罪悪感に陥りやすいタイプ４」へつづく

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バックナンバー： DAY1 罪悪感はどこから？ / DAY2 なぜ罪悪感を持ち続けてしまうのか / DAY3 罪悪感という罠に陥ってしまうのはなぜ？ / DAY4 罪悪感に陥りやすいタイプ１ / DAY5 罪悪感に陥りやすいタイプ２ /